すみれ荘ファミリア の商品レビュー
扱う題材や心情描写が凪良ゆうらしく面白かった。場面描写が分かりにくいところが多かったような気がした。
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家族って夫婦間の仲やお互いの気持ちだったり上手くやっていくのは大変なことなんだなと改めて思いました。 PMSのことは全然知らなかったので勉強にもなったし、話が進む事に明かされていく真実が凄く面白かったです!
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------------------------- 愛ゆえに、人は。 愛は欠陥品だ。それでも人は、愛を手放さない。 本屋大賞受賞「流浪の月」、凪良ゆうの反転。 ------------------------- 「わたしの美しい庭」に続く、二作目です。 下宿すみれ荘の管理人を務...
------------------------- 愛ゆえに、人は。 愛は欠陥品だ。それでも人は、愛を手放さない。 本屋大賞受賞「流浪の月」、凪良ゆうの反転。 ------------------------- 「わたしの美しい庭」に続く、二作目です。 下宿すみれ荘の管理人を務める一悟。 穏やかな日々を送っていた一悟の前に突然現れた、 生き別れた弟。 穏やかだったはずの周囲、下宿人の人たちの、 側面を見るとそれぞれが歪みを持っていて、 事態は思わぬ方向に。 最初は優しい人たちの心温まる話かと思いきや、 ミステリーのような展開で、 読み進める手が止まりませんでした。 帯の「愛ゆえに、人は。」が迫ってきます。 どんな表現でも、愛には変わりはない。 大切なものの守り方。手に入れ方。 愛している側は良くても、 愛される側にとっては迷惑になることもありますよね。 とても切ないし、悲しいけれど。 なぜか一悟のまわりには、一悟が大好きな人が集まる。 そして一癖も二癖もある愛し方をする人たちが。 何をもって間違いとするのか。 だって大好きで大切で愛してるから。 凪良さんてこんな作品も書くのか、と驚いた一冊でした。
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現実離れしたストーリーだけど、要所要所で出てくる言葉がぐさっと刺さることがあった。あとがきにあった「曖昧で安定性は皆無で、瞬間的に強くて、なのにほんの少しの衝撃で折れることもある人に不可解な心を書き続けています」という凪良ゆうさんの思い、好きです。
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下宿に住む人達の群像劇かと思いきや… 斜め上な展開‼️なのにうまくまとまっていて流石でした。 自分自身、PMSでしんどいこともあるので小説の中で取り上げてもらったのは嬉しかった。 もっと世間に広まって欲しいです。
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穏やかなストーリー展開のようでいて 愛と毒によって起こる出来事の数々、 隠れた謎、心理描写 いつもながら凪良さん 描き方が上手い。 登場人物もそれぞれにキャラが立っているのがすばらしい。 後日談としておさめた、 「表面張力」も 短い作品ながら見事にまとめられていて もっと読みた...
穏やかなストーリー展開のようでいて 愛と毒によって起こる出来事の数々、 隠れた謎、心理描写 いつもながら凪良さん 描き方が上手い。 登場人物もそれぞれにキャラが立っているのがすばらしい。 後日談としておさめた、 「表面張力」も 短い作品ながら見事にまとめられていて もっと読みたくなった。
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良い意味て途中から想像を裏切られた作品。 同じ出来事でも、 登場人物ごとに感じてること、考えていること、 その人にとっても事実が違う、ことに ハッとさせられると共に、怖さを感じる。 いやいや、まさかね、現実にはね…と思うけど、 いやいや、でもあるかもと思わされる。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
序盤はごく普通のアパートの管理人を中心とした日常生活を描写する小説かと思ったが、後半には各人の裏の顔が剥き出しになり、ドロドロしたリアルが味わえる本だった。巻末の短編も読み応えがあり、こちらも人の裏の顔の様子がうまく表れていた。自分では理解しきれない相手の気持ちは相手にとっていたって真面目で本当の気持ち。他人だから全てを理解することはできないけど上手く付き合えるようこちらも歩み寄って生きていきたいと感じた。
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下宿生活爽やかライトノベルの感覚で読んでいたら、中盤からのミステリー要素により状況が一変。頁を捲る手が止まらなくなり最後まで一気読み必至でした。
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すみれ荘という名前や管理人の性格からもほのぼのとした話と想像していたところ、下宿人みんなの、裏の顔が少しずつわかる話。皆キャラクターは違うが、熱いところ、譲れないところ、芯のあるところ、その考えに至った想いが鮮明に描かれている。悲しいことが起きるが、裏切りではなく、愛の形なのかな...
すみれ荘という名前や管理人の性格からもほのぼのとした話と想像していたところ、下宿人みんなの、裏の顔が少しずつわかる話。皆キャラクターは違うが、熱いところ、譲れないところ、芯のあるところ、その考えに至った想いが鮮明に描かれている。悲しいことが起きるが、裏切りではなく、愛の形なのかなと思うと少し温かい気持ちにもなりました!
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