すみれ荘ファミリア の商品レビュー
綺麗にストンと収まるラストがとっても良かった。文庫版にしかない(?)表面張力は人の見せない面、というところに目を向けていて好きだった。凪良ゆうさんらしく、いい読書体験だった。
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おー?おお?そういうかんじ? と全く想像のつかない流れで、ミステリー感のある本だともおもわず読んでいたので、まじか!と思いながら一気読み。読まないとわからん本ってあるし、人間の深さを感じる1冊。
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下宿ものという確立された一つのジャンル、でもやっぱり凪良ゆう作品は一味違う。 主人公・一悟が管理するすみれ荘に転がり込んできた小説家、彼は穏やかな生活に小さな波乱をもたらした。 癖が強めの住民と周囲の人。個人の欲にまみれた的外れなアドバイスを悪気もなく言う人、傍から見て善意と思っていたものは悪意だったりする人。 加筆された「表面張力」は本当にヒヤッとして良かったです。私は花なのか花瓶なのか、ちょっと考えました。 帯に「愛ゆえに、人は」とあるのですがそもそもその「愛」は愛なの?と感じました…人間は怖い。 読み終わって「ちょっと内容は軽いかなぁ」と感じたんですがそもそも富士見L文庫で刊行されたものに加筆修正して講談社タイガ文庫で発行、ということだそうです。富士見L文庫って『わたしの幸せな結婚』のレーベル…そこでPMSに毎月悩む女性が第1話の登場人物というのも驚きです。レーベル的には王道ではない作品だったのかな??
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なんとなくほんわかした雰囲気のタイトルとは裏腹に、家族を始めとする人間関係のただならなさが渦巻き流れ出してくるものがたりだった。生きていると何に遭遇するかわからない。
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愛してるから、大切に思っているから、、、、。 愛を表現するのって本当に無数にある。 いい意味で裏切られた!!!! 凪良ゆうさんの作品制覇していきたいなあ! 毎日、毎日、世界中で愛ゆえのトラブルが起き続けている。 けどそんな欠陥品である愛を、自分はどうしても手放せない。 これまでもこれからも愛ゆえの間違いを重ねていくだろう。
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凪良ゆうは「普通」を疑う価値観を与えてくれる。 会社とか普段の普段の生活で出会う、デリカシーがなくて自分の知らない価値観を排除する人にも本を読んでほしいと思う、とか書いてみる。 実際は自分も心が疲れるのを避けるために、面倒ごとを見て見ぬふりばかりしている人生だから結局変わらん。で...
凪良ゆうは「普通」を疑う価値観を与えてくれる。 会社とか普段の普段の生活で出会う、デリカシーがなくて自分の知らない価値観を排除する人にも本を読んでほしいと思う、とか書いてみる。 実際は自分も心が疲れるのを避けるために、面倒ごとを見て見ぬふりばかりしている人生だから結局変わらん。でも、それで良い。
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読みやすい。素敵な言葉が沢山散りばめられてる。最後の【表面張力】はそこまで面白いと思わなかったので星4。
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自分の想像していた展開と違って良い意味で裏切られた! 愛の複雑さって言葉では表現できないと思っているのに、モノの見事に物語として消化してくれる作品。 登場人物が人間味溢れててまるで身近な人間の出来事を読むかのようにすいすいと身に染み渡ってくるような表現。凪良ゆうさんの作品はずっと...
自分の想像していた展開と違って良い意味で裏切られた! 愛の複雑さって言葉では表現できないと思っているのに、モノの見事に物語として消化してくれる作品。 登場人物が人間味溢れててまるで身近な人間の出来事を読むかのようにすいすいと身に染み渡ってくるような表現。凪良ゆうさんの作品はずっと気になっていて、でも気になりすぎてなかなか手は出せないという中学生が好きな人に対する態度をとり続けてきたがやっと手にとれた。本当に良い。完全にファンになってしまった。
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良すぎた やっぱり凪良ゆう先生の一貫したメッセージが好き サスペンス要素もあり、読んでいて続きが気になる物語だった あとがきや短編の「表面張力」も良い。 人はいろんな面を持ち、他人と関わっている。 あとがきを読んで凪良ゆう先生のエッセイも読みたくなった
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誰かにとっての表の顔は、他の誰かにとっての裏の顔。生きていく上で想像力がいかに重要か理解した。やっぱり他人を理解するのはとても難しい。
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