情報を正しく選択するための 認知バイアス事典 の商品レビュー
心理学を勉強したことがあるのである程度の知識はあったが、それを現実世界にどう活かすかまでうまくまとめられている。知識としても覚えておくと生きやすくなると思うし、とても実用的なのでかなりおすすめ。
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認知バイアスの名称がまとめてわかる。 体感しているバイアスの名前がわかると、そのバイアスに直面したときに認識しやすくなる。バイアスだと認識できると対応、行動が変わる。 また名称がわかると、掘り下げるときに調べやすくなる。 ひとつひとつはあっさりだけど網羅的。まさに辞典。
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心理学を専攻していた私にとっては、面白く読めました。「事典」なので、一つひとつの項目について、分かりやすく簡潔に説明がなされているだけです。深い解説を求めるものではありません。他の書籍を読みながら、用語に躓いたら字を引くために使う本という位置づけだと思います。 イラストを使っ...
心理学を専攻していた私にとっては、面白く読めました。「事典」なので、一つひとつの項目について、分かりやすく簡潔に説明がなされているだけです。深い解説を求めるものではありません。他の書籍を読みながら、用語に躓いたら字を引くために使う本という位置づけだと思います。 イラストを使った説明が、本文の理解の助けになっています。心理学系のビジネス書を読む際に、用語解説の手ほどきになることでしょう。
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こういう考え方している人多いなぁと感じた。 無意識に人間は自分を守ろうと、様々な思考のクセがついているのだということがわかった。 このクセを理解し、自分は冷静に論理的に考えるクセをつけていきたい。 また、このバイアスを知らない人も、そのバイアスから抜け出せるように、手伝える...
こういう考え方している人多いなぁと感じた。 無意識に人間は自分を守ろうと、様々な思考のクセがついているのだということがわかった。 このクセを理解し、自分は冷静に論理的に考えるクセをつけていきたい。 また、このバイアスを知らない人も、そのバイアスから抜け出せるように、手伝えるような人になりたい。 印象に残ったバイアス ・ソリテス・パラドックス ・チェリー・ピッキング ・ギャンブラーの誤謬 ・ウサギとアヒル図形 ・気分一致効果 ・スリーパー効果 ・基本的な帰属の誤り ・防衛的帰属仮説 ・公正世界仮説
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3つの分野から20項目ずつのバイアス現象を紹介している本。末尾に紹介した各事項の索引も設けられており、辞書的な使い方もできる。文章もひらがなを多めに使って読みやすさを意識している印象。 一方で、本書を「本」として読む上での魅力は、各事項の紹介の中に挟まれる、一見突き放しているよう...
3つの分野から20項目ずつのバイアス現象を紹介している本。末尾に紹介した各事項の索引も設けられており、辞書的な使い方もできる。文章もひらがなを多めに使って読みやすさを意識している印象。 一方で、本書を「本」として読む上での魅力は、各事項の紹介の中に挟まれる、一見突き放しているように見えるものの温かさのある考察にあるのではと思う。特に最後の1文をはじめ、バイアスを減らし、差別のない他者理解を高めていくという目的意識は強く感じた。
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認知バイアスのを、論理学、認知科学、社会心理学の観点から述べたものとなっていた。 論理学の方は大学1年生で学ぶような統計であったり、数1Aで学ぶような論理を知っていれば避けられるものが多い印象であった。だが、実際に行われた実験が少ないのか、挙げられている例が少し稚拙であった。(...
認知バイアスのを、論理学、認知科学、社会心理学の観点から述べたものとなっていた。 論理学の方は大学1年生で学ぶような統計であったり、数1Aで学ぶような論理を知っていれば避けられるものが多い印象であった。だが、実際に行われた実験が少ないのか、挙げられている例が少し稚拙であった。(リアリティが少なかった) 認知科学の方は、ファストアンドスローの圧縮版という感じでよく見たものが並んでおり、社会心理学も似たような感じではあった。 だが、個人的に目新しいものが並んでいたのは社会心理学のパートであった。 とりあえず認知バイアスの概観を知るには良い本だと思う。
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人間のメカニズムに名前をつけて解説する本。 バイアスを知ってるのと知らないのでは だいぶ自分や他人の見え方が変わると思う。 ただ、文章や例、図の位置の不自然さが散見されて残念。 もう少し読みやすくしてくれたら尚良し。
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おもしろかったです(^^) 論理学的アプローチの章は、ちょっと理解が曖昧で追いつかないところもありましたが、おおむね満足です^_^ 身近な例も豊富で、『なるほど〜!』と思うところがたくさんありました。
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既に知っているものからなんとなくあると感じていたもの, 初めて知るものまで様々なバイアスについてわかりやすく書いてある. こんなの知っていて当然だと思うものもあるが, 当たり前と認識されがちなことに改めてしっかり向き合うことで本当の知識としてインプットできるのでよかった. 内...
既に知っているものからなんとなくあると感じていたもの, 初めて知るものまで様々なバイアスについてわかりやすく書いてある. こんなの知っていて当然だと思うものもあるが, 当たり前と認識されがちなことに改めてしっかり向き合うことで本当の知識としてインプットできるのでよかった. 内容もさることながら, レイアウトも見やすく肩肘張らないで気軽に読みたいという時にも良い. 個人的には雑誌感覚でパラパラと捲りながら読んでいる.
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※このレビューにはネタバレを含みます
ミュラーリヤー錯視は、入隅か出隅かを判断している。同じに見えても、奥のほうが長い、と脳が記憶している。 ゴムの手錯覚=拡張する自己。 吊り橋効果=ドキドキ感が恋愛感情と錯覚する。 認知的不協和=ブラック企業は仕事が面白い、と感じやすい。自分にとっての感想は、変容しやすい。変わる前に書いておく。 一度あったことは忘れない。思い出せないだけで。何かをきっかけに思い出すことがある。 単純接触効果は、第一印象が悪い場合は逆効果。 究極的な帰属の誤り=自分の成功は努力や実力のせいで失敗は運のせい、相手の成功は運のせいで失敗は実力、と思うこと。 防衛的帰属仮説=自分の属する集団に対しては、自己防衛の欲求が高まって判断が甘くなる。 現状維持バイアス=メリットよりデメリットに敏感。ゼロベース思考で防げる。 システム正当化理論=人は曖昧なことを嫌う。多少問題があるシステムでも正当化して従ったほうが楽。 チアリーダー効果(キャンディーズ効果)集団で見ると魅力的に見える。女性が男性を見るときのほうが効果が高い。 同調バイアス=周りの意見を参考にする、周りと同じようにふるまいやすい。特に周囲が同じ意見だった場合。 バンドワゴン効果とスノップ効果。 お釣りを知らない子供がいる(電子マネーの普及で)=相手の立場で考える難しさ。
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