臨床の砦 の商品レビュー
これは小説と言うよりも、コロナ禍医療現場のノンフィクションだ 我々が思っている以上の戦いが行われていた
Posted by
コロナ第3波で医療現場の激闘が綴られた書。 著者独特の柔らかく淡々とした文体ではあるが、それが却って現実感を引き出している。 自分が苦境に陥ったり、どうしていいか困窮してはいるはいるものの、どうしても完遂しないといけない時の支えになる書。
Posted by
知ってた気になっていたコロナ禍の医療現場でしたが、想像以上のことが描かれています。今だから読むべき、未来に残すべき作品です。
Posted by
パンデミックとなってしまったコロナウイルス。その最前線で闘ってくれた医療従事者の皆さんにはどれほどの感謝の言葉を贈っても足りないと思う。まさに「命がけの医療」だったであろう感染の恐怖にさらされながら、それでも現場に立ち続けてくれたのは医療従事者としての矜持や誇り、使命感だったのだ...
パンデミックとなってしまったコロナウイルス。その最前線で闘ってくれた医療従事者の皆さんにはどれほどの感謝の言葉を贈っても足りないと思う。まさに「命がけの医療」だったであろう感染の恐怖にさらされながら、それでも現場に立ち続けてくれたのは医療従事者としての矜持や誇り、使命感だったのだろうか。ただただ敬意を表すのみだ。
Posted by
これはこの先の未来にも残すべき作品だと思いました。 「こんなこともあったな」では終わらせないようにしたい。 メディアでは報道されていない、私たちが知らないところで闘い続けた医療関係者の皆さまに感謝と心から敬服します。 改めてコロナウイルスというものを考えさせられました。
Posted by
「神様のカルテ」で知られる夏川草介氏の小説。 物語は「第三波」と呼ばれた、二〇二〇年末から二〇二一年年始にかけて全国で新型コロナの感染者が爆発的に増え、多くの地域で医療崩壊が起きた時期の長野県にある中規模病院が舞台。 著者が実際に現役の医師であり、コロナ診療にあたっていたというこ...
「神様のカルテ」で知られる夏川草介氏の小説。 物語は「第三波」と呼ばれた、二〇二〇年末から二〇二一年年始にかけて全国で新型コロナの感染者が爆発的に増え、多くの地域で医療崩壊が起きた時期の長野県にある中規模病院が舞台。 著者が実際に現役の医師であり、コロナ診療にあたっていたということもあり、小説とはいえど、その当時のコロナ診療の生々しさや無力感が鮮明に描かれていました。「正解ではなく最善を尽くす」ために、地獄のような道を歩み続ける様子に、かつて職場でのクラスターを経験した当時のことを思い出しました。 現在新型コロナウイルスは5類へと移行し、すっかりと一般的な病気の一つへとなりつつありますが、その当時を知るための一つの資料としても、とても学びのある著書だと思いました。
Posted by
感想 今となっては過ぎ去ったコロナの嵐。人それぞれに思いはあるだろうが、現場の最前線で頑張った医療関係者のリアルな現状を見返すことができ、頭が下がる思いであった。 対応に正解がない中での診療。いつ終わるか分からない闘い。そんな中でも経験から最善の策を見つけ出し、活路を見出したそ...
感想 今となっては過ぎ去ったコロナの嵐。人それぞれに思いはあるだろうが、現場の最前線で頑張った医療関係者のリアルな現状を見返すことができ、頭が下がる思いであった。 対応に正解がない中での診療。いつ終わるか分からない闘い。そんな中でも経験から最善の策を見つけ出し、活路を見出したそんな現場が描かれている。 あらすじ コロナ感染が爆発を迎える時期、長野にある信濃山病院の敷島は、目も回る忙しさでコロナ対応にあたっていた。 地域で唯一のコロナ受け入れ病院、政府や自治体のチグハグな対応、コロナを受け入れない周辺医療施設への苛立ちなど、現場で感染症対策した医者がどのようにコロナに立ち向かい、どのように感じたかが描かれる。
Posted by
コロナを受け入れ側から見た現場を 初めて知った 信じられないくらい大変だった・・・ 知らなかったわ〜 ありがとうございました
Posted by
新型コロナの第三波に奮闘する長野の病院の物語。 先に続編の「レッドゾーン」を読んでいたのですが、時系列ではこちらが後になるのでネタばれなくてよかったです。 第一波、第二波と抑え込んでいたかに見えた新型コロナが第三波でパンデミックを起こし、ほぼ医療崩壊したことは記憶に新しい。 自...
新型コロナの第三波に奮闘する長野の病院の物語。 先に続編の「レッドゾーン」を読んでいたのですが、時系列ではこちらが後になるのでネタばれなくてよかったです。 第一波、第二波と抑え込んでいたかに見えた新型コロナが第三波でパンデミックを起こし、ほぼ医療崩壊したことは記憶に新しい。 自分は愛知県在住なので医療崩壊の危機に対して、そこまでのひっ迫感は無かったのですが、地方はより深刻だと認識しました。 もちろん都市の病院でも最前線の医療関係者たちの奮闘は想像すらも追いつかないと思います。 本当に日本の医療従事者や保健所などの前線での皆さんの血と汗と涙の努力には感謝しかないです。
Posted by