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正欲 の商品レビュー

4.2

1964件のお客様レビュー

  1. 5つ

    828

  2. 4つ

    693

  3. 3つ

    273

  4. 2つ

    44

  5. 1つ

    13

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2026/02/02
  • ネタバレ

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欲とは誰にも抑えれるべきものではなくて、抑えられるものでもなくて、規制されるものでもない。けれども欲があることで社会から弾劾される人がいる。 最初の記事の場面を読んだときは、なんか見たことある、いややわあ、と文章通りに受け取り、おそらくそれを読んだ人と同じ怒りや生理的な不快感を感じた。でも話を読み進めるうちに、あれ?ってなって2.3回はその記事読み返した。記事で描かれていた人たちの気もちとか葛藤を読み進めると、どんな欲が自分にあるかで生きづらさにかかわるし、もはやアイデンティティを構成しているといっても過言ではないと思った。 性欲の対象が水の動きである人に焦点がよく当たっていた。そんなことあるのか?!と正直信じられないが、どうして自分の欲が当たり前だと思っているのか、みたいな文章があって、確かにと納得した。自分の欲を満たすことが簡単ではない世界ってすごい生きづらいのだと。欲は社会と自分をつないでいるものでもあるのだと思った。他の人と共感できる本能的な部分だからこそ、つながっているということも知らないうちに自覚できる。そこが決定的に周りの人と違っていたら、自分というものに自信がもてなくなったり、否定的になったりするのかな。でも、自分と違う欲をもつ人に寄り添ってもらったり、わかってもらったりすることが正解でもないのだと思う。尊重という言葉で片付けてはいけないことだとは思うが、お互いを否定しない、それだけでいいのではないかと思った。

Posted byブクログ

2026/02/01
  • ネタバレ

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ちょっと難しかったかも 多様性を認めようって言葉の都合の良さを感じた 「この人に言っても仕方ない」っていう気持ちもどこか覚えがある気もした

Posted byブクログ

2026/01/28

メディアでは作家本人を散々見ていた朝井リョウですが初めて作品を読みました。 え…朝井リョウってイニエスタなの?って率直に 思いました。イニエスタのパスを見た時の衝撃に似てるというか。え?ここ見えてるの?その角度でパス(文章)来るの?という…どんだけ見えてるのっていう…読む前から、...

メディアでは作家本人を散々見ていた朝井リョウですが初めて作品を読みました。 え…朝井リョウってイニエスタなの?って率直に 思いました。イニエスタのパスを見た時の衝撃に似てるというか。え?ここ見えてるの?その角度でパス(文章)来るの?という…どんだけ見えてるのっていう…読む前から、多様性に対しての話というのは聞いていたけど、想像の上を?というか想像もしたことのないような本当の少数者の方と世界の話でした。 狭い世界で生きてたんだな…と感じさせられ、読んだら世界が視野が広がる…ほんとにそんな本。率直に凄い。説明するには語彙力が足りません。

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2026/01/27

2026/01/27 しんどいなー… 私も、ありとあらゆるところで馬鹿の一つ覚えのように使われる多様性という言葉にうんざりしている。 多様性といいながらも、「正しいこと」から外れた人を袋叩きにする世の中にも。 この小説は多様性がテーマだと聞いて興味を持った。 どんな風に描くの...

2026/01/27 しんどいなー… 私も、ありとあらゆるところで馬鹿の一つ覚えのように使われる多様性という言葉にうんざりしている。 多様性といいながらも、「正しいこと」から外れた人を袋叩きにする世の中にも。 この小説は多様性がテーマだと聞いて興味を持った。 どんな風に描くのだろうと。 それは私には想像し得なかった世界だったし、難しい問題だった。 きっと、分かり合いたいと思うことも、胸に秘めたいと思うことも、自由だ。 何を快感と感じるか、不快と感じるかも。 夏月達は、どんな世界だったら明日も生きたいと思えた? どんな世界だったらたくさんの人と繋がれた? 考えても考えても私にはわからない。

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2026/01/27

多様性。 令和になってから頻繁に使われるようになった言葉。 多様性が認められつつある、いい世の中になってきたんだなぁ、なんて呑気に考えていたのに…! 朝井リョウさんにぶった斬られました!! 多様性って本当はどんな意味なんだ? この社会は本当に多様性を認められているの? 本当に誰...

多様性。 令和になってから頻繁に使われるようになった言葉。 多様性が認められつつある、いい世の中になってきたんだなぁ、なんて呑気に考えていたのに…! 朝井リョウさんにぶった斬られました!! 多様性って本当はどんな意味なんだ? この社会は本当に多様性を認められているの? 本当に誰1人取り残されない、全員が、認められるような世の中なんてありえる? 一つの面から見て不快に感じるニュース、本当の本当はどんな姿だった? たくさん考えさせられる本でした。 朝井リョウさん、凄すぎ!

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2026/01/24

テーマはマイノリティ。設定は主に3人の生活がそれぞれ進行していくスタイルで、たまに重なり合い、問題が起き、悩む作品である。特にマイノリティである性的趣向からの視点で語られる世界が新しい価値観を自分に知らしめたと思う。マイノリティを受け入れる行為は時には独善的になってしまうことを自...

テーマはマイノリティ。設定は主に3人の生活がそれぞれ進行していくスタイルで、たまに重なり合い、問題が起き、悩む作品である。特にマイノリティである性的趣向からの視点で語られる世界が新しい価値観を自分に知らしめたと思う。マイノリティを受け入れる行為は時には独善的になってしまうことを自覚させた。哲学的で文学的な本作はストーリーに面白さはないが、知的好奇心を掻き立てられるような作品であった。 ー世間が判断する「性的なもの」がいかに限定的で画一的か。

Posted byブクログ

2026/01/24
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特殊性癖の読者へのカミングアウトからぐいっと引き込まれた。苦々しく感じるほどの閉塞した世界観を存分に味わえるある種マゾ的読後感。「普通とは?」「多数派とは?」・・・、いわゆる厨二病と言われかねない思考に、特殊性癖という暗黒フィルターをかけるだけで純文学に仕立てました感もあり。

Posted byブクログ

2026/01/23
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多様性、マイノリティの話 理解してもらえないと分かっているので主張せずひっそり生き、生き続けやすくするために同士とだけ繋がれたらと願った行動によりマジョリティのテンプレにはめられ誤解され法律で裁かれてしまう絶望。夏月と佳道の「いなくならないから」が救い 現実では多様性という言葉を利用しようとする人や本質的に理解していない人の声や主張がやたら大きく、歪んで理解されてしまっている事もありそう

Posted byブクログ

2026/01/21
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承認欲求ってどうしてもあるから、 LGBTってQとか+とかいっぱい増えっていったんだと思った。 今まで、気持ち悪いと思われるから、隠れるようにして生きてきた人が、受け入れられるとっかかりができて、じゃあ私もいれて、こんな人だっているんだぞって主張した結果なのかなって。 その主張も憚られる人の話 この世界に自分の居場所があると信じたいのは同じ 多数派でいないと受け入れられないのはきつい ずっと多数派でいられる人なんかいない そもそも受け入れられる必要があるのか なんであんたらに認めてもらわないといけないんだ 認めなくていいから、存在させてくれ 多様性を認める社会って言葉には自分が認める側だっていう驕りがある 認めも否定もしない それがいちばん心地いい社会だって主張かと思ったけど それって無関心ともいえるんじゃないかな みんながみんなに無関心っておもしろくない だから話そうって言葉に繋がったのか 別に共感なんかなくても、 ただ知っている、否定されない、のが理想? 難しいよう 正しいに絡め取られて人を傷つけることだらけ だからって黙ればいいとはならない 「多数派」に見えてるだけ、のこともあって 傷ついた傷つけられた、 わざとじゃない、って言ったらそれまでだけど、 知ろうとする姿勢があれば、少し違うのかなとか

Posted byブクログ

2026/01/21

5に近い星4。面白かった。 自分が今幸せな事、普通に生きていられる事に無自覚過ぎたと気付かされた。 正しい欲と書いて、正欲 この上なくぴったりなタイトルだと思う。

Posted byブクログ