六人の嘘つきな大学生 の商品レビュー
読みやすい。 作者の就職活動(人事)への怒りがとても伝わってきた。 どんでん返しもあり面白い。ちゃんと所々に伏線が散らしてある。
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大学の図書館に置いてあり、暇潰しに読んでみようと思い手に取りました。 冒頭から引き込まれる内容で二日で読破してしまいました。 キャラクターの一人一人の性格の描き方がとても上手く、読んでいる私も作者の意図にはまりながら読んでいました。 この作品を、一言で表すとしたら『良くも悪くも人...
大学の図書館に置いてあり、暇潰しに読んでみようと思い手に取りました。 冒頭から引き込まれる内容で二日で読破してしまいました。 キャラクターの一人一人の性格の描き方がとても上手く、読んでいる私も作者の意図にはまりながら読んでいました。 この作品を、一言で表すとしたら『良くも悪くも人は見かけによらない』ということ。 百聞は一見に如かず、ともいうのでまずはぜひ、冒頭だけでも良いので読んでみてください! 私事ですが、忙しさを言い訳に読書から離れていましたが、この本を読んだのをきっかけにまた、本をたくさん読もうと思いました。
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ストーリーをなぞりながらいかにバイアスが入ってしまっているかを体感できる本 どれだけ良い面だけを信じ期待を積み上げるか、不確定なそれっぽい悪い情報に踊らされるか、悪い面を裏切りと受け取り自分の人生にさえ影響を与えさせるか、それでも人を信じて強く生きるのか、期待を捨てるのか 全員から好かれる人はいないとよく言うけど、人なんていくら仲良くても全て見えるわけじゃないんだからその人その人の視点で好き嫌いあっても仕方ない 個人的にはその前提のもと大きすぎる期待をせず人付き合いしたい派ではあるのだけれど、やっぱり信じるだけ密度は濃く生きている実感もわく 伏線がきれいすぎて、かつ後出し情報もなかなか多かったので本の中で遊ばれている感は若干否めなかったけど、人と真剣に向き合うことはずっと続けていきたいと思わせてくれる本だった そして日本の就活は私も好きじゃない
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就活の嫌なとこを煮詰めた本は別にあったけど それとはまた別の嫌な感じが付き纏った作品。 後味は微妙に悪いけど展開は面白い。
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色々などんでん返しがあってとても面白かった。 嘘をつくのに大きな理由はいらないのかもしれない。 ただその人が好きとか、守りたい。 そういう気持ちやちょっとした負の感情から人は誰でも嘘をつくのだなと思った。
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本好きの知り合いに勧められて読みました。 就職活動でスピラリンクスの最終選考に残った6人、未来の同僚になると思われるメンバーで友情を深めていた。が、突然、会社都合で1人しか採用できないことになる。。 さて、どうしたものか、、といった始まりです。 関係者のインタビューシーンから、最...
本好きの知り合いに勧められて読みました。 就職活動でスピラリンクスの最終選考に残った6人、未来の同僚になると思われるメンバーで友情を深めていた。が、突然、会社都合で1人しか採用できないことになる。。 さて、どうしたものか、、といった始まりです。 関係者のインタビューシーンから、最終選考の話へと行ったり来たり話が飛ぶので、ん?あれは誰だったっけ?とか何度も、ひっくり返してしまいましたので、やっぱりデジタル書籍より実物の本は、いいな なんてことを思いました(笑) ちょっと推理要素もありなかなか良かったです。 月の裏側の話出てましたけど 当たり前の事なんだけど人にはいろんな面があって 好感を持った人の別の一面を知り、思っていた人じゃなかったと失望するのは自分勝手な考えだよな って思いました。 それにしてもここまで就職活動って大変なのが驚いた
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途中で予想した結末は、あっさりと中盤で間違いだと気付かされた。 裏の裏の裏をかかれた感じ。 読んでいる間に何度も感じたもやもやは大体すっきりとしたけれど、波多野くんの早生はかわいそうすぎる。
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これは就活を舞台にしたミステリーか、ミステリーの形を取った就活批判か。そう思うくらいに主張は立っている。だが、転職が当り前の昨今、テーマのスケールがショボく感じられるのは残念だ。
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あの人はいい人そうに見えて、実は裏ではあーだけど、やっぱりこんな一面もあるのでいい人なのかな… などと、人の本性の見抜くのは難しい。 何でも程々の距離感が必要。
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就活の話であることは知っていたので、変に意識しない為にも、自分が就活を終えてから読もうと思っていたが、気になりすぎて読んでしまった。しかし読んだ後の感想としては、むしろ就活というものに対する構え方が少し丸くなり、いい影響を与えてもらったように思う。確かに、就活の中の嘘や欺瞞については、読んでいて辟易するものがあるが、登場人物の就活後の生活や面接官側の視点が描かれていることで、自分が今置かれている状況を客観的に見ることができた気がする。 お話自体も非常に読みやすく、面白いストーリーだった。主人公が思いを寄せている時点で、嶌さんが犯人なのかなと思っていたけれど、全くの見当違いで驚かされた。グループディスカッションの結末として、波多野が犯人扱いされたのはさすがに早計だと思った。あれほど人間の裏を暴こうとあらゆう可能性を考えていた人達が、犯人は写真を撮ったのが6人のうちの誰かで20日に予定がなかった人間、という前提を疑わなかったのは少し違和感だった(森久保と矢代は脅されていたからしょうがないかもしれない)。でもそうなってしまうくらい九賀のリーダーとしての立ち回りと、グルディスの異様な雰囲気が判断能力を鈍らせたのかなとも思った。
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