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かすがい食堂 の商品レビュー

3.4

38件のお客様レビュー

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2026/02/01

「おいしい小説」好きだ!おいしい料理のそばには温かい人がいるから、読んでて安心できる。おいしい料理を自分の居場所と感じながら食べられたら、幸せなことだ! 続編もあるので、いろいろ読んでみたい!

Posted byブクログ

2026/01/27

ドラマ作りに憧れて、映像制作の会社に入ったものの、給料に合わない激務で心身ともに疲れ果て、過労と睡眠不足で仕事中にロケ先の山で滑落してケガをし、それをきっかけに20歳代半ばで退職。何かしなくてはとブラブラしていたところに、祖母から何10年も経営していた下町の駄菓子屋をやらないかと...

ドラマ作りに憧れて、映像制作の会社に入ったものの、給料に合わない激務で心身ともに疲れ果て、過労と睡眠不足で仕事中にロケ先の山で滑落してケガをし、それをきっかけに20歳代半ばで退職。何かしなくてはとブラブラしていたところに、祖母から何10年も経営していた下町の駄菓子屋をやらないかと声をかけられます。祖母もそろそろ店を畳んで隠居するつもりでいたとのことで、「駄菓子屋かすがい」を継ぐこととなります。20代なのに店に来る子どもたちから、「駄菓子屋のおばちゃん」と呼ばれて働く、春日井楓子が主人公の物語です。 第1話から第4話まで別々の4つのストーリーが描かれていますが、それぞれが繋がっていてひとつの物語として構成されている作品です。 「かすがい食堂」が始まったきっかけとなったストーリーと、「かすがい食堂」の様子を紹介すると、 きっかけは、決まって夕方に「駄菓子屋かすがい」にやって来ては、店内をひと回りしたあと、きっちり300円の駄菓子を買って帰る男の子でした。 毎回300円というのは小学生のお小遣いとしては多すぎるし、親が毎回お菓子代として300円渡しているのだとしたら、かなり贅沢で奇妙なことだと思い、楓子はふと頭によぎった想像から、ある日その300円を男の子から受け取るときに、「これってもしかして、きみの晩御飯だったりしない?」と、思い切って尋ねます。 男の子の答えは、やはり想像通りで、晩御飯代として母親から毎回300円を渡されていたということでした。しかも、お菓子でもいいと言って渡されていたことを知ります。母親はいつも夜働き、父親のいない母子家庭ということで、事情を知った「駄菓子屋のおばちゃん」の楓子は、不憫に思い、昔ここで祖母がもんじゃ焼きなどの簡単な食事を提供していたことを思い出して。その男の子に、300円で駄菓子ではなく晩御飯を提供することを決心します。こうして昼間は「駄菓子屋かすがい」、閉店後の夕方に、週2日だけその子のためだけに、店の奥の座敷で、その名も「かすがい食堂」を始めまることになります。 料理など得意でなかった楓子ですが、料理の得意な祖母の協力もあって、手作りの家庭料理に奮闘します。 その男の子ですが、初めは、食に対する興味は全くなくて、箸の持ち方もぎこちなく、口数も少なくて「いただきます」とか「ごちそうさまでした」すら言えない子どもでしたが、「かすがい食堂」に通い、楓子と一緒に食材を買いに行ったり、料理の手伝いをしていく中で(これが、「かすがい食堂」のルール)、次第に打ち解けて心を開くようになって、楓子や祖母と一緒に、楽しく晩御飯を食べるようになっていきます。 ストーリーが進むにつれて、「かすがい食堂」に通う子どもが、ひとりまたひとりと増え、「かすがい食堂」は、深刻な問題を抱えて困っている子どもたちに、束の間の居場所と、温かい晩御飯を提供して、気軽に話や相談ができる場所となっていきます。 小学生や中学生の子どもにとって、家庭というのは心から安心できる場所だと思いますが、何かしらの事情で家庭がその機能を失ったとき、手を差し伸べてくれたのが、何かと世話焼きキャラの春日井楓子さんであり、「かすがい食堂」でした。 通ってくる子どもたちひとりひとりのキャラクターが際立っていて面白く、そんな子どもたちに心から寄り添う楓子の姿に感動しながら、楽しくスラスラとあっという間に読み終えてしまいました。 また、提供される晩御飯の簡単なレシピと、その食レポも描かれていて、食卓を囲むその場の雰囲気が漂ってくる、一緒に晩御飯を食べているような物語でした。

Posted byブクログ

2026/01/05

あっという間に読み終わった。温かくて優しい気持ちになれる1冊。楓子さんが少しお節介すぎる?と感じた部分もあったけど、様々な問題を抱える子たちに真剣に向き合う姿が良かった。

Posted byブクログ

2025/05/25

図書館で借りる量に対して、読むペースが反比例している事実に気づく。 読書を楽しみたいと思う中で借りた本。 やっぱり食事系大好きです。 そして「子ども食堂」というワードに惹かれました。 これは、続編があるのだろうか? 料理をしない(できない)母親のもとで育った子供。 摂食障害とな...

図書館で借りる量に対して、読むペースが反比例している事実に気づく。 読書を楽しみたいと思う中で借りた本。 やっぱり食事系大好きです。 そして「子ども食堂」というワードに惹かれました。 これは、続編があるのだろうか? 料理をしない(できない)母親のもとで育った子供。 摂食障害となってしまった女子高校生。 本当に些細で見逃してしまいそうなことがきっかけで 子供にとっては生きづらくなってしまうのだなぁと感じます。 こう、世間とかメディアで大きく騒ぎ立てなくていいから 「あれ?」と思う違和感があった時にさり気なく手を差し伸べられる ここに出てくる楓子と祖母のような頼もしい大人でありたい。

Posted byブクログ

2024/09/15

優しい気持ちになる一冊でした! 駄菓子屋「かすがい」の雰囲気や香りが想像できる心がほっこりする物語です^^ 楓子は訳あって仕事を退職し、駄菓子屋の"おばちゃん”(25)として祖母が営んでいた「かすがい」屋を受け継ぐ。 駄菓子屋「かすがい」は地元の小学生たちから愛され毎...

優しい気持ちになる一冊でした! 駄菓子屋「かすがい」の雰囲気や香りが想像できる心がほっこりする物語です^^ 楓子は訳あって仕事を退職し、駄菓子屋の"おばちゃん”(25)として祖母が営んでいた「かすがい」屋を受け継ぐ。 駄菓子屋「かすがい」は地元の小学生たちから愛され毎日子供たちの声が絶えない。 でもその中には問題を抱えた子もいる。 貧困家庭や親の仕事の都合、摂食障害といった様々な悩みを抱えた子供たちを楓子は「食」を通じて救う物語です。 ただ "ご飯を食べれば解決!!” のような考え方ではなく、それぞれの問題に深く入り込み考えさせられる一冊でした。

Posted byブクログ

2024/08/14

8/14 食を通して子供達の生活や環境に考えさせられる本でした。食べることの大切さを教わって、食育にはとても読みやすくて良い本だと思います! 続編とかあればまた読みたいな

Posted byブクログ

2023/11/25

映像業界で働いていた春日井楓子は、激務で仕事を辞めてから祖母が営む駄菓子屋『かすがい』を継ぐ。 どうにか慣れた頃、ひとりの少年が来るたびにきっちりと三百円分のお菓子を買うのに気づく。 まさか、これが晩ご飯とは…。 これをきっかけに店の奥で、三百円の駄菓子の代わりにハンバーグを作っ...

映像業界で働いていた春日井楓子は、激務で仕事を辞めてから祖母が営む駄菓子屋『かすがい』を継ぐ。 どうにか慣れた頃、ひとりの少年が来るたびにきっちりと三百円分のお菓子を買うのに気づく。 まさか、これが晩ご飯とは…。 これをきっかけに店の奥で、三百円の駄菓子の代わりにハンバーグを作っていっしょに食べる。 シングルマザーで貧困家庭、時間もなく子どものことも見る時間がない状態では、晩ご飯も毎日作れていない。 それでいいわけはないが、どうしようもないということだろうか…。 楓子は、居場所のない子どもたちのために、みんなで囲む食事が美味しいことを気づいてもらえたらという思いもあるのかもしれない。 押しつけることもなく、自然にいっしょに食事ができるように献立も買い物も料理もできる範囲でいっしょにすることで得られることもたくさんある。

Posted byブクログ

2023/09/23

駄菓子屋の楓子さんが助けを必要とする子どもたちに食べ物を通して、諦めたらいけないこと、自分を大切にすること、なりたい自分になれること を伝えていきます とても素敵なお話しでした!

Posted byブクログ

2023/08/10

人間は何のために食べるのか?その問いに答えを探し、さまよっている子供たちがでてくる。いや、答えを探しているのは子どもたちではない。何に困っているのかも分からない子どもたちに寄り添い、いっしょに答えを探している駄菓子屋かすがいのおばちゃん楓子が主人公の物語である。献立を決めて、買い...

人間は何のために食べるのか?その問いに答えを探し、さまよっている子供たちがでてくる。いや、答えを探しているのは子どもたちではない。何に困っているのかも分からない子どもたちに寄り添い、いっしょに答えを探している駄菓子屋かすがいのおばちゃん楓子が主人公の物語である。献立を決めて、買い物に行き、調理をする。そんな当たり前のことが当たり前ではなくなっている子どもたちがでてくる。いや、コンビニ弁当やUber eatsが大活躍の現代では、どちらが当たり前か、、?毎回の食事風景からは、たちのぼる湯気や鼻をくすぐる匂い、美味しい物を食べた時の笑顔まで見えてくる描写で、こちらまでお腹が空いてくる。やはり、食べることは幸せに生きることだな、と思う。

Posted byブクログ

2023/05/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

まさかこんなにかわいいほのぼのした表紙の本が子どもの社会問題に切り込んだお話だったとは。 摂食障害の子以外はシングル家庭の貧困問題。 子どもに関わる問題はどうしても親が絡んでくるから難しいんだよね。 親のプライドが邪魔をして支援の手を拒んでしまう。 でも食べられなくて困るのも食に関しての正しい知識やマナーが得られずに困るのも子ども。うーん辛い。 結局こんな時に一番早く気づいてあげられるのはかすがい食堂のような場所なんだろうなぁ。 子どもだけでは得られる情報が少なすぎる。 だから大人の力が必要なのよね。 だから親のプライドなんて捨てて支援の手を掴んでもらいたいと思う。 「人に頼ってもいい」これが実はすごく難しい。 たぶん私の人生の永遠の課題。 でも子ども達には知っていてほしい。 偽善だと思うかもしれない。 その時は理解できないかもしれない。 でも自分から助けを求めたら助けてくれる人は必ずいると知っていてほしい。 今を生きる子ども達がみんな幸せであってほしい。 そんな風に思ったお話でした。

Posted byブクログ