おまじない の商品レビュー
「くもをさがす」を書いた人の小説だなと思った。 今まで読んできた「サラバ 」や「i」のような過激さや残酷さは少なくて、より西さんのおおらかさやファンキーさが出ている話だった。 どの話もすてき。
Posted by
元気がない時、このユーモア溢れる 短編種が心を満たしてくれます 「その人が望む自分でいようと努力するんです」 「正直なことと、優しいことは別なんだ」 個人的に「孫娘」が一番好きでした。 どうしようもなく、独りで悩んでいる夜に オススメな一冊。
Posted by
初めての西加奈子先生。自分の性格が嫌になり生き辛く感じた時に読みたい作品。 孫係がとくによかった。相手の顔色を伺い、その場に合った自分を繕うことが重なりとても面白かった。 人に合わせすぎて、本当の自分のしたい事や言いたい事が分からなくなり疲れて無気力になる。 年に数回、自分のそう...
初めての西加奈子先生。自分の性格が嫌になり生き辛く感じた時に読みたい作品。 孫係がとくによかった。相手の顔色を伺い、その場に合った自分を繕うことが重なりとても面白かった。 人に合わせすぎて、本当の自分のしたい事や言いたい事が分からなくなり疲れて無気力になる。 年に数回、自分のそういった性格が嫌で誰とも会いたくなくなる時がある。 やはりまだ自分の性格を好きになることはできないが、だんだんと受け入れられるようになった。 おまじないもそんなきっかけをくれる作品だった。 また、そう言った感想を他にも見るので自分だけではないのだと安心できた。 全て読んだ後に作品名の良さを改めて実感した。
Posted by
孫係の話がジーンと読んでいて響いた 自分じゃない誰かになりきる係だと思ってやればいい 仕事での自分、家族で居る時の自分、友達と居る時の自分全部違うからこそ演じてるような気が昔からしていたのでそれでも良いんだと心が軽くなった 自分を慰めてあげられるような本だった
Posted by
たとえばタイトルを隠されて読んだとしても『おまじない』という言葉が思い浮かんだんじゃないかと思う。それくらい、気持ちの沈んだときに効く言葉が散りばめられている。ある人にとってはホームのような、居心地のいい人から発せられる言葉に私も救われた。
Posted by
女性、少女が主人公の短編集。どの物語にもおじさんが出てきて、女性たちの心に寄り添う。初めましての西加奈子さんでした。「孫係」というお話が好きだったな。演じることが「優しさ」であるということその通りだなぁと。 色々な女性が出てきて、1歩前に進むお話なので悩んだ時とかに読み返したくな...
女性、少女が主人公の短編集。どの物語にもおじさんが出てきて、女性たちの心に寄り添う。初めましての西加奈子さんでした。「孫係」というお話が好きだったな。演じることが「優しさ」であるということその通りだなぁと。 色々な女性が出てきて、1歩前に進むお話なので悩んだ時とかに読み返したくなる1冊。
Posted by
さまざまな悩みをもった女の子、女性たちが登場する短編集。 「孫係」にすごく共感した! 本当は腹黒く性格が悪いのに、相手が望む自分を演じることに疲れる(罪悪感)ということは優しいってことだ、というおじいちゃまの言葉がすっと心に入ってきた。 相手の意見に流されて自分を見失いがちだ...
さまざまな悩みをもった女の子、女性たちが登場する短編集。 「孫係」にすごく共感した! 本当は腹黒く性格が悪いのに、相手が望む自分を演じることに疲れる(罪悪感)ということは優しいってことだ、というおじいちゃまの言葉がすっと心に入ってきた。 相手の意見に流されて自分を見失いがちだけど、今自分は「物分りのいい部下」を演じている、などと考えられるようになり気持ちが楽になった。 また読みたい1冊
Posted by
「あねご」 誰かに認められたい。誰かに”この自分“を認められたい。 誰かにあなたは居てもいいんだよ。って言ってもらいたいから、苦しくてもこの自分を演じるけど。そんな自分を否定したくなる瞬間もある。 枠にはまった自分を、たまには肯定してもいい。と思える話。
Posted by
大好きな西さんの本を久しぶりに読みました。 どれもとても良かったけど、孫係に感情移入しすぎてまじでそれ、と思いすぎました。 こんな老夫婦になりたいです。 西さんの言葉はいつも私を安心させてくれます。 私はいい子だと思ます。ありがとうございます。
Posted by
短編集。 主人公の女性たちは全員、何かしらの『役割』をこなして生きているような。その葛藤を書いている。 全部あっさりと読みやすかった。 人生の詰まりを感じたときに、ふと読み返したくなるような小説。
Posted by