教えないスキル の商品レビュー
スペインの強豪アトリティコマドリードの女子監督をした人は、どんなふうに選手に指導するのか気になり読みました。 サッカーの指導方法が、書いてあるのかと思いましたが、どちらかというと子供の教育に関わることの記載が多くありました。 良いところ 日本の教育文化とスペインの教育文化の違...
スペインの強豪アトリティコマドリードの女子監督をした人は、どんなふうに選手に指導するのか気になり読みました。 サッカーの指導方法が、書いてあるのかと思いましたが、どちらかというと子供の教育に関わることの記載が多くありました。 良いところ 日本の教育文化とスペインの教育文化の違いが、自分で考えて意見を言えることとの違いと言うことに気づきました。 今後に取り入れたこと 子供への質問の仕方について主語は、子供と言うことを意識し、オープンクエッションで質問する。 沈黙した場合でも焦らず、待つ。 これにより、自分がどうしたいのかを表現する場を少しでも多く作るようにしていきたいです。 これにより、
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最初からできたわけじゃなくて、葛藤もしながら浸透させていったんだな。 特に真新しい内容とかではなく、でもこういう視点のない人は多くいるんだろうなって内容がほとんど だからこそ、いろんな感情を抱えながらも粘り強く向き合って乗り越えてきたんだなとも思う。 つもりは最大の壁だし、実体験...
最初からできたわけじゃなくて、葛藤もしながら浸透させていったんだな。 特に真新しい内容とかではなく、でもこういう視点のない人は多くいるんだろうなって内容がほとんど だからこそ、いろんな感情を抱えながらも粘り強く向き合って乗り越えてきたんだなとも思う。 つもりは最大の壁だし、実体験なところに価値を感じる 自分が試行錯誤してる部分もあるので参考になるかも 中にいる人たちは自分たちの古い体質をわからないものなのかもしれないな 正直スポーツよりゲーム業界の方が先をいっていると感じる部分は結構ある ペティコミテ不要と解決策も一緒に言えはマジで大切だな。 格ゲーマーの人たちが話してた時もなんで?ってその人なりの気遣いだったんだ、完全に煽りだと思ってたって話してたな。 誰かの尊重だけでなく自分の尊重も同じくらい大事な気がする 自分は無理やりさせられた習い事があった人だから、小学生になると本当に来たくて来ている子が圧倒的ってマ?となるw他はやりたくてやってたけど、唯一やめたいといった習い事、やめさせてもらえなかったからなぁ どうしたい?などの問いかけは重要だと自分の中であったがやっぱり問いかけに尽きるんだな eスポーツを見ていると言語化や教える人が多く感じていて、自分なりの試行錯誤の経験と純粋に楽しんできた気持ちがそうさせていると感じるし、そういう意味ではゲーム界隈のが一歩先をいってるように見える。もちろん全部の話ではないけど 大人に教えてもらうもののスポーツとの違いを感じたんだよなぁ 質問して身構えた話も発言に対して必ず何か返してくる話もスペイン?それができてなかったって反省の後に、スペインで指導者の道を歩み始めて、普通に話聞いてやりとりして驚いたという話が出てきて、練習して尊重できるようになったという話の流れが崩れたと感じてよくわからなくなった。 言語化は言葉が先になる人が一定数生まれてしまうから怖い 定義の定義がズレるくらいなので、定義が同じでないまま話が進むことは多発するからすり合わせは重要。 主観はそれぞれだからこそ言葉に意味が定義されているが、捉え方でいくらでも変わるし、主観を混ぜる人も一定数いる。 上手いゲーマーとかだと自分はこの範囲を知ってるなど、言葉1つに対しても正確に伝えようとする姿が見受けられる 学校、寮、クラブに情報共有されすぎるのって怖くないのかな メリットはわかるが、そこでの自分を知らない場所って必要な気もするけど 丸いテーブルの話を見て、そういえば地球って丸いよなぁって改めて考えた ビジネスは私ができるようになりたいから勉強するが働き方改革で叶わなかったりする スペインは他者へのリスペクトが高いとずっと言ってたけど、そんな国でもフットボール連盟会長みたいなのもいるし、人種差別や性差別と直面したとも話していて、言うほどじゃないんだなって思いました 気にかけてくれたハシモトさんの話があったからテヘラン生まれなのに少し驚いた
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教えないスキルという本題と人材育成という副題があり、ビジネススキルの本に少し寄せているのかと思いきや、サッカーの指導方法の実用的な物。 サッカーのコーチに限らず指導という言葉がはいると、教えるという事に考えが偏ってしまうが、最新のサッカー指導(育成年代)について語られている。 著...
教えないスキルという本題と人材育成という副題があり、ビジネススキルの本に少し寄せているのかと思いきや、サッカーの指導方法の実用的な物。 サッカーのコーチに限らず指導という言葉がはいると、教えるという事に考えが偏ってしまうが、最新のサッカー指導(育成年代)について語られている。 著者の実体験と経験が書かれているので、理論ではなく実体験として伝わってくるものがあり、押しつけがましさが無いのがよい。 サッカーだけではないかもしれないが、育成年代とのかかわりをもつ指導者と呼ばれる人には必ず読んで欲しい本。 以下印象に残った言葉の備忘 指導、教えるは主語がこちら側になっている どこまでストイックにサッカーだけに打ち込ませる必要があるのか。一流選手も酒を飲んだり遊んだりして切り替えをしっかりしている 自分の感情に距離をおく。その言葉に指導育成として何の意味があるのか考える(「右!、シュート!」の言葉に育成の意味がない) 結果は相手がいる事で自分事ではない 自分の考えている事、やったことにフォーカスして結果にこだわらない 同じ問いでも、ダメだしの問いが多い。考えさせる問いをすること(「なんで右に出したの?」=左に出してよというダメ出しになってないか?) 全ての練習が考えて判断させることが必要 失敗できる環境を作る 教えると脳が休止する(言われたことをやるようになる) ホワイトボードでの説明はしない(自分で考えなくなる) 考えないで教えられると、知っている事しか見えなくなる(伝達ばかりだと考えない) サッカーの答えに正解は無い 自分たちで戦術も考えるべき(指導者が与えるべきものではない) 心地よく学べる場にする
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教えない。 受け入れる。 創造させる。 フットボーラーを作る前に、人を育てるのだ。 良い本だったけどサラサラ読みすぎて終わってしまった。 もっかい読もう。
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「育成」ってどういうことを言うのだろうか。 指導者が「教える」のではなく、選手が「学ぶ」環境を整えることが大切。 失敗すること、間違うことを通して、選手たちが何を学ぶのかを見ること。 短期的な結果だけで判断をするのではなく、長期的な目線で見守ることができなければ、育成とは言えない...
「育成」ってどういうことを言うのだろうか。 指導者が「教える」のではなく、選手が「学ぶ」環境を整えることが大切。 失敗すること、間違うことを通して、選手たちが何を学ぶのかを見ること。 短期的な結果だけで判断をするのではなく、長期的な目線で見守ることができなければ、育成とは言えないと思う。
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自分はスペインリーグにそんなに詳しくないのですが、 ビジャレアルというサッカーチームは 他のチームよりも育成が得意なようです。 この本は、そんなビジャレアルでコーチ・監督をされていた 日本人著者(何と女性!)による ビジャレアル流のサッカーコーチングの手法の紹介。 細かいサッカ...
自分はスペインリーグにそんなに詳しくないのですが、 ビジャレアルというサッカーチームは 他のチームよりも育成が得意なようです。 この本は、そんなビジャレアルでコーチ・監督をされていた 日本人著者(何と女性!)による ビジャレアル流のサッカーコーチングの手法の紹介。 細かいサッカーのトレーニング手法というよりも もう少し抽象的かつ大きな視点から見たときの 育成の考え方を述べた本で、 ビジネスを意識しているのかサッカーに限らず、 ビジネスの場面にも十分応用が効くような内容になっています。 内容自体は結構、ベーシックな当たり前のようなことが多いですが、 サッカーの育成手法の進化を感じ取れる本でした。 (ビジャレアルも最初からこのやり方を歴史的にやっていたというよりも、 変革を通じて新しい手法に進化していったという本の構成になっています。)
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「教えない」 「怒らない」 「決めつけない」 ことが大事なのではなく、 「選手一人ひとりと向き合うこと」が大事なのであり、 「クラブがどういう選手を育てたい(チームをつくりたい)」のか、が大事なんだと思った。 中長期的な視点に経って、個別最適ではなく。 全体を考えないと難しそう...
「教えない」 「怒らない」 「決めつけない」 ことが大事なのではなく、 「選手一人ひとりと向き合うこと」が大事なのであり、 「クラブがどういう選手を育てたい(チームをつくりたい)」のか、が大事なんだと思った。 中長期的な視点に経って、個別最適ではなく。 全体を考えないと難しそうだな…と思った。
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サッカー指導の話だけかと思っていたが、ビジネスの分野でも役にたつ内容がスペインと日本の対比もあり、参考になりました。 「監督と選手の役割はあるけど対等であること。」 子どもたちとサッカーをする際の声かけなどもより意識したいと感じた本でした。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
スペインのサッカーチーム「ビジャレアル」で行われたコーチや選手の意識改革について、コーチとして携わった著者が解説している。 タイトルにもある「教えない」ことは、教える方も教わる方もメンタルが強くないとやっていけない。 専門家を招き心理学に基づいた改革を行ったことで、チーム全体が良い方向に向かうことができたという。具体的な声掛けの例などが載っており、参考になった。 作者の佐伯さんは女性で、スペインのサッカーリーグで監督まで務めたことがあるという。全然知らなかった。
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日経ビジネスに載っていて?興味を持った。 サッカーのことなんて全く興味ない私だが、子育てや、仕事で育成の立場になった時に必ず役に立つと思える本だった。 プロでなくなった選手の60%が5年で自己破産しているという事実には驚き、この本の重要性を感じてからはどんどん引き込まれていった...
日経ビジネスに載っていて?興味を持った。 サッカーのことなんて全く興味ない私だが、子育てや、仕事で育成の立場になった時に必ず役に立つと思える本だった。 プロでなくなった選手の60%が5年で自己破産しているという事実には驚き、この本の重要性を感じてからはどんどん引き込まれていった。 冒頭の、「選手じゃなくなった時の彼ら」に責任をもとう。という言葉に強い衝撃を受けた。 スポーツ選手は、プロでなく学生であっても、それを続けられなくなった時の人生への絶望感は大きいに違いない。このマインドはきっと誰にでも必要なものだと思った。 子供の習い事を選択するときも、どんな環境を作ってくれる場所なのか?というのをしっかり比較して決めたいと思えた。 知り合いには、たくさんの習い事をこなすように行なっている子供もいるけれど、きっとそれでは本人にとって良いことはないかもしれないとも考えさせられた。 以下、抜粋とメモ。 ・コーチがカメラやマイクをつけて、お互いにアドバイスし合う。 素晴らしい。会社でも同じようなことができたら、優秀な指導者が育ちそう。 ・発する言葉を仕訳して、意識して選ぶ。 会社でもそうだし、子供に対してもそう。ただのネガティブな声掛けになっていないか?は振り返る必要がある。 ・「とにかく一周しておいで」仮に自分が信じているものがひとつあるとしても、一度ぐるっと回って違うものを見てきたらいい。それでも前居たところが良ければ、戻ってくればいい。 会社でコロコロ組織改革が行われたりするが、それも同じ。やってみないとわからないし。やればよい。 ・感情を対岸から眺める。感情と距離を取り、賢く取り扱う。 ・「ここだけの話」が多い組織は成長できない組織。 じぶんもそれはしないようにしたい。 ・言いたいことがあったら言いに行く。問題を持ち込む時は解決策も添付する。 それで、あなたはどうしたいの?という言葉は、子供に対してだけではなく、上司としても聞きたい。 ・自分の力が及ばないことは気にしない。執着しない。 では自分が行動すれば変化が起きるものは何?と考える必要がある。 ・主語を相手ではなく自分に変えて、できることをやる。 ・日本の選手は自ら考えて動けない。 ・スペインの教育現場では、教師の発言に反応する生徒が多い 自分の留学の時も感じたこと。向こうの人たちって、すぐ喋る‼︎ ・いいね!は無意味。へえ、なんでそうしたの?で、理由を教えてもらう。問いかけは、質の高いフィードバックになりうる。 ・ネガティブ(感情的)なフィードバックは、態度や取り組みに対してはして良い。チームの一員として良いことではないから。スキルに対しては、伸び代は誰にもわからないので、サポートするようなポジティブなフィードバックを。存在否定はもちろんNG。 彼はセンスがないから定型を中心に、とかは会社でよく聞くことだが、変わらぬサポートをする必要あり。 ・ネガティブフィードバックは、サンドイッチ話法で。いいところ、改善点、期待。 ・指導者は、選手の学びの機会を創出するファシリテーターに過ぎない。が指導哲学のベース 子育てと同じ。会社でもそうかな。 ・教え方が上手い、というスキルではなく、学べる環境を作ることが育成術の生命線。考える余白を作ってあげる。学びたいと自然に意欲が湧くような環境を整備する。 ・社会に近づける取り組みを大人がする、接点を作ることが大事。持続性のある事前活動への取り組みなど。一般社会との接触が乏しい選手たちにぱんぱんに予定を詰め込むだけでなく、社会経験を積む機会を。 一般の子供には当てはまらないかもしれないけど、厳しい習い事をさせ過ぎないように気遣いたい。
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