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教えないスキル の商品レビュー

4.2

50件のお客様レビュー

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2021/08/10

競技育成だけでなく、育児にも応用できる内容。筆者曰く、禁止事項が多い日本の社会は「生き易いが、息苦しい」 人生100年時代を生きる子供たちが養っておかなければならない力である判断力、認知力を育てるには、多くの選択肢の中から自分で選択する機会が必要。私も子どもにあれこれ言わず、二者...

競技育成だけでなく、育児にも応用できる内容。筆者曰く、禁止事項が多い日本の社会は「生き易いが、息苦しい」 人生100年時代を生きる子供たちが養っておかなければならない力である判断力、認知力を育てるには、多くの選択肢の中から自分で選択する機会が必要。私も子どもにあれこれ言わず、二者択一でなく、自分で選んで選ぶことが当たり前にしたいと思った。

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2021/08/08

・スペインでは、チーム全員を試合に出す。小学生年代では、全員の最低出場時間が決まっている。⇒日本の育成年代でも、試合に出すのは絶対。すべての子供達の将来のため。 ・声掛けに意味はあるか?ただの発言は意味がない。ポジ、ネガ、各選手への回数。 ・指導者の指示に意味はあるか?選手たちが...

・スペインでは、チーム全員を試合に出す。小学生年代では、全員の最低出場時間が決まっている。⇒日本の育成年代でも、試合に出すのは絶対。すべての子供達の将来のため。 ・声掛けに意味はあるか?ただの発言は意味がない。ポジ、ネガ、各選手への回数。 ・指導者の指示に意味はあるか?選手たちが何を思って判断したのかを聞くことで、選手も考え、指導者も考える。 ・選手に意図を尋ねる。堂々と自分の意見を言える子どもたちを育てたい。学校教育が変わる必要はあるが。。。 ・フィードバックの要素は、①姿勢、②スキル・才能、③存在。厳しく指摘していいのは①のみ。②は主観的、一時的な評価しかできないから、各個人に考えてもらうしかない。③は指摘の対象ではない。 ・言葉の定義・共通意識を作ることが大切。「ラインをあげる」という言葉や、「ボールを走らせる」という言葉は、曖昧。各人で認識が変わりうる。それを選手が、指導者も含めて同じ認識に、丁寧にすり合わせていくことが大切。 ・チームミーティングを減らして、1on1を増やした。沈黙は思考していないこととは別。もっと引き出すことにより、驚くべき量の情報を得られるようになった。 ・主語を選手にする。「パスして!」ではなく「僕らはこうしたい」という答えを追求する流れを作ろうとした。 ・スペインでは小学生は75分以上トレーニングしない。中学生以上ではプロでも90分以上はしない。試合に近い環境で、集中ができる時間に集中して練習する。 ・日本は全面禁止の上に許可ゾーンがある。スペインは全面許可の中に禁止ゾーンがある。後者にしていかないと、自分で考え自由に活動する人材は出てこない。

Posted byブクログ

2021/06/21

どのような声掛けをするかという点について、 とても勉強になったが、 大事な内容がもう少しまとまって記載されていると、 もっと読みやすいと思った。

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2021/06/16

 少年野球の父兄でありコーチである自分にとって考えさせられた一冊だ。この本のエッセンスをひとつずつでも取り入れてみる。  ただ日本のスポーツチームがここまで改革するには父兄、社会のパラダイムシフトが必要だ。実はパワハラ監督を非難し「伸び伸び」などと綺麗事を言う父兄達は、会社や家で...

 少年野球の父兄でありコーチである自分にとって考えさせられた一冊だ。この本のエッセンスをひとつずつでも取り入れてみる。  ただ日本のスポーツチームがここまで改革するには父兄、社会のパラダイムシフトが必要だ。実はパワハラ監督を非難し「伸び伸び」などと綺麗事を言う父兄達は、会社や家では子供達や部下にきつくあたるという実は監督と何も変わらない同じ穴の狢。  やり方を変える勇気とその改革の意味づけを関係者一同とコンセンサスを取る事が重要だと感じた。

Posted byブクログ

2021/06/16

鳥肌が立つくらいサッカーが好きな人が教える自分で学ぶスキル コーチと選手の関係だけでなく育児(こどもとの関係)会社(上司部下の関係)すべてにおいて役立つ、基本となる知識。自分ができることは、学ぶべき人が自ら学べるようサポートすることだけだ。教える、という考え方自体が驕りである。...

鳥肌が立つくらいサッカーが好きな人が教える自分で学ぶスキル コーチと選手の関係だけでなく育児(こどもとの関係)会社(上司部下の関係)すべてにおいて役立つ、基本となる知識。自分ができることは、学ぶべき人が自ら学べるようサポートすることだけだ。教える、という考え方自体が驕りである。自らについても「教えてもらう」より「学ぶ、学び合う」ことが大事。人を育てる、自分が成長するために基本となることが、わかりやすく、実感を伴って書いてあり、共感しました。実行は難しいけれど、考えがかわるだけで、人と関わるあらゆる場面で役立つと思います。 また、最終章で記載される女性として、外国人としての経験。そしてサッカーが大好きなんだという気持ちに、胸打たれました。文句なく良書です!!

Posted byブクログ

2021/06/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

女性として初のスペイン男子リーグ(3部)の監督に就任した佐伯夕利子さんの著書。指導者が教えるスキルから教えないスキル重視に変化することで、選手が自主的に考えられるようにする育成術。 ・自分の力を伸ばすには、学び→学び壊し→学び直しの繰り返しが必要。 ・オープンクエスチョンによって気づきを促す。しかし、このときの「どうして?」の声かけが誘導にならないように。 ・問い続けることで、選手に思考する習慣を。 日本人は頑張る文化はあるけれど、自ら考える文化はない。 ・いいね!は無意味。ナイスパスで終わらずに、ナイスパス!どうしてそうしたの?までが必要。 ・なんでも許すわけではない。態度や姿勢を叱る。適正や存在、考え方は叱らないように。 ・既読スルーの法則。既読スルーに対する考え方はさまざまであること。また、自分で変えられること、自分でどうにもできないことであることを認識することが重要。 ・支配すればするほど、練習時間は延びる。授業も同じ(笑)

Posted byブクログ

2021/06/10

自分もサッカーは勝利至上主義者のようなところがあったので今回紹介されたビジャレアルのやり方は衝撃的。明らかに見方が変わった。今後日本にビジャレアルのような育成方針のチームが現れたら一発でサポーターになってしまうかも。 それにしてもビジャレアルの環境、素晴らしいのは十分理解出来たけ...

自分もサッカーは勝利至上主義者のようなところがあったので今回紹介されたビジャレアルのやり方は衝撃的。明らかに見方が変わった。今後日本にビジャレアルのような育成方針のチームが現れたら一発でサポーターになってしまうかも。 それにしてもビジャレアルの環境、素晴らしいのは十分理解出来たけど資金はどこから捻出してるのだろ?観客数やグッズだけではとうてい足りないと思うのだが。

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2021/06/04

日本のスポーツ界だけだでなく、企業も人材育成のありようを変えていかなくてはならないし、まだ道半ばだと痛感した。

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2021/05/16

この本は、子供を持つ親だけでなく、部下を持つ上司にもとても響く内容になっている。 「自分で考えて行動しろ」、「失敗を恐れるな」といったことはよく言われるが、いざ実践するのは難しい。 佐伯さんは自らの経験を経て、下記のような「教えないスキル」を見出していく。 ・自分たちではなく...

この本は、子供を持つ親だけでなく、部下を持つ上司にもとても響く内容になっている。 「自分で考えて行動しろ」、「失敗を恐れるな」といったことはよく言われるが、いざ実践するのは難しい。 佐伯さんは自らの経験を経て、下記のような「教えないスキル」を見出していく。 ・自分たちではなく、伸ばしたい相手を主語にする ・考える癖をつけるために、考える余白を与える ・一方的なコーチングではなく、問いを投げかける ・心地よく失敗できる環境を整える 日本は「生きやすいけれど、息苦しい国」。そんな日本を変えるきっかけになってほしい。

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2021/05/03

・learn(学び)→Unlearn(学び壊し)→Relearn(学び直し) ・指導者の役目は「失敗しないように導く」のではない。失敗を恐れずに踏み出せる子、失敗を糧にできる子を育てる事。そのためには人と人との関係性を対等にしていくことが重要。 ・トップレベルのチームでも小学生年...

・learn(学び)→Unlearn(学び壊し)→Relearn(学び直し) ・指導者の役目は「失敗しないように導く」のではない。失敗を恐れずに踏み出せる子、失敗を糧にできる子を育てる事。そのためには人と人との関係性を対等にしていくことが重要。 ・トップレベルのチームでも小学生年代は週3日、1回75分の練習程度。サッカー漬け、習い事、塾に学校で生活に余裕がない中では学習効果は高まらない。

Posted byブクログ