スナックキズツキ コミックエッセイ の商品レビュー
文庫本サイズの漫画本 漫画といっても4コマ風(4コマじゃないよ)の連続短編集。 傷付いた人たちがたどり着く、アルコールのないスナック。 ママと過ごす時間の中で訪れた人たちの気持ちが軽くなってゆく、ハートフルストーリー。 そして登場人物のほとんどがたどり着いてしまう。 誰かに傷...
文庫本サイズの漫画本 漫画といっても4コマ風(4コマじゃないよ)の連続短編集。 傷付いた人たちがたどり着く、アルコールのないスナック。 ママと過ごす時間の中で訪れた人たちの気持ちが軽くなってゆく、ハートフルストーリー。 そして登場人物のほとんどがたどり着いてしまう。 誰かに傷付けられた人も誰かのことを傷付けている。 誰かに不満を抱えている人も誰かの不満になっている。 誰かを傷付けてしまう人であってもその人を想う大切な人たちがいて、誰かに傷付けられた人にもまた大切な人たちがいる。 周りに振り回されて疲れた人も周りを振り回して疲れさせている。 知らず知らずに誰かを傷付けて、知らず知らずに誰かの支えとなる。 そうやって私たちは生きている。 〝どうして私だけ〟 ついついそう思ってしまいがちだけど、ホントはみんな傷付いている。 それを知っていれば、人は人に優しくなれるのかも知れない。 生きていれば傷付く日もある。疲れる日もある。泣きたい日も落ち込む日もある。 そんなみんなが、自分を好きでいてくれる人たちによって癒やされて、笑顔でたどり着くスナックがいいな。 そうであったらいいな。 今年の1冊目
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みんないろんなところで傷ついてる 誰かを傷つけたあの人も違うところで傷ついて、 誰かが支えてなんとか生きてる なんかうまく行かないとかモヤモヤとか何もない人なんていないよなって気づく本 私もスナックに行ったみたいに明日も頑張るかーと思える本 エアギターしてタップダンス踊って雨に濡...
みんないろんなところで傷ついてる 誰かを傷つけたあの人も違うところで傷ついて、 誰かが支えてなんとか生きてる なんかうまく行かないとかモヤモヤとか何もない人なんていないよなって気づく本 私もスナックに行ったみたいに明日も頑張るかーと思える本 エアギターしてタップダンス踊って雨に濡れてずぶ濡れになって、それぞれの前の向き方がある私も立ち寄りたいな
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登場人物がほぼ全員スナックキズツキに辿り着いていて 同じ出来事を違う視点から見ると「あぁ、この人はここで傷ついたけど、この人もここで傷ついていたんだな」と物事を片面からしか見ない怖さを感じた。 カホの息子のユウもいつかここへ辿り着くことがあるのだろうか。 メイちゃんはトウコから温...
登場人物がほぼ全員スナックキズツキに辿り着いていて 同じ出来事を違う視点から見ると「あぁ、この人はここで傷ついたけど、この人もここで傷ついていたんだな」と物事を片面からしか見ない怖さを感じた。 カホの息子のユウもいつかここへ辿り着くことがあるのだろうか。 メイちゃんはトウコから温かさを受け取り、それを母親であるミナミにしっかり渡せたのだから、2人はきっと大丈夫だと思う。 辿り着かないことが1番でも私もいつか辿り着きたい。
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こんなスナックが近くにあったら最高〜 でも、いつでも通えない距離にあったらもっと最高〜 素敵な言葉がたくさんありました。
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カバージャケットのイメージで、古い作品かと思いきや、2021年初版。マガジンハウスより。 ちょっと行き詰まったり、傷ついた登場人物たちが、スナック「キズツキ」に寄る。 アルコールは、ない。 その人にピッタリのドリンクと、会話、歌、ダンスetc…。 普段の何気ない生活の一部...
カバージャケットのイメージで、古い作品かと思いきや、2021年初版。マガジンハウスより。 ちょっと行き詰まったり、傷ついた登場人物たちが、スナック「キズツキ」に寄る。 アルコールは、ない。 その人にピッタリのドリンクと、会話、歌、ダンスetc…。 普段の何気ない生活の一部。人生のいちぶ。 なんか、満足しきれない… となりの人は、うらやましく映る… 登場人物が、数珠つなぎで、「キズツキ」へ 数珠つなぎで傷つけ、傷つけられ。気づかないうちに、人を傷つけてしまうことがある。自分の羨ましがられるような状況だけで、人を憂鬱な気持ちにさせることもある。 益田ミリさんの作品は、 そうそう、みんな、そうなんだよなぁ… みんな、それぞれの人生の「荷物」を背負って生きている…。 そして、「荷物」の中身って、苦労が多めで、重いと思いがち。だけど、意外と「良いもの」が入っていることに気づかせてくれる。 傷ついたものしか、たどり着けないスナック。 都会の路地裏にあるらしい。 行ってみたいお店です。 お店の店主、トウコさん。がステキ。 これは、著者の益田ミリさんそのものだな。 たぶん。 20分くらいで読めちゃいます。 読めるスナック。おススメです。 でも、このスナック。 商売としては、成り立たない。 たぶん。 ドラマ化されてる模様。 原田知世さん主演。アマプラで観れるみたいなので、観てみようかなぁ。
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傷ついた人たちが立ち寄るスナック。 益田ミリさんの、あるある!な小さなモヤモヤをスッキリさせてくれるスナック。自分もたまに行きたいな。
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再読。日常生活でついた些細な傷をとるはなし。どんなに些細な傷でも積み重なれば不満となる。益田ミリさんの作品初めての人におすすめ。
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みんなちょっとずつ何かに削られて生きている。誰かが悪いわけでもないし、意地悪をしようと思っているわけでもない。それが回り回ってみんなの傷になっていく。この店に辿り着けるなら私はチャイが飲みたい。
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悪い人が出てこない。クレーム言ってしまう裏側にはその人にしか分からない気持ちがある。そんな後悔や寂しさをひょいっと拾って救ってあげられるスナック。だいすき。みんな急に歌えちゃうのがまた良い。笑 ずっと手元に置いておきたい本。
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