スナックキズツキ コミックエッセイ の商品レビュー

益田ミリ(著者)

2024/05/19

みんなちょっとずつ何かに削られて生きている。誰かが悪いわけでもないし、意地悪をしようと思っているわけでもない。それが回り回ってみんなの傷になっていく。この店に辿り着けるなら私はチャイが飲みたい。

2024/05/15

悪い人が出てこない。クレーム言ってしまう裏側にはその人にしか分からない気持ちがある。そんな後悔や寂しさをひょいっと拾って救ってあげられるスナック。だいすき。みんな急に歌えちゃうのがまた良い。笑 ずっと手元に置いておきたい本。

2024/05/16

（20240512再読）
文庫版を読んだので再読。この本は、これまで6人の人に貸して読んでもらった。すごく気に入ってくれた人もいたし、誰が誰だか見分けがつかない、という人もいた。
文庫版にはない、赤を使っているページがあってドキッとする（ミラーボールを回して踊るシーン）。そして雨のシーンで青色を使っているシーンが、文庫版の方は少し短いような気がした。見比べると表紙の、看板の「スナック」の文字の色も変わっている。どうして変えたのか、考えるのも面白い。予算の関係？？
何回も読んでいるが、今回は、公衆電話でお父さんと話す話が泣けた。
「ミナミ」と「カホ」が話しているシーンでは、いつも、ある女優さんのことを思い出す。

2024/05/10

益田ミリさんのこの雰囲気がとても大好き。
みんな自分だけ傷ついてるみたいな顔して、誰かのことを傷つけているのも、おもしろかった。
そして、それを咎められることもないスナックキズツキ最高。

2024/05/08

2024.5.7
スナック　キズツキのトウコさん、歌を歌わせたりエアギター渡したりしりとりしたり、相手の愚痴を引き出すの上手すぎる。
本人は書いて発散しているのかな？
人それぞれ人生があってみんな傷つきながら生きてるんだよなぁ！
大好きな本になった。

2024/04/13

ずっと気になっていた本。
今日、ふらっと入った書店で発見して、衝動買い。
マンガだから、あっという間に読めたけれど、なんとなく、二度読みした方がわかりやすいな。。と思って、二度読みしたら、やはり、二度読みの方がじんわりくる。

人それぞれ、色んな環境にいて、いろんな考えを持っていて、色んな感情になる。
それは、時に、接する人々を無意識に傷つける。
傷つけた方は、わからないんだよね。

こんなスナックが本当にあったら。。
私は何度通うことになるだろう。
通い続けたら、歌も上手くなり、エアギターも上手くなり、ピアノも上手くなり、タップダンスも上手くなり、お立ち台にも立てるかも。。。
（どんだけ通うんだ？（笑））

知らなかったけれど、これはドラマ化もされたんだね。
ドラマが見たくなった。

2024/04/06

ドラマを観てすごーく良かったので、図書館で予約。
ずいぶん待たされてやっと手元に来ましたよー(^^;;
ドラマはほぼ原作通りだったんだなと、ビックリしました。エッセンスがギュッと詰まっている感じ。
『プレバト』で夏井いつきさんが解説している俳句を見るのが大好きなのですが、なんだか似たものを感じました。
あの十七文字の中に、こんなにたくさんの情景、感情が詰まっているのか！といつも感心してしまいます。
こちらの漫画も多くを語らず、それも感情を表情に出さない絵で、これだけ読者に胸に何かを残してしまうのだから、益田ミリさんってすごいよなぁ、と思ってしまいます。
同時に、これだけの情報量からあのドラマを作ってしまうのだから、それもすごいなぁ、と。
『僕の姉ちゃん』もすごーく面白いドラマだった。
どんな風にギュッとなっているのかこちらも興味津々。

2024/03/27

キツツキとかけてるのか。楽しいネーミングセンスですね。
一人の主人公の視点だけなら相手を悪者にしてしまいがちだけど、連作短編みたいに登場した人が次の主人公になるから、一概に悪者と言いきれない…。うまいなあ。
他人のことは白か黒かはっきりさせて見たいからついついこの人はこう、と決めつけてしまうけれど
現実はそうじゃないってこと、漫画のほんわかした形で伝えられた気がする。

2024/03/23

20240323

登場人物のみんなに当然ながら感情がある。
みんな毎日何かしら抱えながら生きている。
こんなスナックがあれば、人は少し正直になれる。
心が救われて、人に優しくなれる。
素敵な作品。

2024/03/07

初っ端のナカタさん、に私は1番感情移入 共感。きっと共感されやすい順番で並べているのだろうと思うけれどまんまにハマり、ぐぐぐっときた。それぞれがどこかで少し関わっていておもしろいです