累々 の商品レビュー
同じ人なのにこんなに違う一面が沢山あるという現実。読んでいて少し怖くなったけれど、好意を持ってくれている人につけこむという部分は自分もやってしまっていたなと思いました。
Posted by
小夜のいろんな年代や人との関係性が最後の章で繋がっていく。 人間にはいろんな面があるし、出会う人によって変化していく部分がある。一貫してどこか危うさを感じて、この過去がバレそうになったときに事件が起きそう… 最後の若葉先輩との写真で表情が曇ってしまう理由が私にはよく分からなかった...
小夜のいろんな年代や人との関係性が最後の章で繋がっていく。 人間にはいろんな面があるし、出会う人によって変化していく部分がある。一貫してどこか危うさを感じて、この過去がバレそうになったときに事件が起きそう… 最後の若葉先輩との写真で表情が曇ってしまう理由が私にはよく分からなかった…過去をまだ引きずってる…?
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
連作短編ってことだけど、すべて小夜さんの話なのね。 第1話の小夜さんと2話以降のキャラがイマイチ重ならないけど・・・ 最終章の小夜さんでもっと黒い展開になるのかと思いきやそうでもなく笑(この前に宿野かほるさんの本を読んでいたからなw) はぁ、そうですか・・・って終わり方。
Posted by
飾らない文章が心地良い。 あっさりとした文章とは逆に、内容は濃厚。 短編の連載小説ということもあり、少しずつ、じわじわと面白くなっていく。松井玲奈さんの他の小説が読んでみたくなった。
Posted by
彼女の書く小説の登場人物は、どこにでも普通の人、どちらかというといい人(たぶん)。 その普通でいい人の内包している、悩みや不安や怒り、喜びなどが読む私に対して問いかけてきます。 読み進むにつれ、この本に魅せられました。やられたって感じ。 とても面白く、そして怖かった。
Posted by
Posted by
なかなかいい作品である。話しのオチは弱いが、表現、語彙など舌を巻くところも多かった。もちろん編集者のサポートもあるだろうが、文筆の才能は間違いなくあるだろう。前作『カモフラージュ』よりかなりよいと思う。まだまだ作品の伸びしろを感じさせるので次回作も楽しみだ。正直言うと、読み始めは...
なかなかいい作品である。話しのオチは弱いが、表現、語彙など舌を巻くところも多かった。もちろん編集者のサポートもあるだろうが、文筆の才能は間違いなくあるだろう。前作『カモフラージュ』よりかなりよいと思う。まだまだ作品の伸びしろを感じさせるので次回作も楽しみだ。正直言うと、読み始めはあまりよい感想はなかった。同じ感想を持ったなら、途中で挫折しないで少し我慢して読み進めてほしい。電子辞書やスマホなどでいろいろ言葉・物を学ばせてもらって感謝。
Posted by
1話だけ読んで続き読むのやめようかとちょっと思ったけど、なんのなんの、読み進めるにつれてどんどん引き込まれていき、気がつけばあっという間に最後まで読み終えていた。 読後なんとなくホラーを読んだかのような気持ち悪さというかゾワゾワ感がじわじわとやってくる感じがなんとも後を引く。 ...
1話だけ読んで続き読むのやめようかとちょっと思ったけど、なんのなんの、読み進めるにつれてどんどん引き込まれていき、気がつけばあっという間に最後まで読み終えていた。 読後なんとなくホラーを読んだかのような気持ち悪さというかゾワゾワ感がじわじわとやってくる感じがなんとも後を引く。 タイトル、今になって納得です。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
松井玲奈の2作目は短編連作集。4人の女性の様に見えるが、実は一人の人物のことが描かれている。全く異なる(ように見える)性格を描き分けて一人に集約できる著者は、前作同様凄い作家だと思った。
Posted by
「小夜」という女性を巡る連作短編集。 ずっと柔らかいトゲでチクチクされてるかのような作風は健在。 今どき女子が詰まってるような作品というイメージ。 前回・今回と、なかなか癖の強い作品なので、違う作風も読んでみたいです。 すっかりファンになってしまいました。
Posted by