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ブロードキャスト の商品レビュー

3.7

139件のお客様レビュー

  1. 5つ

    24

  2. 4つ

    50

  3. 3つ

    49

  4. 2つ

    5

  5. 1つ

    1

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2024/05/14

高校生時代の放送部生活を思い出した!登場人物たちほど未来を見据えて放送部に入った訳じゃないけど、大会までの毎日に掛けてた思いはこんな感じだったなあって。そしてさすが湊かなえさん、青春小説っていう土台は崩さずに、不自然がない程度のミステリー部分というかちょっとした伏線回収もあったし...

高校生時代の放送部生活を思い出した!登場人物たちほど未来を見据えて放送部に入った訳じゃないけど、大会までの毎日に掛けてた思いはこんな感じだったなあって。そしてさすが湊かなえさん、青春小説っていう土台は崩さずに、不自然がない程度のミステリー部分というかちょっとした伏線回収もあったし、青春小説だけど暑苦しく感じなかった!ただ登場人物に感情移入するのが難しかったかな、特に好きになる登場人物もいなかったし。強いていうなら白井さんぐらい。でも実際の高校生たちなんてこんなもんかも。

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2024/04/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

中学生時代では、駅伝の県大会で優秀な成績をおさめた町田。良太が駅伝メンバーに選ばれなかったことが心に引っかかりながらも、陸上強豪校である青海高校に合格する。 しかし、合格発表の帰り道で交通事故に遭い、脚の手術や長期間のリハビリで、陸上として活躍する目処が立たなくなる。 陸上部への入部を諦めていたところ、同じ中学出身の正也から、放送部の入部を勧められる。放送部でのラジオドラマ制作活動を通して、正也の心の葛藤と成長を描く文化部青春物語。 陸上部をとるか放送部をとるか、良太をとるか正也をとるか、三角関係というか、揺れ動く町田の様がちらほら描写されていて、萌え(?)を感じた。久米さんも男の友情物は好物だったりするのかな。 物語終盤で、中学駅伝メンバーから良太が外された真相が明かされる。登場人物の思い込み、すれ違いがよく描かれていて、オチが湊さんらしいと思った。 湊さんの作品はメディア化されているが、これは是非アニメ化してほしいと思った。

Posted byブクログ

2024/03/24

イヤミスではない湊かなえさん。 高校生の青春物語だけど、主人公の圭祐が淡々とた口調だからかあまり起伏はなく小説に入り込むということはなかった。全国放送コンテストの場面も臨場感なく淡々と終わっていった。 これはそのまま放送部に馴染めない圭祐の視点だからか? 正也が脚本作りの番外編ラ...

イヤミスではない湊かなえさん。 高校生の青春物語だけど、主人公の圭祐が淡々とた口調だからかあまり起伏はなく小説に入り込むということはなかった。全国放送コンテストの場面も臨場感なく淡々と終わっていった。 これはそのまま放送部に馴染めない圭祐の視点だからか? 正也が脚本作りの番外編ラジオドラマの方がわくわくした。 運動部と文化部の違いはあるあるだし運動部のキラキラしたイメージは私の中で根強いと気付かされた。

Posted byブクログ

2024/03/07

高校生の青春というか、部活あるある的な部分から部活を通して成長していく過程が良い。放送部の先輩たちのゴタゴタには少しイラッとするけど、そういうのあったなーみたいなのも感じ、懐かしさもあった。脚本を書くという作業の過程も分かりやすく楽しく読めた。

Posted byブクログ

2024/02/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

【放送部ってこんなに大変なんだ】 シリアス路線の多い湊かなえとしては珍しく、綺麗な青春系。怪我で陸上の道を一度は閉ざされた主人公が、放送部を通じて復活?する様は印象に残った。 本作ではイジメやSNSに関する主張、目前のことにリスク承知で挑むこと(怪我の悪化を恐れず大会に出る)、といったメッセージを受け取った。ただ主題を挙げるとすると悩むところであり、メッセージ性に関しては評価が分かれそう。

Posted byブクログ

2024/02/10

湊かなえさんの作品は怖いという先入観があり、避けていましたが、本作品は青春ものだったので、楽しく読めました。 ちょっとした謎解きもあります。

Posted byブクログ

2024/01/30

読んでいるうちに、所々自分を重ね合わせていた。放送部特有のあの空気感、身内感、作中での「文化部のステレオタイプ」。描写がリアルでとても驚いた。誇張した表現のようで、生々しいほどに現実。

Posted byブクログ

2023/12/20

3.4 良い意味で湊かなえぽくなかった記憶。文化系部活での青春ストーリー。体育会だろうと文化系だろうと関係なく、あるものに本気で取り組む人たちの熱量に感激した。

Posted byブクログ

2023/12/09

かなえ様といえば、ネチネチドロドロと嫌~な感じのお話と思いきや爽やか青春物 本当にかなえ様が書いたの?って疑いたくなるような真逆のお話 かなえ様にこの手のお話は求めてないなぁ、、、

Posted byブクログ

2023/11/15

湊かなえらしくない作品。 高校生の青春を読みたいと思ったら湊かなえを選ばない。 放送部にスポットを当てたことが珍しいかといえば、最近は文化部の青春を描いた漫画や小説も多いので別に珍しくもない。例えば放送部にかけた青春であれば、有川浩やあさのあつこだともっと良い仕上がりになっただろ...

湊かなえらしくない作品。 高校生の青春を読みたいと思ったら湊かなえを選ばない。 放送部にスポットを当てたことが珍しいかといえば、最近は文化部の青春を描いた漫画や小説も多いので別に珍しくもない。例えば放送部にかけた青春であれば、有川浩やあさのあつこだともっと良い仕上がりになっただろうし、読んでみたいとも思う。 作家が特定のジャンルにイメージが定着するのを避けるために従来と異なるジャンルの題材に挑戦するのを悪いとは思わないし、それで多才ぶりを発揮している作家もいる。 ただこの作品に関しては、読んでみたら「湊かなえにはこういうの求めてないんだよな~」というコレジャナイ感が強かった。

Posted byブクログ