2040年の未来予測 の商品レビュー
人間は外挿する生き物ゆえ困難を伴うが、読者のうち、読んで理解する人はもう理解していそうなので、新たに理解する人ってさほどいないような気がする。
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特に目新しい考察はないが、このまま何も対処しなければなってしまう事態と、避ける事が出来ない自然災害による影響を踏まえた予測はどうしても暗くなる。 最終的にはテクノロジーの進化で、どこまで抗えるかだ。 それを明るい材料と捉えなければ、あまりに未来は暗すぎる。
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未来の話をする時は、明るい話が多いが、この本は結構暗い話が多い。 地球全体でいれば、環境とエネルギー、日本でいえば、労働人口の減少。 明るい未来より、暗い未来の方が現実的な話が多い。 そんな中で、筆者からのメッセージは、”生き残るのは優秀な人ではなく、環境に適応した人” このメッ...
未来の話をする時は、明るい話が多いが、この本は結構暗い話が多い。 地球全体でいれば、環境とエネルギー、日本でいえば、労働人口の減少。 明るい未来より、暗い未来の方が現実的な話が多い。 そんな中で、筆者からのメッセージは、”生き残るのは優秀な人ではなく、環境に適応した人” このメッセージの捉え方として大切なのは、環境に適用できる人間になることは大前提として、優秀であることが不要というわけではないということ。 ”生き残るのは優秀で、環境に適応した人”位でないとこれから始まる厳しい時代を豊かに生きて行くことはできないだろう。そのくらいの絶望感を感じさせられた。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2040年に起こりうる未来予測が丁寧に記されている一冊。その中で印象的に感じたことは以下の点である。1点目、IT技術の進歩によって、SF映画の世界が現実になる。2点目、人口増加や地球温暖化によって食料不足に陥る。それによって培養肉や培養魚が一般化する。また、食料を求めて戦争が勃発する。3点目、自然災害は逃れられない。南海トラフや首都直下型地震、富士山噴火によって、多くの人が亡くなり、経済も停滞する。今後30年以内に必ず起きる…。4点目、日本の人口減少はとても深刻。老後の資金が圧倒的に足りない。政府や企業も頼れないため、自分で経済的に独立した状態になっていないと老後の生活が不安定になる。学びが多く、何度も読むべき1冊。
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日本を中心にした日本の将来を語った内容。目新しくないという意見もあるだろうが、キュレーション的にまとめて俯瞰することも大切。 2040年って相当先のような気もしつつ、仮に70才まで働くことが当たり前になってたら、まだ現役世代と言われる時代なんだ。 息子たちにしたら30代か。そう思...
日本を中心にした日本の将来を語った内容。目新しくないという意見もあるだろうが、キュレーション的にまとめて俯瞰することも大切。 2040年って相当先のような気もしつつ、仮に70才まで働くことが当たり前になってたら、まだ現役世代と言われる時代なんだ。 息子たちにしたら30代か。そう思うと遠い未来ではない。 最悪のシナリオを想定して未来を描けば、それより悪くなることはないし、だからかこその対策も打てる。 いい意味で悲観的に、でも強かに。
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ー 今、これを読んでいるあなたは、国を忘れて、これからの時代をどうやって生き残るのかをまず考えるべきだ。どうすれば幸せな人生を送れるかに全エネルギーを注ぐのをオススメする。生き残るためには、幸せになるためには環境に適応しなければならない。生き残るのは優秀な人ではなく、環境に適応し...
ー 今、これを読んでいるあなたは、国を忘れて、これからの時代をどうやって生き残るのかをまず考えるべきだ。どうすれば幸せな人生を送れるかに全エネルギーを注ぐのをオススメする。生き残るためには、幸せになるためには環境に適応しなければならない。生き残るのは優秀な人ではなく、環境に適応した人であることは歴史が証明している。 環境に適応するには環境を知ることが不可欠だ。人間は想像力を超えた現実には太刀打ちできない。最悪の事態が相想定できていれば、右往左往することはない。最悪の事態を想定しながら未来を描いておけば、あなたの人生はそれよりも悪くなることはない。そして、そのシミュレーションができていれば、あなた個人に待ち受ける未来は、何も知らずにいたときの景色とは違ってくるはずだ。 ー 後書きの一番最後の文章。 予想以上に薄い作品。起こりうる事象の説明はあるけど、考察はない。これなら政府の白書を読めばいい。 しかも、国際競争力が無くなり、世界でまともにやっていける人たちがいないから停滞している日本国の日本人に対して、国を忘れて幸せになる方法を考えろって、、、そもそもこの著書で書いてきた内容と矛盾している。この著書のFACTは、そんなことを考えられる人が減っているから今こうなっていることをずっと説明しているのに、逆のことをすればいい、というのは全くの解決策にならない。 まぁ、最後の文章は、解決策ではなく、『気付いた人は自分で考えて何とかせよ』というメッセージなんだろうな。 誰向け?って感じ。 それにしても、息子が20歳の時に56歳、50歳の時に86歳だから、もう50・90問題なんだよな… 50年後とか、怖くて震える。
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テクノロジーの進化だけが未来を明るくする、経済的な成長が感じられない時代を生きてきたが、ふり返って見ると、テクノロジーにより生活は大きく変化して、便利になっている。この先も予測できないくらいの変化が訪れるのであろう。 未来を予測しながら適応して生き抜いていきたい。
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いろいろな分野についての将来予測が詰め込まれた本。正直、そこまで驚きがある内容ではなく、考えるとたどり着くことができる未来予測だとは感じる。それを書籍化できるまで昇華するのが、大変だとは思う。 本の内容は ・今あるものを見渡せば、将来が見える ・先行きお先真っ暗と感じただろう...
いろいろな分野についての将来予測が詰め込まれた本。正直、そこまで驚きがある内容ではなく、考えるとたどり着くことができる未来予測だとは感じる。それを書籍化できるまで昇華するのが、大変だとは思う。 本の内容は ・今あるものを見渡せば、将来が見える ・先行きお先真っ暗と感じただろうか?だが、希望もある。それはテクノロジーだ という2点に集約できると感じます。
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普通に理論的に考えると、こうなるよな。という内容で、特に驚きはない。暗い未来像を解決できるのは科学の進歩だけ、というのも、ある意味仕方ない。たかだか数十年で予想もできないほど技術は進んでいるし、変化は加速している。多くの人が何をなすべきか、というのを考えるようになれば、世界はいい...
普通に理論的に考えると、こうなるよな。という内容で、特に驚きはない。暗い未来像を解決できるのは科学の進歩だけ、というのも、ある意味仕方ない。たかだか数十年で予想もできないほど技術は進んでいるし、変化は加速している。多くの人が何をなすべきか、というのを考えるようになれば、世界はいい方向に変わっていくかな。
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成毛さんの本は2021年3月に読んだ『アフターコロナの生存戦略』に次いで二冊目。2021年1月に二冊同時購入したが、読むのは1年ほど間が空いてしまった。具体的な説明がわかりやすく一気に読め、内容も盛りだくさんだ。通信やIoT、自動運転から日常生活の様々な事象、医療、金融、不動産...
成毛さんの本は2021年3月に読んだ『アフターコロナの生存戦略』に次いで二冊目。2021年1月に二冊同時購入したが、読むのは1年ほど間が空いてしまった。具体的な説明がわかりやすく一気に読め、内容も盛りだくさんだ。通信やIoT、自動運転から日常生活の様々な事象、医療、金融、不動産と続き、最後は災害までと死角がない。 今後実用化されるテクノロジーの現状と現実可能な範囲の予測を知ると迫りくる新時代に期待が大きいが、やはり一番の問題は日本の状況がやや悲観的である点だ。成毛さんより10歳若い私はギリギリ逃げ切り世代なのかもしれないが、あらゆる変化に対する適応力を意識する必要はあると感じた。 あとがきは再読推奨。以下抜粋 ・そこまで悲観する必要はない。なぜならば、いつの時代も高齢者は将来を悲観し、若者は未来を楽観する ・国をわすれることだ。国は変わらない。状況を知り、適応力をつける。
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