2040年の未来予測 の商品レビュー
直感的でソフトな洞察で読みやすい。テクノロジーのニュースから想像する未来年表に近く、分野を超えて複雑に絡み合う部分は極力除外し、事象を直接的関係性だけで解説しているからだろうか。分かりやすかった。 例えば、RFIDの話。今の原価は一枚10円程度。だから、単価が低い日用品では採算...
直感的でソフトな洞察で読みやすい。テクノロジーのニュースから想像する未来年表に近く、分野を超えて複雑に絡み合う部分は極力除外し、事象を直接的関係性だけで解説しているからだろうか。分かりやすかった。 例えば、RFIDの話。今の原価は一枚10円程度。だから、単価が低い日用品では採算が合わない。また、金属や液体など電波が遮断されるものには使えない。最小は指紋の溝に収まるサイズもあるらしい。やがて、大量に活用されればコスト低下に。とか、無人店舗アマゾン・ゴー、品出し他、人間は必要。万引きに効果あり、など。これらをより深く掘り下げて繋げないから、シンプルだ。 他にも、爆発の危険があるリチウム電池から、全固体電池へ。液体ではなく固体電解質。V 2Gの分野でも注目。蓄電のための電気自動車という発想へ。日本では欧州に比べ洋上風力発電の導入コストが3倍。着床式ではなく浮体式だから。 こうしたテクノロジー論は前段だ。サラッと触れる程度で、著者曰く、この本は悲観的らしいので、そこからネガティブな話が広がる。ただ、人口減や国の財源が破たんするとか、震災のリスクも高いなどという程度で、思ったより、悲観的なわけでもない。そんな事より、年寄りは悲観的、自分は65歳だからという成毛さんの一人、呟きが寂しい。
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2040年といえば、うちの子どもが成人を迎える年。 こどもを社会に無事送り出すのが親の務め。 その社会がどうなるのか。 いいこともそうでないことも、 どんな変化が起ころうと、 それにうまく順応できるかどうかが肝心。 今から準備できることはなにか、考えるきっかけになりました。
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元日本マイクロソフト社長が書いただけあって説得力ある。特にテクノロジーに関して、20年後には、私たちの家や車は、全てネットに繋がっている未来が見える。また人口減少で、人は都市部に固まって住み、街に店員さんと呼ばれる人は減っていくのだろう。今の政治を見ていても分かるけど、日本の未来...
元日本マイクロソフト社長が書いただけあって説得力ある。特にテクノロジーに関して、20年後には、私たちの家や車は、全てネットに繋がっている未来が見える。また人口減少で、人は都市部に固まって住み、街に店員さんと呼ばれる人は減っていくのだろう。今の政治を見ていても分かるけど、日本の未来は暗い。新しい産業が生まれないから。 けど、これがまず事実起こることとして受け入れることが大事。その上で、じゃあ自分にとっての幸せとは何か?この社会で何に貢献できるか?って考えていきたいな。
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シンプルで分かりやすく読みやすい。すでにもう起こりつつあることもあり、改めて変化の速さを考えました。
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230110*読了 2040年のテクノロジー、そして日本や世界がどうなっているのかを予測、解説してくれている本。 言葉が端的で分かりやすいので、知識量が少なくても難しさを感じにくいと思います。 日本の国力が弱まってしまうのは自明なのだけど、そんな中で自分や子どもがどんな選択をして...
230110*読了 2040年のテクノロジー、そして日本や世界がどうなっているのかを予測、解説してくれている本。 言葉が端的で分かりやすいので、知識量が少なくても難しさを感じにくいと思います。 日本の国力が弱まってしまうのは自明なのだけど、そんな中で自分や子どもがどんな選択をしていくのか。何が幸せなのかを考える必要に迫られていると感じます。
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ベイシックインカムの必要性や温暖化に対する心構えを知ることができた。 「未来の年表」と同じコンセプトの本。最近関心があるので、何人かの本を読み比べている。 「人新生の資本論」を読んだ後なので、温暖化が戦争を招くという筆者の予想は外れていないだろうと思う。斎藤幸平との違いは、斎...
ベイシックインカムの必要性や温暖化に対する心構えを知ることができた。 「未来の年表」と同じコンセプトの本。最近関心があるので、何人かの本を読み比べている。 「人新生の資本論」を読んだ後なので、温暖化が戦争を招くという筆者の予想は外れていないだろうと思う。斎藤幸平との違いは、斎藤幸平はテクノロジーが解決するには時間がかかりすぎるというと判断しているが、筆者はそこに光明を見出している点。 私も楽観視は難しいと思う。
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世の中で起こっていることをズバズバと冷静な切り口で述べられる成毛さんの著書は今まで多数読んできたが、2040年というそう遠くない未来のことを予想してくれている本。 しかも、成毛さんは読書の虫であるから、一つ一つの事象に対して、根拠があり、非常に説得力がある。 しかも、読みやすい...
世の中で起こっていることをズバズバと冷静な切り口で述べられる成毛さんの著書は今まで多数読んできたが、2040年というそう遠くない未来のことを予想してくれている本。 しかも、成毛さんは読書の虫であるから、一つ一つの事象に対して、根拠があり、非常に説得力がある。 しかも、読みやすい。
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2040年、自分の未来にどんなことが待ち構えているのか。 それをなんとなく知っているのと、全く知らないのでは、大きく考え方が異なると思う。 実際、どのような未来が待っているのかは全くわからないが、これからの時代、とにかく予測困難になる事は間違いない。 こんな未来を想像していなかっ...
2040年、自分の未来にどんなことが待ち構えているのか。 それをなんとなく知っているのと、全く知らないのでは、大きく考え方が異なると思う。 実際、どのような未来が待っているのかは全くわからないが、これからの時代、とにかく予測困難になる事は間違いない。 こんな未来を想像していなかった。
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今の日本の抱えるさまざまな課題を網羅的に把握し、再確認することができました。楽観/悲観の両側面からの考察がバランスよかったです。
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まぁ大体多くの2030年問題、2040年問題で危惧されている内容と似ている。 悲観的なことが多いが、最後にあった「あなたの力で国を変えよう」とか思わず、楽観的に自分がこれからをどうやって生きていくかを考えたらいいとかかれていたことに共感した。
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