コロナと潜水服 の商品レビュー

奥田英朗(著者)

2022/04/02

オカルト系の短編集。でも怖さはなくて、ほっこりする。

コロナの話は2020年に発売されたこともあり、「そうそう、最初はこんな感じだったな～」と懐かしくなった。今も注意して過ごしているけど、コロナに慣れてきた自分を改めて感じた。

面白いけど毎話オチが弱いかな、という印象。

2022/03/04

コロナを小説に盛り込んだ話は、ここ最近私もよく目にしてきましたが（ほんと時代だよなぁ…と）こんな風に話に取り込んでいるのは初めてで、奥田さんさすがです！暗くならずに温かな気持ちになれました。

その他の短篇作品も不思議な怪現象なのだけど（幽霊がでてきたり）でもどれも温かく良かったです。
『パンダに乗って』が特に好き^_^

2022/03/03

2022/3/2

さすが！面白い！
オカルト的な短編集。
タイトルが何かわからなかったけど、2020年4月頃がそんな雰囲気だったなぁと懐かしくも感じた。
最後の「パンダに乗って」は目が潤んだ。

spotifyのプレイリストもついているので2倍楽しめちゃう。

2022/03/01

面白かったです。幽霊や超能力といったことが気にならない自然なストーリーでした。コロナ下に、しばしの楽しい時間を持ちました。

2022/02/27

短編集、久々のヒット！
最近読んでいたものがあまりハマらなかったから余計にそう感じたのかも。

内容はもはやファンタジーなのに、こんなに物語の世界が鮮やかに浮かんでくるのはなぜだろう。
年齢も境遇も違う人たちがリアルに感じられる。
あっという間に世界に入り込める。何が違うんだ…？

タイトル作も面白かったけれど、それ以外のも◎！
「海の家」はほっこりするけどもやっとする。人と生きることの割り切れなさや不平等さを感じて。
不快さをさらっと感じさせるのも、すごい力だなあ。

対象世代？はもう少し自分より上の人たちなのかもしれないけれど。
奥田英朗、やっぱり素敵だなあ。

2022/02/19

　奥田英朗「コロナと潜水服」、2020.12発行。大満足で読了しました。とてもいい作品だと思います。霊とか霊感が関係した読み応えのある5話。「海の家」「ファイトクラブ」「占い師」「コロナと潜水服」「パンダに乗って」。どの話も良かったです。特に最後の「パンダに乗って」は秀逸でした。

2022/02/13

良かった！
どの話も温かくて癒される

奥田英朗さんの本だから
読む前の期待値が高いのだけど
期待値を裏切らない
期待以上の本でした。

霊的なものを書いてある本って
なんだかしらけるんだけど、これは例外！
全部の話が、良いっ！

イヤミスや、グロい話が好きな私だけど
こういうホンワカする本も
たまにはいいなぁと感謝したよ

潜水服、パンダ、絵が頭に浮かばず
思わずネットで調べてしまった

「コロナと潜水服」の海彦が
めっちゃかわいいっ
お腹の子もスゲーよ
「今度のウィルスって、子供は罹りにくい
だから人類は滅びない」みたいな
奥さんのセリフに、なんか感動

コロナをこんな風にいい話に
してしまえる奥田さん天才やなぁ

2022/02/10

＊小さな救世主現る! 五歳の息子は、新型コロナウイルスが感知できる? パパの取った究極の対応策とは――「コロナと潜水服」(表題作)ほか全五編。コロナ禍の世界に贈る、愛と奇想の奥田マジックが光るファンタジー短編集＊

全話、幽霊や不思議な現象が絡んだ短編集ですが、どのお話もユーモア溢れる優しいストーリーで、心温まる読後感です。その現象を当たり前のように受け入れている主人公たちも素敵。

「コロナと潜水服」は時代だなあ･･･としみじみ。
そして、こんな時でも「足ヒレがあるとコーディネート完成でしょう」と言っちゃうユーモアセンス、いいなあ。いつか、これが本当の笑い話になりますように。

2022/02/09

幽霊や超能力、占いなど現実ではありえないことが鍵となっているけれど、ほっこりする。音楽が時々ストーリーに登場して、どんな曲なのか気になっていたら、巻末にSpotifyのリストが付いていた。今風らしくて楽しめた。ファイトクラブと占い師が個人的なお気に入り

2022/01/26

短編集。イタズラな超常現象を巡るファンタジーです。ちょっとイイ話でほんわかします。事故で止まった電車の中で一気に読んだ。かる～い話でイライラせずに助かりました。パンダの話が好き。

・お化けの男の子が葉山の古い家で助けてくれる
・退職斡旋の男たちが幽霊コーチにボクシングわ習う
・野球選手の恋人が呪いをかけて成績を下げて振り向かせたがる
・ムスコがコロナを嗅ぎ分ける
・中古車のパンダのカーナビが元所有者の思い出へ導く