今夜、すベてのバーで 新装版 の商品レビュー
持っていることを忘れて買ってしまいまた読んだ。 この時代では使われていなかったが、アルコール沼は深い。
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アルコール依存症という病名を与えられないまま亡くなった大好きな叔母のことを考えて泣いちゃった。私の下戸にも意味があるし、ただただ胸が痛いはずなのに、おもしろいんだよな。日本国内で合法なドラッグは、アルコールと医薬品とタバコってだけ。とても好みの作品。
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普段酒を呑まない自分にとっては、アル中患者が世界をどのように見ているかを追体験しているようで新鮮だった
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お酒を呑む人にきっと読んで欲しい本、体験小説。 楽しく気持ちよくお酒を嗜めたらいいな…と身を振り返りながら とても好きな一冊です
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切ないなぁ。弱いのは悪くないんだけど、逃げるのも悪くないんだけど、アルコールやドラック依存は問題なのか。問題だろう、身体にも法的にも。でも断たれない気持ちはこの本を読めば、全否定はできない自分もいる。中島らもさんが魂レベルまでかけて向かい合ったことばが書かれている気がする。
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タイトルに引かれてあらすじを読まず借りた本。 バーで繰り広げられるお話かと思ったが全然違った!! アル中患者の回復までの道のりを描く作品だったので、スタートも病院から始まり「え?」ってなった。 症状の描写がリアルで辛くなり読むのが億劫だったが、徐々にお酒との向き合い方や抗う姿にエ...
タイトルに引かれてあらすじを読まず借りた本。 バーで繰り広げられるお話かと思ったが全然違った!! アル中患者の回復までの道のりを描く作品だったので、スタートも病院から始まり「え?」ってなった。 症状の描写がリアルで辛くなり読むのが億劫だったが、徐々にお酒との向き合い方や抗う姿にエールを送りたくなった。 主人公が飄々としている点もこの小説の魅力かな。 地下のあの部屋でアルコールをキメてるシーンは、もうほんとどうしようもなくて笑ってしまった。
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作者の中島らもさんは、さぞかしぶっ飛んでる人なんだろうと思わずWikipediaで調べてしまう、そんな本。
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アルコール依存症の男が主人公。 作中に酒、酒と出てくるので、飲みながら読むのもまた一興かと飲んでいたら「ついにはアル中の本を肴にしてウイスキーをあおる」とあり、目的は違えど同じ行動なものだから親近感が湧いてしまった。 というのもこの主人公、万引きやら籠脱やらするのにどこか賢くて真...
アルコール依存症の男が主人公。 作中に酒、酒と出てくるので、飲みながら読むのもまた一興かと飲んでいたら「ついにはアル中の本を肴にしてウイスキーをあおる」とあり、目的は違えど同じ行動なものだから親近感が湧いてしまった。 というのもこの主人公、万引きやら籠脱やらするのにどこか賢くて真っ直ぐで憎めない。そんな主人公だから、抽象と具象の闘いに勝てたらいいなと希望を持て、重い内容も最後まで重くならず読める内容だった。
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中島らも文学忌 1952.4.3〜2004.7.26 せんべろ忌 せんべろは、千円も出せば、べろべろになるほど酒が飲める。転じて、料金が安い酒場。 小説家、劇作家 灘中高の秀才だったんだけど、途中で道が外れ気味 中島さん何冊か読んでいるけど、吉川英二文学賞受賞の本作は初読。20...
中島らも文学忌 1952.4.3〜2004.7.26 せんべろ忌 せんべろは、千円も出せば、べろべろになるほど酒が飲める。転じて、料金が安い酒場。 小説家、劇作家 灘中高の秀才だったんだけど、途中で道が外れ気味 中島さん何冊か読んでいるけど、吉川英二文学賞受賞の本作は初読。2020年新装版が出るほど根強いファンがいらっしゃる。 アルコール中毒で緊急入院した男と 医者や入院患者達との死をも含んだ軽快な騒動。実体験ベースとのことなので、禁断症状の様子とかわかる方にはより一層楽しめるのでは。 遺体安置所のエチルアルコールにまで手を出してしまう患者。病院を抜け出し、酒場に向かう悲哀。 ベースは実体験といえど、やはり小説で、少年の死やアル中の親を持った家族の崩壊とか、挿入されており、気持ちの何処かでは、やめたかったのかなと思ったり、その後の行動をみれば、違うかなと思ったり。 最期は、飲んだ後、飲食店の階段から落ちて52歳で亡くなる。アルコールで生きてこれたのか、なんともすごい飲みっぷり。
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依存症だと言うと構えてしまうものだけど 重く受け止めて、軽く投げ返すような どこか飄々としたところがあり、スルスルと読めてしまった。 病室にいる3人姉妹のようなおば様軍団や、西浦老のエピソードは笑わずにはいられません。 どんな状況でも、笑えるって大切だなあと気付かされました
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