どうしてわたしはあの子じゃないの の商品レビュー
友人が輝いて見えて、羨んだり嫉妬したりする気持ちを自分の思春期に重ねて読んでいました。懐かしく、眩しい気持ち。今でも隣の芝生が青く見えることは多々あるけれど、結局は私は他の誰かになれないし、他の誰かも私にはなれないんですよね。そういえば、私は他の誰かに憧れることはあったけど、反対...
友人が輝いて見えて、羨んだり嫉妬したりする気持ちを自分の思春期に重ねて読んでいました。懐かしく、眩しい気持ち。今でも隣の芝生が青く見えることは多々あるけれど、結局は私は他の誰かになれないし、他の誰かも私にはなれないんですよね。そういえば、私は他の誰かに憧れることはあったけど、反対に「どうしてあの子じゃないの」と思われたことがあったのかなぁと感じました。 「なにを言葉にして伝えるか、あるいは伝えないか、わたしたちはいつもその選択を迫られる。そうしてたいていの場合、まちがった方を選ぶ」 これはすごく分かる。伝えない苦しさに耐えられないです。
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誰しもが持っている嫉妬。それでいて美しくてさわやかな青春時代と、田舎と神社が恋しくなる。遠藤さんのひとことが印象的。
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気になってた本。ついに読んだ 「どうしてわたしはあの子じゃないの」… 私もずっとこんな思いに悩まされてきたけど、 私もまた他人に「あの子みたいになりたい」って思われてたのかな。 人のこころって外から見ただけではわからないものだなぁとつくづく感じた
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ここではない何処かへ、、、自分探しの長い旅。不安定な十代の感情、思い出してちょっとしんどくなった。 誰かを羨ましく思う気持ち、歳を重ねていくと薄れてきた。自分を肯定出来るようになったのかな。 天ちゃんが言ってた「他人の必死さを笑ったり、心配するふりして気持ちよくなったりする側より...
ここではない何処かへ、、、自分探しの長い旅。不安定な十代の感情、思い出してちょっとしんどくなった。 誰かを羨ましく思う気持ち、歳を重ねていくと薄れてきた。自分を肯定出来るようになったのかな。 天ちゃんが言ってた「他人の必死さを笑ったり、心配するふりして気持ちよくなったりする側より、笑われる側にいるほうがずっといい」ってセリフ、刺さるね。
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都会にいる時は田舎暮らしに憧れ、 田舎にいる時は都会暮らしに憧れた。 どちらにも魅力があり、そして魅力と同じくらいの 息苦しさがあった。
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田舎と都会の間ぐらいの街で育ったせいか、こういう感覚はあまり無くて、でも、きっとそうじゃない人もたくさんいる。 2021/2/16読了
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登場人物のそれぞれの視点から見えるストーリーがいくつかまとめられていて、色んな立場から出来事の瞬間の感情を読み取れる。憧れや嫉妬や懺悔。人はみなずるい人間なのだ。だけどそれでいい。ずるい人間でもいい。 どうしてわたしはあの子じゃないの わたしは私だけのもの わたしはいつだって私に...
登場人物のそれぞれの視点から見えるストーリーがいくつかまとめられていて、色んな立場から出来事の瞬間の感情を読み取れる。憧れや嫉妬や懺悔。人はみなずるい人間なのだ。だけどそれでいい。ずるい人間でもいい。 どうしてわたしはあの子じゃないの わたしは私だけのもの わたしはいつだって私にしかなれなくて 他の誰にもなれない その生きづらさが それぞれ心地良い お互いがお互いを好きで羨ましくて ほしいものが簡単には手に入らない難しさが 人間である醍醐味なのだ。
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とっても普通。良くも悪くも普通のお話。特に心が打たれることもなく…なんだか教科書や模試なんかに出てきそうなお話だな、とそんなふうに思った。 3人の成長ぶりなんかもどこを読んでも1ミリたりとも違和感はない。文章はすごく綺麗で、名言になりそうな言葉も出てくる。 だけど、記憶には残っ...
とっても普通。良くも悪くも普通のお話。特に心が打たれることもなく…なんだか教科書や模試なんかに出てきそうなお話だな、とそんなふうに思った。 3人の成長ぶりなんかもどこを読んでも1ミリたりとも違和感はない。文章はすごく綺麗で、名言になりそうな言葉も出てくる。 だけど、記憶には残っても心に残らないというか、大きく心が揺さぶられることがないというか、そんな1冊だった。 出てくるキャラクターはどれも愛おしく思うし、イキイキとしているし、何がそう思わせるのかは全くわからないのだけど、「ふぅーん、なるほどね」っていう感じしか残らない。 寺地はるなさんは初めて読む作家さんなので、慣れていないだけなのか。他の作品も読んでみたいと思う。 でも、好きか嫌いか問われたら、私は「すごく好き」と答えると思う。 本棚に残しておきたいし、いつかまた手に取ってみたいとも思う。 そんな不思議な魅力を持つ物語だった。
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女の嫉妬とかの話かと思ったけど、意外と爽やかで読みやすかった。 誰もが一度は「どうして、私はあの子じゃないの」と仲が良ければ良いほど心が焼けるような感情を持ったことがあるだろう。 それは目には見えないだけで、当たり前だけどそれぞれの立ち位置で見えるものは変わってくるのだと再認識。...
女の嫉妬とかの話かと思ったけど、意外と爽やかで読みやすかった。 誰もが一度は「どうして、私はあの子じゃないの」と仲が良ければ良いほど心が焼けるような感情を持ったことがあるだろう。 それは目には見えないだけで、当たり前だけどそれぞれの立ち位置で見えるものは変わってくるのだと再認識。 遠藤さんの「神様は人間みんなが弱くてずるいものだと知っている。その弱くてずるい生き方にいちいち目くじらを立て、罰を与えるようなことはしないのでは。ただ見てるだけなのでは。だからズルくても良いのでは」という趣旨の言葉が良かった。
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面白いことは面白かったけど、ちょっと薄味に思えてあまり心に刺さらなかった。「隣の芝生は青い」的な物語だが、主人公の天が真っ直ぐで力強くてイキイキしているのであまり説得力がないような。藤生もイマイチ魅力的でないのが残念。もっと題名の「どうしてわたしはあの子はじゃないの」感が強く欲し...
面白いことは面白かったけど、ちょっと薄味に思えてあまり心に刺さらなかった。「隣の芝生は青い」的な物語だが、主人公の天が真っ直ぐで力強くてイキイキしているのであまり説得力がないような。藤生もイマイチ魅力的でないのが残念。もっと題名の「どうしてわたしはあの子はじゃないの」感が強く欲しかった。
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