オルタネート の商品レビュー

加藤シゲアキ(著者)

2021/02/02

初加藤シゲアキさんの本読破。
正直半分とちょっとまでの話の展開がなかなか進まず、テンポも読んでいてイマイチで、ちょっとしんどいなぁ…
と思っていたらラストの佳境からの青春爆発展開にめちゃくちゃ胸アツになり一気に読了！
アオハルかよっ！！
と思わず大声で叫び出したくなる爽快な終わりで、とても楽しかった。
他の芸能人のなんとなく本書いてみた〜的一発屋なんかではなくちゃんと定期的にジャニーズの仕事の傍ら本に書いて出していくと言うのは本当に凄いと思う。
しかも1冊の小説としてちゃんと読めるのも凄い…
高校生時代特有のまだ社会の闇に汚れてないひたむきに真っ直ぐな気持ちと行動力と、信じる力が本当に眩しい。
大人になりきらない、でも本人達はもっともっと大人になりたい、少しでも先へと言うあのもどかしさがとても瑞々しく絶妙に書かれていて、読んでる間は自分もアオハルしてました。

2021/02/02

初読みでした。アイドル作家ということでどうかな～、と思って読みましたが、どうしてどうしてなかなかの出来。嫌味のない文体とか最後の数章の盛り上げ方とか作家として能力を感じさせます。SNS、スマホ世代ならではのストーリーでしたが、青春ものは嫌いじゃないので楽めました。次作も楽しみです。

2021/02/01

読みづらいのか、キラキラネームに抵抗があるのか
前半は読み進めるのが大変だった。
後半からだんだん読みやすくなって、ワンポーション、文化祭、ライブと最後の掛け合いのようなところはテンポ良く読めました。
読み終わって残るものは特になかった。

2021/02/01

① この本を選んだ理由
直木賞候補になる前に、加藤シゲアキさんをお薦めする記事を読んで、図書館で予約していた。
その時は2番目だったけど、今は55番待ちになってるから、直木賞とか、本屋大賞の影響は大きいことがよくわかる。

②あらすじ　
3人の主人公が登場してくる。それぞれの青春物語。

③感想
サクサク読める。次が楽しみで一気に読みたくなる作品でした。面白かった。

④心に残ったこと
青春っていいね。

⑤登場人物
目次の次ページに書かれています。

2021/01/31

マッチングアプリを使った高校生の生活を描いた物語。

今の時代ならでわの物語だなと感じた。別々の高校生三人を主人公に描かれており、それぞれの話が交互に緩やかに流れていく。
大きな展開や大きな感動は特になかったが、登場人物の心情やその変化が、周りの情景によく表されていて表現が上手だなと感じた。
料理の表現についても、とても丁寧に描かれていて面白味があった。

最後はそれぞれが、一歩前に踏み出しほっこりできる話でした。

2021/01/31

前半はスルスル引き込まれて一気読みだったけど、後半になるにつれ、なんだかちょっと読みたい欲求が低下していった。何故だ。
オルタネートを許否し、料理の道を志す蓉。オルタネートを信奉し、オルタネートで恋人を探そうとする凪津。高校を中退してオルタネートが使えず、かつての音楽友達を求めて東京へ出てきた尚志。三人三様の青春模様が描かれる。
蓉のワンポーションにかける情熱が一番王道の青春ぽい。部活を超えて本気で料理に打ち込む姿こそ青春…！しかし蓉を中心に物語を読んでしまうと、オルタネートが霞んでしまうという、痛し痒しなところが…。

2021/01/31

前半はかなり読むのが大変だった。描かれているものは面白い、ような気がするけど構成が何だかパッとしないような。。あといろいろ詰め込み過ぎて深掘りも回収もできてない。このレベルなら、もう少し絞っても良かったんじゃないかな。編集者は何も言わないのかな。改稿したらもっと面白くなりそう。

2021/01/31

小学生でもすらすら読めるような、平易な文章で書かれていたのでとっても読みやすかったです！

…それだけ。

2021/01/30

面白くてのめり込んで一気に読んでしまった。
でも、読後冷静になるとあれ？となった。
私は現実世界に戻った時やるぞと思える本が好き。
だけどこの本はわたしにはそういうものはなかったみたい。
何でかはわからないけど。不思議。

2021/01/30

設定は近い未来に起こってもおかしくないようなお話。
朝井リョウさんが書きそう。

でも、ストーリーはリアリティさというよりもほっこりにウエイトをおいて描かれている。
想像していたのとは少し違いました。

“オルタネート”という興味深い題材は
主菜というより副菜。
本当の主菜は、それぞれ悩みを持つ高校生たち。
特別派手なわけでないのに、それは眩しかったです。

オルタネートみたいなアプリは現実化しそうだけど、
なんだかめんどくさそうなので
私はこれがない時代の高校生でよかったです。笑

本屋大賞候補になるのが納得な、
クリーンさと温かみを感じました。