オルタネート の商品レビュー

加藤シゲアキ(著者)

2021/02/23

書店でたまたま目につき、著者については以前から気になっていたこともあり、興味半分冷やかし半分のつもりで購入。
高校生の恋愛小説？なんて今更楽しんで読めるのだろうかという不安もあったが、予想を超えて楽しませてもらえた。
SNSという今や私たちの生活から切り離せないツールが近い将来本小説のような世界をつくってしまう可能性もあるリアル感と、登場人物それぞれのSNSへの向き合い方が多様に描かれている部分が面白かった。

2021/02/23

ストーリーの構成は完璧。文章も変なところが全くない。SNSなどのアイデアもリアリティがあってとても面白い。
けれど、読み終わった後に、この場面が良かった、この言葉が響いたと感じるものが一つもなくて……。
あっと驚かせてくれる小説を今後書いてくれそうな予感がするので、作家の次回作に期待します。

2021/02/22

高校生活の青春が描かれてる作品で、読んでいて甘酸っぱい気持ちになりました！

小説内では「オルタネート」というマッチングアプリ？SNSが必須アプリになってましたが、
私の時代は「前略プロフィール」だったな〜
なんて、懐かしい気持ちも…。（笑）

高校生活は長い人生の中でもたった3年間で、とても短いけど、恋愛・友情・部活・学校行事、全てにおいて全力で取り組んだ3年間だった！って自分の高校生活を思い出しながら読んでました。

加藤シゲアキさんの他の作品も読んでみたくなりました。

2021/02/21

傍から見ると幸せそうでも、案外そうじゃないことの方が多いもんだ。よその家を気にするぐらいなら自分ちをどうすれば、今よりよくなるか考えた方がいいと思う。

2021/02/21

高校生限定のマッチングアプリ｢オルタネート｣が必須となった世界の物語。
甘酸っぱくて爽やかな青春を味わえました。
不安定な高校生たちが、オルタネートを通じて繋がったり、時にはぶつかったりして大人へと成長していく様子が胸熱です。

2021/02/20

どんどん読み進みたくなる本だった
でも栄司がワンポーションで作った最後の料理はとうもろこしのおにぎりの方が「思い出」に合うと思う。
しかも凪津って文化祭の時にセントラルチャペル行ったの初めてって記述あったけど、もっと前に行ってなかったっけ？と途中で固まってしまった。
ジーンイノベーションを調べた時、確かパイプオルガンのある教会にいたはず.....

2021/02/19

高校生の頃は、自分と自分のまわりが世界の全てで、うちら最強！と思っていた。
でも本当に、みんなが主人公でいいと思う。
一瞬で過ぎる時間の愛おしさが詰まった、
柔らかくて優しい一冊でした。

2021/02/17

音楽、部活、恋愛…高校生の｢青春｣盛り合わせで面白く、読みやすかった。
高校生だけが利用できる｢オルタネート｣が青春時代の儚さと輝きをより強調しているように感じた。高校生と大学生の決定的な違いは、将来の可能性の幅なのかな…幾つになっても新しいことに挑戦することはできるけど、未成年で、親からの期待や抑圧もある中で見る夢は完全に大人になってからでは見ることができない特別なものだと思う。オルタネートのマッチングシステムは進化型のお見合いのようで、賛否はあるだろうけど正直便利だと思った。欲しい。

2021/02/16

ジャニーズ事務所の人が映画に出ると、その映画の評価が水増しされ、その水増しされた評価を鵜呑みにして観に行ったら後悔するという経験が重なり、この作家のことも敬遠していた。だが、これだけ注目度が高まってくると忌避している自分の方が損をしていそうなのでついに読んだ。
思春期いいねえ。恐ろしいスピードで経験値が貯まっていくの、とても懐かしくて大切だったと感じた。
カバーは誰なんだろう…特に裏表紙の男の子が確信が持てない。

2021/02/15

1章1章が短く、とても読みやすかった。
読み進めていくうちにどんどん内容に引き込まれていって、バラバラだった3つの話が最後につながっていく部分がとても面白かった。