オルタネート の商品レビュー
高校生の青春を描いた話。 登場人物様々な視点からの物語で、それが最後に絡み合うというストーリー。 分厚さの割に読みやすくささっと読めた。 青春ということで爽やかさがあった、という印象。
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オルタネートというモチーフを使っている割には、主要人物3人の内2人はあまりオルタネート使ってないような。ただ、マッチングアプリから「人の繋がり」を考えるというテーマは良いなぁ。AIで導かれる「絶対真実の愛」よりも、何か別の要素に惹かれるのかな?3人がそれぞれ自分の「困難」に向き合い、成長していく話。
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2020.03.01(5h) 個人的に始めた本屋大賞ノミネートマラソン2作品目!『オルタネート』は10作品ある内でも特に評判の良い印象。 前回読んだノミネート作は中でもボリュームの少ない『推し燃ゆ』だったので、読んでいる途中までは380pがとても長く感じました。読了感のとても良い爽やかな群像劇です。 装丁のラミネートは作中の「オルタネート」というアプリのアイコンを模したものでしょうか。キラキラと光って淡い色味のイラストとも相まって魅力的です。 加藤シゲアキさんは NEWSというジャニーズグループで活動する中、『ピンクとグレー』でデビュー。これまでに彼の著作は耳にしていたものの、「アイドルをやりつつ作家なんて、人気にあやかって遊びで書いているに違いない」なんて色眼鏡(嫉妬)でこれまで一度も読んだことがありませんでした。 読み始めも恥ずかしながら、偏見だらけで「おもんないわ〜!こんなん装丁ええだけやんけ!」って淀んだ気持ちで文字を追っていましたが、最後まで読んだ今は清々しい気持ちです。 調理部部長の新見蓉(にいみ いるる)、同校に通う1年生の伴凪津(ばん なづ)、大阪の高校を中退した楤丘尚志(たらおか なおし)の3人とオルタネートが結びついた物語が描かれます。 みんな名前が独特…!ですが、主要なこの3人以外の登場人物は一般的な名前です。漫画で主役の髪色を派手にしてみたりするのと同じで、主役を目立たせるための工夫なのかも。 13 約束 の蓉と三浦のやりとりは、似た境遇の2人らしいやり方で、食べ物で気持ちを表現するのも素敵ですね。 キャラクターの中では、蓉の友人であり、園芸部の唯一の部員であるダイキがとても好きでした。 植物育てたくなります。 凪津とのやりとりが印象的。299ページからの、ヒヤシンスの球根を植えながら願いをかけるルーティンについて語るシーン。真似したいです。 トマトとマリーゴールドを寄せ植えて害虫を防ぐのも良いですね。自然の力に任せてしまうのが愛を感じます。 3章辺りから描写が生き生きとし始め、読んでいて楽しい作品です。 加藤シゲアキの次回作も読んでみたくなりました。
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青春 何人もの生徒目線で書かれていて、現代ならではの苦悩や便利さを痛感 最後は、追い込みすぎ感があったものの、先々読みたくなる物語
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加藤シゲアキが大好きだ。 アイドルの加藤シゲアキが馬鹿みたいに好きだ。 彼の片鱗がところどころに感じられつつも、忘れられないあの高校生だった頃の渦巻くような時の流れを感じられる作品だった。 嗚呼、加藤シゲアキがどうしようもなく好きだと感じさせられる作品だ。
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3つの異なる話が、最後にかけて1つになっていく後半のたたみかけは、非常に引き込まれるものだった。しかし、語彙の少なさ、登場人物の名前のチョイスは残念であった。
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同じ学校を舞台に3つの物語が交差しつつも並行して進んでいく感じが学校生活として、すごくリアルで、読み進めるにつれ、物語の切り替わりのスピード感が徐々に上がってくる感じが限りある学校生活の時間の流れを良く体現していたのではないかと思う。それぞれの登場人...
同じ学校を舞台に3つの物語が交差しつつも並行して進んでいく感じが学校生活として、すごくリアルで、読み進めるにつれ、物語の切り替わりのスピード感が徐々に上がってくる感じが限りある学校生活の時間の流れを良く体現していたのではないかと思う。それぞれの登場人物たちのキャラクターも掴みやすかったし、青春時代に抱える悩みを保ちつつ、目の前にあるものに立ち向かっていく感じは、とても清々しく、読み終えて懐かしさも感じさせ、晴れやかな気持ちになった。直木賞のノミネートも話題性だけではないなと。ジャニーズだからって色眼鏡で見て、ごめんなさい。面白かったです。ホントに。
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高校生という半端な時期に誰もが抱えるような感情や経験が3人の主人公たちを中心に上手く表現されていると思う。ひとつの高校を中心に主人公含め登場人物たちが交差しながら描かれるストーリーがとても読みやすくて気に入った 夢や進路がいまいち現実味を帯びなくて、子供のようにも大人のようにも扱われる高校生。ただ爽やかで軽快な青春ではなくリアルな青春が描かれていた
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3人の主人公がいてそれぞれ、沢山の経験を得て成長していて良いと思いました。 家族との絆も友達の絆も繋がって良かった そして、「とうもろこしのバターおにぎり」が食べたくなりたした。
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これは本屋大賞ノミネートだけど 直木賞ノミネートのときに買って読んだやつ 芸能人が書いた小説を なぜか毛嫌いしているので (たぶん才能とか容姿恵まれてることに嫉妬) この人の本読んだことなかった ちなみに又吉も読んだことない とんだ差別主義者だな、わたくしは 最近の本の装丁は ...
これは本屋大賞ノミネートだけど 直木賞ノミネートのときに買って読んだやつ 芸能人が書いた小説を なぜか毛嫌いしているので (たぶん才能とか容姿恵まれてることに嫉妬) この人の本読んだことなかった ちなみに又吉も読んだことない とんだ差別主義者だな、わたくしは 最近の本の装丁は マンガっちいのが多くて悲しい 選書に装丁を重視する自分としては マンガっちいだけで これはないって決めがち そんな装丁の本 部屋に置きたくないぜ… 読んだの数ヶ月前なので 鮮烈に覚えてる部分があんまないんだが たぶん大筋とはあんまり関係ない 料理バトルのとこはよかった ママンの一言が 自分のママンを思い出させて ママン、元気かな 手料理食いたいな…って 己の思い出で勝手に泣いた ってことを今思い出した 高校生しか使えないSNSって そういう発想なかったから なるほどーって思えたけど とにかくキラキラハイスクールライフは 自分にはなかったし妬みしかないから ノリきれないままの読了 星は3つ 読みやすいってとこを最大限に評価する
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