スマホ脳 の商品レビュー
スマホが近くに置いてあるだけで気になってしまう。集中力という才能を退化させている危機感は強まった。脳科学的にみてもスマホ依存になってしまうのは仕方ない。ただ、テクノロジーに支配された生活はストレスフルだから、デジタルデトックスして運動したほうが良い
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スマホ中毒、スマホ依存症。 昨今よく聞く言葉だが、その本質はなんなのか。 スマホを片時も手放せなくなるのは何故なのか。 スマホを使い過ぎるとどうなるのか。 大人は1日に4時間、10代の若者なら4〜5時間、スマホに費やしているが、果たして「あなた」はどうなのか? ある程度は知った内容もあったが、具体的な研究結果も踏まえて分かりやすく説明されていて、非常に勉強にもなったし、我が身を振り返るきっかけにもなった。デジタル・デトックスを試しては挫折してきた、HPA系をスマホに支配されたプレ・デジタルネイティブ世代の私が、危機感を覚える程度には真に迫った内容でもあった。 確かに昔も昔、周りがスマホに次々と変える中で頑としてガラケーを使っていた頃は、今よりも大量の本を短期間で読んでいたし、集中力もあったな、と思い返し、まぁ集中力の欠如には年もあるのだろうと言い訳をした次の習慣、「いやスマホが使えない場所だと集中力は昔とそう変わらないな?」と気づく。 そして道を歩いて周囲を見渡せば、歩きスマホをする人、見てこそないものの手にスマホを持ったまま(鞄があるのに!)歩いている人の多いこと! 鞄がない人も、財布はポケットに入れているのに何故スマホはポケットに入れないのか? やはり通知が気になるのだろうか? なにかを検索したい時にすぐ使いたいから? 食事をする時だって、家族や友人と席を囲みながら、テーブルの上にスマホである。あぁむべなるかな、これも本書に書かれている「集中力を削ぎ」、「相手との時間を過ごすことに対して感じる幸福感を減らす」行動だ! スマホを長時間使っている10代の若者も、自分が使い過ぎていると思うとアンケートには答えるそうだ。それは私の肌感覚とも一致する。だが、それでも辞められない。止まらない。見事にHPA系をハックされたからだ! この本の嬉しい点は、最後に「デジタル時代のアドバイス」として著者からのメッセージが書かれている点だ。備忘録として私のために、そのうちのいくつかを書き留める。 ・自分のスマホ利用時間を知る。 ・腕時計と目覚まし時計を使う。 ・毎日1〜2時間、スマホをオフに。 ・プッシュ通知は全てオフに。 ・スマホ表示は白黒に。 ・サイレントモードを有効活用。 ・チャットやメールのチェック時間を決める。 ・人と会ってる時はスマホはずっと鞄の中。 ・スクリーンタイムで使用を制限、最長で2時間。 ・週3回45分の運動。軽く心拍数が上がる程度。 ・きちんと寝る。 ・リアルな社会活動を大切に。
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以前から気になっていた本。 自分自身、スマホにかなりの時間を奪われていることが気になっていて、それを戒めるためにも動機づけとなるものが欲しかった。 スクリーンタイムを分析して、不要なアプリを消したり時間制限を設けたりなど、自分ができることをしてスマホ以外に自分の時間を使い、成長し...
以前から気になっていた本。 自分自身、スマホにかなりの時間を奪われていることが気になっていて、それを戒めるためにも動機づけとなるものが欲しかった。 スクリーンタイムを分析して、不要なアプリを消したり時間制限を設けたりなど、自分ができることをしてスマホ以外に自分の時間を使い、成長したいと感じた。
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スマホの登場は人々の生活を大きく変えた。 人間の脳はその変化に未だ順応できていない。というかそんなスピードについていける程我々は世代を重ねていない。 スマホは脳のドーパミンを活性化させ、その不規則性からギャンブルにも似た依存性を示す。 スマホ依存を脱却する方法の一つに運動がある。...
スマホの登場は人々の生活を大きく変えた。 人間の脳はその変化に未だ順応できていない。というかそんなスピードについていける程我々は世代を重ねていない。 スマホは脳のドーパミンを活性化させ、その不規則性からギャンブルにも似た依存性を示す。 スマホ依存を脱却する方法の一つに運動がある。1週間に2時間の運動で効果が現れるとされ、この2時間は連続したものである必要はない。 脳は体を動かすためにできているのだ。 この運動を通じて人は集中力という得難い効果を獲得できるのである。 スマホの利用時間が長い人は鬱の傾向がある報告もある。
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スマホの登場は今までにないことだと認識した。特に生まれながらにしてスマホとともに生活している子どもたちに与える影響を考えると、不安にもなるものだ。ジョブズが自分の子どもにスマホやiPadを与えなかったのも、その影響を見越していたのだとすると、そして、精神科にうつ症状の患者がスマホ...
スマホの登場は今までにないことだと認識した。特に生まれながらにしてスマホとともに生活している子どもたちに与える影響を考えると、不安にもなるものだ。ジョブズが自分の子どもにスマホやiPadを与えなかったのも、その影響を見越していたのだとすると、そして、精神科にうつ症状の患者がスマホと同時に増えたのだとすると、単なる偶然とは思えない。進化の速度に追いつけていないことを、色々な表現で説明していただいたので、納得するところも多かった。訳も軽いタッチだったので、読みやすかった。
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とても興味深くおもろしかった。運動とデジタルデトックスしようと思います。早速スマホの画面表示を白黒にしました。
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運動脳に引き続き、読みました。 普段何気なく使っているスマホ、自分は周りの人よりは使わない方だと思っていたが、思っている以上に使っていることを実感した。 そして、自分がスマホをコントロールしているのではなく、スマホに我々がコントロールされているということを意識していこうと思う。
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スマホを使うように脳は進化していない。スマホはあなたの脳をハッキングする。という事が書かれていた。読んでいてなかなか面白かった。 もっと脳の機能について書かれていて難しいのかなと思ったけど、簡単にわかりやすく書いてあって読みやすい。 章ごとに感想を。 第1章 人類はスマホなしで歴史を作ってきた 最初の引き込み方がすごいと思ってしまった。点だらけのページが見開きになっている。次のページを開くと、点が一万個ある説明から始まる。文字で読ませるのではなくて、視覚で引き込むのすごい。 一万個の点は一世代を表す。 スマホがあって当たり前の世界は一世代。まだ、次の世代はいないという事から話が始まる。そして、そういう話が本を通じて何度も出てくる。何世代前まではこうだったという話が繰り返されている。つまり「現代社会」と思ってる社会は人類の歴史から見ると「対応しきれない環境」なのは当たり前と。 進化の話が出てくるの楽しい。 第9章 脳はスマホに適応するのか? 適応するにはあと一万年待たないといけないらしい……その前に人類が消えるのでは? 今の消費社会で人類が続く可能性はどれだけあるのだろう。と思ってしまった。 そして、『人間は幸せな生き物ではない』233p なるほどと思ってしまった。不安が人間を生き延びさせてきたのだから、不安を感じる方が当たり前という事らしい。 最後に「デジタル時代のアドバイス」が書いてある。 『SNSは積極的に交流したいと思う人だけフォローしよう』とあるけど、積極的に交流したいわけではなくて眺めていたいだけなんだよな。 進化の話と組み合わせてあるのは面白かった。
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便利なスマホのマイナス面は 依存性が高い 集中力を下げる メンタルを不調にする 子どもの脳の発育に悪影響を及ぼす (IT企業のトップは子供にスマホを与えていない) スマホ依存にならないためには スポーツを楽しむ、楽器を演奏する、人に会うなど スマホやPCの前で過ごす時間を減...
便利なスマホのマイナス面は 依存性が高い 集中力を下げる メンタルを不調にする 子どもの脳の発育に悪影響を及ぼす (IT企業のトップは子供にスマホを与えていない) スマホ依存にならないためには スポーツを楽しむ、楽器を演奏する、人に会うなど スマホやPCの前で過ごす時間を減らす ******************** スマホによって脳をハッキングされるとなると 怖い 気を付けよう
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数年前の自分の読書メモから。 ======== 人間は噂が好きな理由、特に悪い噂が好きな理由。人類の長い歴史の中で、圧倒的大半が危険な生活であり、そんな生活を生き抜くために必要不可欠、最重要な要素の一つだったから。("私たちが生き延びたのは食べ物とゴシップのおかげ") 誰々が悪いことをしている→自分はどう振る舞うべきか、といった感じで悪い話に敏感に動いて自分の立ち居振る舞いを考える必要があったから。 「かもしれない」(期待)に支配されてる。スマホを触ってしまうのは、スマホを触りたいからというよりも、「重要なメールがきている"かもしれない"」といった感じで期待を常に抱いてるから。重要な情報があるかもしれない。 人が最近潰れやすくなった理由は?
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