海をあげる の商品レビュー
とても静かに、穏やかな文調で描かれているけど、総じて心にずしっと重くのしかかる実態がこの本にはある。 いま2020年代だよね? なのに、まだ日本では、沖縄ではこんな状態なの?と思うようなことから、最近全く報道されなくなってしまった辺野古の現状について。 知ることができて今は感謝...
とても静かに、穏やかな文調で描かれているけど、総じて心にずしっと重くのしかかる実態がこの本にはある。 いま2020年代だよね? なのに、まだ日本では、沖縄ではこんな状態なの?と思うようなことから、最近全く報道されなくなってしまった辺野古の現状について。 知ることができて今は感謝してると共に、これまで無知だったこと、そして関心をつづけて持てていなかった自分に落胆してしまった。 年齢や性別が変わらず、日本国民なら必ず読み現状を知らなければならない本だと思った。
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ここにつづられている言葉の数々は、圧倒的リアリティを持って胸にストレートに響いてくる。導入で、著者自身の経験や食事についてつづられており、そこで一気に読み手は心を開いてしまうのではないだろうか。 読み進めるうちに、沖縄の問題など著者の怒りがダイレクトに表出する。この怒りの先には...
ここにつづられている言葉の数々は、圧倒的リアリティを持って胸にストレートに響いてくる。導入で、著者自身の経験や食事についてつづられており、そこで一気に読み手は心を開いてしまうのではないだろうか。 読み進めるうちに、沖縄の問題など著者の怒りがダイレクトに表出する。この怒りの先には自分もいるような気がして、ハッとさせられる。沖縄とパーソナルなつながりがない自分がどのように沖縄を見ていたのかと。 自分の何気ない日常をエッセイの中で言葉にしていく。そして紡ぎだされた言葉がこんなにも力強いものなることに驚く。
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【琉大OPACリンク】 https://opac.lib.u-ryukyu.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BC03529338
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ニュースなどでなんとなく 知ったつもりになっている 沖縄の現状がリアルに綴られる。 学術的な内容かと思いきや、 エッセイで、著者の娘の存在が くらしと課題の結びつきを 実感させる。 タイトルに繋がる、ラストの文は 我々全員に突きつけられた重い宿題だと 感じた。
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この本から何を受け取るべきか、読後も考えをまとめるのは難しいけれど、まずは知ること。それがだいじなのだとは思う。タイトルの意味を最後に知って、成程と唸る。
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もっとゴリゴリの沖縄問題の話かと思った ゴリゴリの海洋系の問題かと思った 裏切られました いい意味で 勝手な思い込みだっただけで 沖縄で暮らす人から見る沖縄 外からみると観光地なんだよね 行ってみたいけど、住みたいかと言われると。。 それってどうなの? いい街なの? 知...
もっとゴリゴリの沖縄問題の話かと思った ゴリゴリの海洋系の問題かと思った 裏切られました いい意味で 勝手な思い込みだっただけで 沖縄で暮らす人から見る沖縄 外からみると観光地なんだよね 行ってみたいけど、住みたいかと言われると。。 それってどうなの? いい街なの? 知らぬふりして、見えなくして で実際に住んで、辛い思いをしている人はいる 沖縄だけではないのだけど、 生活地としての、沖縄を知った
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海をあげると言われ、受け取るのを躊躇してる自分。 「何も知らなかった」と、自責の念に駆られる隙を著者は与えてくれない。 受け取らなきゃいけない。受け取った後、どうすればいいのだろう。
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著者は沖縄生まれ、琉球大学教育学研究科教授。沖縄で未成年の少女たちの支援・調査に携わっている 若年出産をした女の子たちへのインタビュー 沖縄の基地問題 その合間に幼い娘の姿 転々と、淡々と、それらが語られる 惨い生活環境の話も多い 少女が語る内容には著者の気持ちは含まれず 語...
著者は沖縄生まれ、琉球大学教育学研究科教授。沖縄で未成年の少女たちの支援・調査に携わっている 若年出産をした女の子たちへのインタビュー 沖縄の基地問題 その合間に幼い娘の姿 転々と、淡々と、それらが語られる 惨い生活環境の話も多い 少女が語る内容には著者の気持ちは含まれず 語られるまま綴られている こういう少女はたくさんいる 『ななみの海』『空にピース』でも読んだけれど 日本の中にたくさんたくさんあって それを一つ一つ救っていくことは出来ない では、どうしたらいいんだろう? 思いがけず、教育と家庭の話が続いてしまって 疑問と悲しさともどかしさばかりが募る
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ご自身のことを書きながら、子育て、自然に囲まれた沖縄の問題にふれ今まで自分が漠然と感じていたことがこんなにも切実だったのかと胸が締め付けられるような気持ちだった。何も出来ない自分と沖縄は日本の領土とはいえ、遠く離れた所のイメージが強くあまり基地問題について考えてくることをしなかっ...
ご自身のことを書きながら、子育て、自然に囲まれた沖縄の問題にふれ今まで自分が漠然と感じていたことがこんなにも切実だったのかと胸が締め付けられるような気持ちだった。何も出来ない自分と沖縄は日本の領土とはいえ、遠く離れた所のイメージが強くあまり基地問題について考えてくることをしなかったのが悲しくなってきた。こうやって文字に起こすことでたくさんの人に伝わることもあるけれど、ここまで自分をさらけだしてしまって大丈夫なのだろうかと心配にもなってしまった。
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沖縄に住んでいた時の自分の生活を、リアルタイムで見た沖縄の人たちの言葉を、思い出した。 私自身はその後沖縄県外に住み、沖縄を見る人々の目に嫌気がさすほどだった。綺麗な海、温かい人々…そういうリゾートのイメージしか見ていない(見たくない)様子に、米軍基地と隣り合わせで生きることを知...
沖縄に住んでいた時の自分の生活を、リアルタイムで見た沖縄の人たちの言葉を、思い出した。 私自身はその後沖縄県外に住み、沖縄を見る人々の目に嫌気がさすほどだった。綺麗な海、温かい人々…そういうリゾートのイメージしか見ていない(見たくない)様子に、米軍基地と隣り合わせで生きることを知ってほしいと思っていた。 普段から嫌でも米軍基地のことを意識せざるを得ない事件や事故が起きて、生活の中に入り込んでいる。 この本は痛いほどその現実を突きつける内容だったと思う。 そして、私には沖縄県外から何ができるだろうと考えさせられた。
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