いつの空にも星が出ていた の商品レビュー
星ってベイスターズの星なんだね。 野球好きや野球に詳しくないと辛いかもしれない。 私は高校野球好きだった(小学生の頃から好きだったのにら大学生になったら興味を失ってしまった)が、プロ野球は全く興味がないので読むのがしんどかった。 レフトスタンドと、ダブルヘッダーの後半(おじい...
星ってベイスターズの星なんだね。 野球好きや野球に詳しくないと辛いかもしれない。 私は高校野球好きだった(小学生の頃から好きだったのにら大学生になったら興味を失ってしまった)が、プロ野球は全く興味がないので読むのがしんどかった。 レフトスタンドと、ダブルヘッダーの後半(おじいさんが出てきてから)は良かった!
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野球への愛や熱気などが読んでいてとても感じられたので登場人物に感情移入がしやすく読んでいて楽しかった。
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「幸せだった。好きなチームと共にいる喜びは、言葉では説明できないものだ。日本一の頂上決戦の場で、息もできないようなぎりぎりの空気を共有している」 「だって、横浜は横浜だ。ベイスターズは横浜だ。どうしたって横浜じゃないか」 「本当に好きなものの話は、本当に好きな相手としか、本当...
「幸せだった。好きなチームと共にいる喜びは、言葉では説明できないものだ。日本一の頂上決戦の場で、息もできないようなぎりぎりの空気を共有している」 「だって、横浜は横浜だ。ベイスターズは横浜だ。どうしたって横浜じゃないか」 「本当に好きなものの話は、本当に好きな相手としか、本当にはできないものだ」 「119球投げて、10点取られて、7回までマウンドにいられる。それを監督が、チームメイトが、ファンが許すんだ。そんな投手は後にも先にもいねえよ」 「青かった。青かったよ。真っ青だったよ、ドームが青かったんだよ!」 「あの日、息子と一緒にスタジアムに行けて、幸せだって思えた」 1984年10月の神宮球場。 ガラガラのレフトスタンド。 万年最下位、横浜大洋銀行とまで言われたチームの37年ぶりの優勝争いに、38年ぶりの日本一。 閑古鳥の鳴く横浜スタジアム。 出口の見えないトンネルを歩き続けるような暗黒の2000年代。 得体の知れない新興IT企業への球団売却。 12球団最後のクライマックスシリーズ進出。 そして、史上最大の下克上を果たして絶対王者に挑んだ19年ぶりの頂上決戦。 誰にも想像できないドラマを演じ続けてきたチームとファンの珠玉の物語。 明日が見えない苦難の中でも。 空を見上げれば、星が出ている。 希望は輝き続ける。 球春到来。 新たなドラマは、まもなく始まる。
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途中で読むのをやめてしまったので評価はできないけれど、熱い野球愛を感じた。 返却期限に間に合わなかったので途中やめになってしまったがもう一度借りてまで読みきりたいかと言われれば微妙かも。
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久々に佐藤さんの作品。凄く好きだった記憶があるけど今回のは私小説?ベイスターズ愛が強すぎて野球知らないと難しい。ベイスターズ絡みの短編集。単行本の「星」に騙された感が凄い。
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地元横浜のお話でした。 バスの広告でこの本を知り、とても興味が湧いてすぐに本屋へと行きました。 野球が、特に横浜ファンの方は是非読んでほしい一冊です。 あの頃から、つい最近のあの頃まで。 野球がつなぐ温かい物語でした。
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21/02/11 最後の、ベイスターズファンの野球少年が主人公の話がよかった。定食屋でコックを生業とするお父さんの話でもあり。 応援し続けるものがある、て人生豊かにするんだろうなぁ
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ブクログのレビューで気になって、読んだ1冊。 著者初読み。 長編かと思ってたら、最初から凄い短編で、なかなかつながらないなぁ、と思っていたら、短編でした… 学校の先生に連れられて、初めてプロ野球を観に行った話、女子高校生が街でベイスターズのキャップを被った青年に出会い、ベイスター...
ブクログのレビューで気になって、読んだ1冊。 著者初読み。 長編かと思ってたら、最初から凄い短編で、なかなかつながらないなぁ、と思っていたら、短編でした… 学校の先生に連れられて、初めてプロ野球を観に行った話、女子高校生が街でベイスターズのキャップを被った青年に出会い、ベイスターズのファンになっていく様子、父親と一緒に電気店で働く青年がひょんなことから、お金持ちの家の留守番を頼まれ、その家の息子と野球を語る様子、野球のコーチをしながら、洋食店を営む父とその息子の物語を通じて、大洋ホエールズ時代から、横浜ベイスターズ、横浜DeNAベイスターズの栄光と影の歴史が描かれる。 個人的には女子高生が主人公の章が好き。 何故ならば、私にとっても、1998年は「横浜」の年だと思って、実際に盛り上がっていたから。 個人的に好きだった佐伯、鈴木尚典、石井琢朗、佐々木、戸叶、ローズの時代から、筒香、宮崎などの今も現役の選手も実名で登場し、野球ファンからすれば、物凄く楽しませていただきました。 他の方のレビューにもあったけど、確かにベイスターズファンでないとついていけない部分はあるかも。 難しい表現も少ないので、この作品を読んで、野球ファンになる人が増えたら、嬉しいなぁ。
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野球は全然興味がないんだけど、ベイスターズファンになりそう! それくらい、ファンの熱い気持ちが伝わってくる。今すぐ、球場で声援を送りたくなる、そんな小説。 「本当に好きなものの話は、本当に好きな相手としか、本当には出来ない」 これ、本当にそう!
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中編4編。 佐藤多佳子さん、上手いなあ。 そして、横浜市民としてすぐに手にしなかったことが悔やまれる作品集です。 最初の学校の先生の話が一番好き。
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