いつの空にも星が出ていた の商品レビュー
プロ野球チームの横浜ベイスターズのファンを主人公に置いた短編 選手を初め、実名が多く出てくる物語であり、現実と非現実の狭間が分かりづらいが、プロ野球に人生を重ねてるので、その時代を実際に過ごした自分には雰囲気が良く伝わってきた。
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野球に興味なくても読める。 同一球団を応援するファンを、大人、女性、少年とパターンを変えて読ませてくれます、
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連作かと思いきや、 バラバラな短編集だった。 出てくる人、皆、横浜好きだけど、 好きの表れ方にはいろいろあるんだなあ。 球場に行く人も テレビの前にいる人も 好きだということには変わらない。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
阪神ファンでした、過去形です。 辞めた理由は、 ①阪神が負けた翌日は機嫌が悪くなる。自分でどうにもできないことで自分の機嫌を振り回される、それも年間半分くらいの時期そうなることがもったいなくなった。 ②ヤジること、不満を漏らすことが応援だと勘違いしてた。「あの采配はアカン」「なんやあのプレーは」「ヤメテまえ」…やめるのは選手でも監督でもなく、自分であることに気づいた ③他チームを悪く言っていた。「敵」ではなく「試合相手」であることに気づいた。巨人は悪ではない、ナベツネはどうか知らんけど(笑 というようなことです。 この本はベイスターズ(序章のみ前身のホエールズ)ファンの物語です、合計4編に熱いファンが出てきます。愛にあふれています。ベイスターズを愛し、応援し、叱咤し、負けても「明日は勝てる」「今4位ならすごいこと」などと前向きで、上位争いやクライマックスに絡んだら、そらもう全力で盛り上がり、優勝なぞしようものなら笑いに笑い騒ぎに騒ぎ町全体で大盛り上がり。 もちろん日常があり生活があり登場人物たちは生きています。その糧としていろどりとして心の支えとしてベイスターズがある。仕事も学校も恋も友情も部活も呑み会もベイスターズがアクセントとなってより引き立つ。 そんな日常を描いてるだけなのに、すごく面白い、感動の波が押し寄せてきます。田代と遠藤が抱き合って泣くシーンを読んだのは電車の中だったのですが、恥ずかしくても涙が止まりませんでした。花粉がしんどいふりをしました。 こうした健全なファンであったなら、俺も阪神ファンを辞めなかったのかもしれない。でもあの時ファンを辞めたから、こうして他球団を愛する人たちの素晴らしい小説に巡り合えてるのかも知れません。
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プロ野球大洋ホエールズから横浜ベイスターズに至るそれぞれの時代を応援してきた人たちの中短編の熱い物語。ハマスタのライトスタンド、応援団の様子がひしひし感じられる。1998年日本一になったパレード用のオープンバスの制作に横浜市や交通局の協力に感激した。実話だそうで優勝を信じて一月前...
プロ野球大洋ホエールズから横浜ベイスターズに至るそれぞれの時代を応援してきた人たちの中短編の熱い物語。ハマスタのライトスタンド、応援団の様子がひしひし感じられる。1998年日本一になったパレード用のオープンバスの制作に横浜市や交通局の協力に感激した。実話だそうで優勝を信じて一月前から準備していたという意気込みが伺える。一番感動したのは最終話の「ダブルヘッター」だ。日本シリーズの応援に会ったこともない祖父の招待で福岡へ行く小学校五年の光希。少年野球をやる光希、来年は昼に自分の応援に夜はベイスターズと。
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最近夏の甲子園を熱く観戦するようになり、甲子園で活躍した選手がプロでプレーしているのを見ると嬉しくなる。応援って楽しいや悔しいや興奮や絶望…色んな感情を与えてくれる。そんな応援に勇気をもらったりまた現実から逃げる口実にしたり。1980年代から2010年代の強かったり弱かったり名前...
最近夏の甲子園を熱く観戦するようになり、甲子園で活躍した選手がプロでプレーしているのを見ると嬉しくなる。応援って楽しいや悔しいや興奮や絶望…色んな感情を与えてくれる。そんな応援に勇気をもらったりまた現実から逃げる口実にしたり。1980年代から2010年代の強かったり弱かったり名前が変わったりのベイスターズのスタンドに通う人々のそれぞれの人生は読了後あとがきを読んでさらに胸に沁みる物語となった。
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読了2021.09.13 ベイスターズの応援に熱狂するファンの姿を描く連作。 十代の頃に噛みしめた佐藤さんの文章が、よけいに懐かしくて瑞々しい。 「ダブルヘッダー」は泣いてしまいました。
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うーん、まさか面白くないとわね。 野球ファンというより横浜ファン向けかね。 うーん、なんなんやろ?野球自体は好きやねんけど、なんかおもんないなー
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チャプターズで佐藤多佳子のしゃべれどもしゃべれどもを読んで面白く、一番最新作と聞いたので読んでみることに。 やっぱりおらが街のチームがあること、そして自分の推しのチームがいることで人生は豊かになるよな、、、と小説ながらも思った
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題名からロマンチックな話かと思ったら なんと なんと 横浜ベイスターズのファンのお話 プロ野球は興味が少ない方だが のめり込む人の人生をちょっとだけ垣間見れた気がした 事実はもっと奇なんだろう
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