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民主主義とは何か の商品レビュー

4.2

86件のお客様レビュー

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2026/02/09

民主主義の成り立ちを平易に解説した本。古代ギリシアから近代ヨーロッパ・近代アメリカ、そして戦後まで民主主義に関する思想もしくは当時の政治体制を扱っている。 筆者の民主主義についての基本スタンスは、古代ギリシアのポリスで行われたような、市民が「討議」に直接「参加」し、その結果に「...

民主主義の成り立ちを平易に解説した本。古代ギリシアから近代ヨーロッパ・近代アメリカ、そして戦後まで民主主義に関する思想もしくは当時の政治体制を扱っている。 筆者の民主主義についての基本スタンスは、古代ギリシアのポリスで行われたような、市民が「討議」に直接「参加」し、その結果に「責任」をもつという態度で行う政治体制である、というものである。 代議制民主主義がスタンダードである現在、選挙に行くことが民主主義であることのように信じられている。学校でも、投票率の低下が嘆かれ、選挙に行くことが「善」であるかのように刷り込まれている。 このような、選挙が自己目的化している状況で、さらには、あらゆる政治家が選挙に勝つことのみに注力して衆愚政治に陥らんとする状況で、そもそも民主主義って何なのか、どういう成り立ちだったのか、民主主義って良い(善い)ものなのかといったことを考えることの契機となり材料となる良書となる。 平たい説明過ぎてそれぞれの思想家の説明が薄くなり、かえって特徴を掴みづらかった、という点がある。

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2025/12/27

これまで「政治」と「企業=経済」はそれぞれ独自の原理で動いていると思っていましたが、ビジネスの現場で「民主主義的な思考と実践」が要請されていると感じるシーンが多くなり、そもそも「民主主義」とは何かを考えるために本書を手に取りました。 多くの企業が「社会的ミッション」と「労働者の自...

これまで「政治」と「企業=経済」はそれぞれ独自の原理で動いていると思っていましたが、ビジネスの現場で「民主主義的な思考と実践」が要請されていると感じるシーンが多くなり、そもそも「民主主義」とは何かを考えるために本書を手に取りました。 多くの企業が「社会的ミッション」と「労働者の自己実現」をどちらも達成するために、様々な改革を実施している中で、本書を読み終えた後、「社会的ミッション実現=民主主義的な目標」「労働者の自己実現=自由主義的な目標」と捉えることにしました。政治の世界だけではなく、経済の世界でも「人々が等しく自由でいられる民主的組織」を目指すためには、民主主義の歴史的遍歴を学ぶ意義を感じました。

Posted byブクログ

2025/10/08

難しかった。 「民主主義とは何か」というよりも「民主主義の歴史」とした方が適切なタイトルな気がする。様々な社会科学の古典から民主主義を考察しているが、どうも古典から借りてきた言葉の羅列といった印象を受けるのは私だけであろうか。

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2025/09/30

言わずと知れたCOTEN RADIO 「民主主義」編のタネ本のひとつ。 本屋さんでは社会学、橋爪大三郎先生の本と迷って結局こっちにした。 それ以前にも概念としては近いものがあったものの、民主主義の源流を古代ギリシアに遡り2500年間の歴史を振り返る。民主主義についての考え方と...

言わずと知れたCOTEN RADIO 「民主主義」編のタネ本のひとつ。 本屋さんでは社会学、橋爪大三郎先生の本と迷って結局こっちにした。 それ以前にも概念としては近いものがあったものの、民主主義の源流を古代ギリシアに遡り2500年間の歴史を振り返る。民主主義についての考え方というか、つきあい方というか、何度も聴いたCOTEN RADIOのおさらいにはなるものの、やはり書籍で辿っていくのとでは感じ方が変わる。 2年前にはじめてCOTEN RADIOで民主主義編を聴いた時、民主主義の印象が世界的に変化していることに驚いた。 あの頃はようやくコロナが落ち着いてきたような時代背景で、イギリスのブレグジットの話や1期目のトランプ大統領当選のケースから語られるポピュリズムの懸念について、 「なるほどなー」 「こういうのが衆愚的って言うのかー」 と、わかった気になった覚えがある。 そのあとも何度か聴いて、今回満を持してこの本にたどり着いたわけだが、 読み終えてすぐの感想としては、 「民主主義とか考えるのムリじゃない?」 ということだった。 ポピュリズムについても、ここ最近で自分の考え方が少し変わってきたことに気づく。 それは、プラトンが批判したソクラテスの処刑について、その背景をもう少し詳しく知る機会を得たというのもあるからで、(@ゆる哲学ラジオ)そうなってくると、どの角度やどの立場から切り取るかで変わる付随する事柄や概念そのものをひとまとめで良し悪しのジャッジなんかできないな、と思った。 ルソーの一般意志みたいな話だわ。 実はもう随分長いこと、自分にとっての善悪と言うものが揺らいでしまっている感覚がある。 誰かの正義は誰かの悪で、と言葉にすると途端に陳腐になるんだけど、 正直なところ貫きたい正義や善が以前ほど明確に見えなくなってしまっているのだ。 人文知に触れる経験の中で歴史を知る機会が増えて、認知の枠が拡がりすぎたのにカバーできる想像力が足りてない。 要は自分の人間的欠陥のせいなんだが、モヤモヤするだけで自分の中にスッキリした回答を得られないのは悔しい。 とか言いながら、反面では面白くもあったりする。 おさらいの歴史的な部分も、未知だった歴史的偉人の考え方も、とても興味深く味わいながら、わたしにとっては内省したくなる気持ちを突いてくるような本だった。 ちょっとズレるけど、民主主義を考えたら自分の想像力の拙さに気づいたよっていう…、そういう感想。

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2025/09/01

議会制、選挙、自由は、本質的に民主主義と結合した概念ではなくて、歴史の趨勢がそれらを結合させ民主主義を現在の姿に変えていった。本書は、民主主義を政治史の俎上で相対化し民主主義そのものの姿を明らかにする。 著者は民主主義をめぐる歴史において古代ギリシアを特別視していることを認めて...

議会制、選挙、自由は、本質的に民主主義と結合した概念ではなくて、歴史の趨勢がそれらを結合させ民主主義を現在の姿に変えていった。本書は、民主主義を政治史の俎上で相対化し民主主義そのものの姿を明らかにする。 著者は民主主義をめぐる歴史において古代ギリシアを特別視していることを認めている。先史の原始的な人間集団のなかで民主主義的プロセスが自治的な合意形成に利用されたことはありえたとしながらも、古代ギリシアのポリスでは市民が民主主義的制度とその実践に自覚的に取り組み、徹底化していた点で一線を画すという。 民主主義がときに誤るとしても自己修正が可能であるというのは、プラトンの哲人政治が持続性を持たないとするポパーと整合していると思った。 このような本を読んで思うのは、歴史上ある制度が偉大な成果を残したからこれからもうまく機能するとか、今の世界は歴史上のある状況に似ているから次はこうなるはずだとか、ヒストリカルな目線だけではダメだということ。 本書のように歴史上の事象に対して帰納的態度で臨まないと、社会の事物の本質は見えてこないのだと思う。

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2025/08/18

トランプ大統領の政治が民主主義なのかな、と思ってこの本を読みました。 国民が自分たちのこととして政治にかかわることが当たり前になることが民主主義のキホンなのに、現在の政治家たちは参加させず自分たちの思い通りになるように国民を誘導する方向で政治を進めているなぁ。リーダーにお任せ、じ...

トランプ大統領の政治が民主主義なのかな、と思ってこの本を読みました。 国民が自分たちのこととして政治にかかわることが当たり前になることが民主主義のキホンなのに、現在の政治家たちは参加させず自分たちの思い通りになるように国民を誘導する方向で政治を進めているなぁ。リーダーにお任せ、じゃダメなんだよね。

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2025/08/16

難しかったけど、民主主義の歴史や経緯がコンパクトにまとまっていて素晴らしい一冊だと思いました!また再読します!読んでて「あれ?この人のこの思想って反民主主義なんだっけ?それとも民主主義の亜種なんだっけ?」と混乱しちゃったので次は気を付けて読みます(苦笑)。 民主主義ってずっと西...

難しかったけど、民主主義の歴史や経緯がコンパクトにまとまっていて素晴らしい一冊だと思いました!また再読します!読んでて「あれ?この人のこの思想って反民主主義なんだっけ?それとも民主主義の亜種なんだっけ?」と混乱しちゃったので次は気を付けて読みます(苦笑)。 民主主義ってずっと西側諸国で支持されてる思想だと思っていたのですが、そうでもなかったというのが意外でした。ずっと共和主義(…と呼ぶのかな?)との対比の中で欠陥のある思想として語られていたとは。余談ですが、今のアメリカの民主党と共和党って、共和党の方が民主主義っほくて、民主党は共和主義っぽいイメージありますよね。 社会主義との比較とか、アジアやイスラム圏との思想の比較とか、そういう話にも興味が湧きました…が、こんなにわかりやすく書いてくれてる本、あるかなぁ…(汗)

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2025/07/11

メモ→ https://x.com/nobushiromasaki/status/1943589100080283726?s=46&t=z75bb9jRqQkzTbvnO6hSdw

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2025/06/11

民主主義って? 民主主義国である日本に生まれ育ってもなかなか答えられない。自由主義と民主主義は相容れないこともあるって? 議会制度が必ずしも民主主義ではない? 民主主義は長い間、肯定的に語られてこなかった? 身近にあるはずなのに、全然理解できていない事柄がたくさん。 アテナイ...

民主主義って? 民主主義国である日本に生まれ育ってもなかなか答えられない。自由主義と民主主義は相容れないこともあるって? 議会制度が必ずしも民主主義ではない? 民主主義は長い間、肯定的に語られてこなかった? 身近にあるはずなのに、全然理解できていない事柄がたくさん。 アテナイの直接民主主義から歴史を追って説明し、最後に日本とこれからの民主主義に話が及ぶ。 個人的にはトクヴィルさんとミルさんの話は関心が深い。一人の偉人より、一人でも多くの当事者意識を持った集団の方がよりよく統治ができる。そんな議論もあり、民主主義が再度主流になってきたとしたら、なぜ経営は未だ独裁か少数経営なのか。それがティール組織やホラクラシー、DAOの話に繋がってくるのかもしれない。

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2025/02/23

毎日新聞で著者のインタビュー記事があり、その内容が気になったことがきっかけで読んだ1冊。 民主主義の歴史について、高校時代の朧げな記憶が蘇りつつ、民主主義の本質に迫ることができたかなと。 自分自身の民主主義に対する理解や考え方が若干本質からズレていたことを再認識できたことも大変意...

毎日新聞で著者のインタビュー記事があり、その内容が気になったことがきっかけで読んだ1冊。 民主主義の歴史について、高校時代の朧げな記憶が蘇りつつ、民主主義の本質に迫ることができたかなと。 自分自身の民主主義に対する理解や考え方が若干本質からズレていたことを再認識できたことも大変意義深かったと思う。 民主主義が危機に晒されているこのタイミングで読むことができてよかった。

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