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八月の銀の雪 の商品レビュー

3.9

269件のお客様レビュー

  1. 5つ

    66

  2. 4つ

    120

  3. 3つ

    58

  4. 2つ

    7

  5. 1つ

    3

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2024/03/25

登場人物たちが科学に触れ、世界の見方が変わっていく物語の短編集。  「月まで3キロ」と同じ構成の短編集であり、登場人物たちが科学に触れて少し前を向くことができるようになる、優しい短編集だった。 地球の内核や珪藻といった、自分には全く馴染みがないテーマばかりだが興味深く読むことが...

登場人物たちが科学に触れ、世界の見方が変わっていく物語の短編集。  「月まで3キロ」と同じ構成の短編集であり、登場人物たちが科学に触れて少し前を向くことができるようになる、優しい短編集だった。 地球の内核や珪藻といった、自分には全く馴染みがないテーマばかりだが興味深く読むことができ、自然のすごさを感じられる。それは、各短編で科学に触れて世界の見方が変わる主人公たちと近い体験なのかもしれないと思った。 巻末の、小説とは思えない量の参考文献からも、作者である伊与原さんが「科学」というテーマで真摯に作品作りに取り組んでいることが窺えた。 科学に関する情報が具体的で魅力的な一方で、登場人物たちの背景等は前作よりもややあっさりした印象があった。そういった意味では、人物の描写がもう少し多い方が好みかもしれない。

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2024/03/24

アルノーとレモンについて 同じ経験あり。鳩をひろったことがある。小学6年王のとき、名前はアルノーと名付けた。作文も書いたタイトルは「無念アルノー」

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2024/03/18

五つの短編に描かれる景色がどれもとてつもなく美しい。地球の中心にあるかもしれない銀の鉄の森。深海で唄うクジラに夕焼け空を飛ぶ鳩。人間には生み出せない玻璃の芸術品。ピンクに輝く白い凧。詳しいことまで理解できなくても、情景の美しさだけで何度も読み返したいと思える本。

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2024/03/16

科学と現実の心の問題。不思議な感覚のお話。初読みの作家さんでしたが読みやすかった。短編集で1話目が良かった

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2024/03/01

読みやすい文体、各話で科学的な知識が得られるので普段読書しない理系の方にお勧めしたい一冊。どの話も読後感よく、心温まる。余韻をもたせた終わり方で、読み手が登場人物のその後について自由に思いを馳せることができるのが良いと思った。表題作も良かったが、「玻璃を拾う」が一番好きだった。

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2024/02/25

全体的に地球と人という感じで、表紙もあってか美しかった。 私は最初の話が好みで、美しかった。ただああいう人ってあんなにすぐ改心しなさそうなのでちょっと強引かなとは思った。 あとはクジラの話も綺麗で良かった。やはりどんな人でも外から見えない悩みがあるのかもなと思う。 ありそうな話に...

全体的に地球と人という感じで、表紙もあってか美しかった。 私は最初の話が好みで、美しかった。ただああいう人ってあんなにすぐ改心しなさそうなのでちょっと強引かなとは思った。 あとはクジラの話も綺麗で良かった。やはりどんな人でも外から見えない悩みがあるのかもなと思う。 ありそうな話に科学が絡んでいることでより面白さが増している。

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2024/02/21

これはいい!表紙の装丁も素敵だし、 前に読んだ「宇わたる教室」よりも科学度が薄くなり、人の物語に重点を置かれてる気がしてとても読みやすかった。 理科!みたいや科学だけでなく生物や気象なと多岐にわたるせいかもしれない。 表題の「八月の銀の雪」も、苦しさの中に光が見え心が解けていく感...

これはいい!表紙の装丁も素敵だし、 前に読んだ「宇わたる教室」よりも科学度が薄くなり、人の物語に重点を置かれてる気がしてとても読みやすかった。 理科!みたいや科学だけでなく生物や気象なと多岐にわたるせいかもしれない。 表題の「八月の銀の雪」も、苦しさの中に光が見え心が解けていく感じがしてよかった。 「アルノーと檸檬」は知らなかったレース鳩や伝書鳩の話で初めて鳩が可愛く思えた。 一番好きな話は「玻璃を拾う」だ。 関西弁がゆらりゆらりと、読みやすく冒頭に出てくる瞳子の長いまつ毛がそー使われるかと納得! この瞳子と野中の続編読みたいなぁ。

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2024/02/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

本屋大賞、直木賞とノミネートされていたことで気になって読んでみた。他人の口を借りてしまうけど直木賞選評に同意。(※「全体的には専門的な記述にうまく入りこめない」「(内容がパターン化しており)そこに原発問題がとうとうと語られると興醒めに。」) 料理を扱う作品でもそうなんだけど、レシピを第一に伝えたいならレシピ本を書けばいいと私は思っていて、"創作物"だからキャラクターやストーリー性を求める。表題作のような現代社会に寄ったお話はよかったけど、この一作だけでよかった。この趨向を5編でやるのはくどい。最後に原発の話を持ってきたことで白けてしまった。作者が書きたいことを書いたんだなと感じて、でもそれは別に悪いことではない(というか芸術に良し悪しはないしな…)から、またほかの著作を読んでみたいなとは思った。

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2024/02/06

理系の学生の話。人の内面を地球の中身に喩えている 人と人のつながりがあたたかい。クジラ、ハト、珪藻、凧

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2023/12/25

大地や鳥、クジラといった自然のものにまっすぐに生きるきっかけをもらう短編集。他の動物や自然の強さを知って勇気づけられていく主人公たちが素敵だった。

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