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八月の銀の雪 の商品レビュー

3.9

282件のお客様レビュー

  1. 5つ

    67

  2. 4つ

    124

  3. 3つ

    65

  4. 2つ

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2024/02/25

全体的に地球と人という感じで、表紙もあってか美しかった。 私は最初の話が好みで、美しかった。ただああいう人ってあんなにすぐ改心しなさそうなのでちょっと強引かなとは思った。 あとはクジラの話も綺麗で良かった。やはりどんな人でも外から見えない悩みがあるのかもなと思う。 ありそうな話に...

全体的に地球と人という感じで、表紙もあってか美しかった。 私は最初の話が好みで、美しかった。ただああいう人ってあんなにすぐ改心しなさそうなのでちょっと強引かなとは思った。 あとはクジラの話も綺麗で良かった。やはりどんな人でも外から見えない悩みがあるのかもなと思う。 ありそうな話に科学が絡んでいることでより面白さが増している。

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2024/02/21

これはいい!表紙の装丁も素敵だし、 前に読んだ「宇わたる教室」よりも科学度が薄くなり、人の物語に重点を置かれてる気がしてとても読みやすかった。 理科!みたいや科学だけでなく生物や気象なと多岐にわたるせいかもしれない。 表題の「八月の銀の雪」も、苦しさの中に光が見え心が解けていく感...

これはいい!表紙の装丁も素敵だし、 前に読んだ「宇わたる教室」よりも科学度が薄くなり、人の物語に重点を置かれてる気がしてとても読みやすかった。 理科!みたいや科学だけでなく生物や気象なと多岐にわたるせいかもしれない。 表題の「八月の銀の雪」も、苦しさの中に光が見え心が解けていく感じがしてよかった。 「アルノーと檸檬」は知らなかったレース鳩や伝書鳩の話で初めて鳩が可愛く思えた。 一番好きな話は「玻璃を拾う」だ。 関西弁がゆらりゆらりと、読みやすく冒頭に出てくる瞳子の長いまつ毛がそー使われるかと納得! この瞳子と野中の続編読みたいなぁ。

Posted byブクログ

2024/02/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

本屋大賞、直木賞とノミネートされていたことで気になって読んでみた。他人の口を借りてしまうけど直木賞選評に同意。(※「全体的には専門的な記述にうまく入りこめない」「(内容がパターン化しており)そこに原発問題がとうとうと語られると興醒めに。」) 料理を扱う作品でもそうなんだけど、レシピを第一に伝えたいならレシピ本を書けばいいと私は思っていて、"創作物"だからキャラクターやストーリー性を求める。表題作のような現代社会に寄ったお話はよかったけど、この一作だけでよかった。この趨向を5編でやるのはくどい。最後に原発の話を持ってきたことで白けてしまった。作者が書きたいことを書いたんだなと感じて、でもそれは別に悪いことではない(というか芸術に良し悪しはないしな…)から、またほかの著作を読んでみたいなとは思った。

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2024/02/06

理系の学生の話。人の内面を地球の中身に喩えている 人と人のつながりがあたたかい。クジラ、ハト、珪藻、凧

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2023/12/25

大地や鳥、クジラといった自然のものにまっすぐに生きるきっかけをもらう短編集。他の動物や自然の強さを知って勇気づけられていく主人公たちが素敵だった。

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2023/12/14

短編集だったので好みに合う合わないはあったものの、どれも専門的な知識が散りばめられていて、物語としてだけでなく、勉強にもなって面白かった。個人的には八月の銀の雪と玻璃を拾うが好き。

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2023/12/06

短編集。鬱屈とした心で息苦しさを抱えていく日々。主人公たちが、自分の弱さや強さも受け入れて前向きになる作品。

Posted byブクログ

2023/11/09

タイトルも装丁もきれいな本。 理系の話がストーリーのお陰でわかりやすく読め、世界に惹き込まれます。ぜひ学生にも読んでもらいたい! 一つ一つの話が、優しさと美しさに溢れていて、心が洗われました。作者の感受性が素晴らしいんだろうな。「玻璃を拾う」の珪藻アートの話が好きです。

Posted byブクログ

2023/09/23

星5つに近い4。伊予原さんの作品はアンソロジーで1篇だけ読んだことがあるのだけど、こちらの作品も胸に沁みるとても良い短編集でした。共通して静かに、自然の壮大さとそれによって登場人物たちが感情を動かされる様子が美しく描かれているようなイメージ。 人は誰もそれぞれ外から見ただけでは分...

星5つに近い4。伊予原さんの作品はアンソロジーで1篇だけ読んだことがあるのだけど、こちらの作品も胸に沁みるとても良い短編集でした。共通して静かに、自然の壮大さとそれによって登場人物たちが感情を動かされる様子が美しく描かれているようなイメージ。 人は誰もそれぞれ外から見ただけでは分からない悩みや葛藤を抱えている。人と出会って関わりを持ち、内面をしっかりと見つめることでやがて自分にも変化が訪れる、この作品ではそのきっかけとなるのが宇宙や生き物、気象などで、学ぶことも多くとても満足感の高い短編集でした。 装丁も読後に理解できる内容とのリンクがとても素敵でした。文庫版の装丁はまた違う篇のもののようで、そちらも素敵!

Posted byブクログ

2023/07/23

素敵だなと思う作品も,なんだ?と思う作品もあり。起伏の少ない作品たちなので、うーん。 理数系の話も多く,男性の方が好む傾向があるのかな? 私は好きじゃありませんでした。

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