東京藝大 仏さま研究室 の商品レビュー
もともと仏像好きなので、とても興味深かった。 研究室の存在は初めて知ったが、今もこういった研究がなされ、それに携わる進路を決めた若者たちがいること、またその葛藤に感動した。 出来れば卒業した4人と、珍念のその後も読んでみたいな。 学生っていいな。青春だな。
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仏像が好きな人も興味のない人もみんな読んで欲しい。 青春群像劇でもあり、一つの仏像がどのような過程でできていくのか、日本にどうやって伝わり、その後どんな発展を遂げたのか。 特に,1400年もの間途切れず,人々を救い続けた存在としての仏像のあり方が胸を打ちました。 それ以上に主役...
仏像が好きな人も興味のない人もみんな読んで欲しい。 青春群像劇でもあり、一つの仏像がどのような過程でできていくのか、日本にどうやって伝わり、その後どんな発展を遂げたのか。 特に,1400年もの間途切れず,人々を救い続けた存在としての仏像のあり方が胸を打ちました。 それ以上に主役の四人がみんな素敵。 仲間に入りたかったなぁ(笑)
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良い感じだった。仏教好き、仏像好きということもあるけど、興味深い話。学ぶっていいな。それぞれの主人公のその後もクローズアップしてもっと読みたい。教授の若い時の話とかも。楽しく読めました。
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4年ほど前に書店で見かけて気になっていたがそれ以来出会えていなかった本。仏像に携わる東京藝大生の物語を読んで、親近感を持て、仏像修復について知識を得られた。
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東京藝大の通称"仏さま研究室"を舞台に、各章で研究室所属の修士学生4人それぞれのストーリーを描いている。 小説とはいえ、藝大に"文化財保存学専攻保存修復彫刻研究室"は実在するそうで、学生がいろんな寺社の仏像や、もっといえば仏教への理解や愛...
東京藝大の通称"仏さま研究室"を舞台に、各章で研究室所属の修士学生4人それぞれのストーリーを描いている。 小説とはいえ、藝大に"文化財保存学専攻保存修復彫刻研究室"は実在するそうで、学生がいろんな寺社の仏像や、もっといえば仏教への理解や愛着を深めていく姿を読んでいるうちに、こちらも仏像への興味が増していった。 途中、クスッと笑ったり、時にホロッとしたりしながら読了。 それにしても、修了課題が仏像の模刻とは、さすが! 藝大にも仏像にも興味のある自分には楽しめる内容でした。
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信仰心あるなしにかかわらず、やはり仏像は向き合う者のココロをうつすもんやなあ、と。/若者でありそれぞれの理由で仏像に惹かれた者でもある四人を描く。あと、まったく知らない世界に触れられる愉しさ。まひるの仏さま。シゲとカヤノと親たち。運慶の不動明王に対するアイリの苦悩。決められないソ...
信仰心あるなしにかかわらず、やはり仏像は向き合う者のココロをうつすもんやなあ、と。/若者でありそれぞれの理由で仏像に惹かれた者でもある四人を描く。あと、まったく知らない世界に触れられる愉しさ。まひるの仏さま。シゲとカヤノと親たち。運慶の不動明王に対するアイリの苦悩。決められないソウスケの葛藤。2024年1月14日
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藝大 × 仏像 なかなか面白い小説だった。かなりのリサーチをした上で書かれているのでリアリティがある。 この流れで運慶についていろいろと調べたくなっている。笑
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仏様鑑賞が趣味なので興味を持ち購入しました。 青春ストーリーの中に、日本の人たちの仏像に対する想いがあって、温かい気持ちで読みました。また仏像巡りに行きたくなる一冊でした。
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青春群像劇なのだが、読んでいると仏像の知識、歴史、模刻の難しさ、現代における仏像の役割などが分かるようになっている。 仏像の解説というと仏様の紹介から入ることが多いので、こういう小説形式で別の角度から仏像を知られたのがとてもよかった。 文章も読みやすく、すっと読めた。現代の名著。
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「何年かに一人、天才が出ればいい。あとの者はその天才の礎」という言葉が印象的でした 藝大の「芸は刈る」「藝は植える、増やす」などの部分も言葉を大切に書かれていて面白かったです
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