湖の女たち の商品レビュー
湖の女たち 吉田修一さん 湖の描写がすごい 冤罪を生む仕組みが、よくわかった。 こわい。 刑事の圭介が気持ち悪い 最後だけ良かった
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老人介護施設で100歳の老人が殺された。戦時中の人体実験など絡めて展開していくのだけれど、冤罪を作り出すことも厭わない警察の傲慢さにいら立つ。ただメインとして進んでいくのが捜査で出会った刑事と容疑者の女のあれやこれやなので非常にウンザリ。なんだかよく分からず消化不良で読了。
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メイン2人の性描写が苦手分野で前半は手が止まりがちだったものの、介護施設で亡くなった男と妻・松江の満洲での生活を描いた部分や、事件の核心に迫る雑誌記者・池田視点の章から一気に引き込まれた。後半の佳代と圭介の描写は自分の田舎の匂いがリアルに重なって胸が苦しい。好みは分かれるかもしれ...
メイン2人の性描写が苦手分野で前半は手が止まりがちだったものの、介護施設で亡くなった男と妻・松江の満洲での生活を描いた部分や、事件の核心に迫る雑誌記者・池田視点の章から一気に引き込まれた。後半の佳代と圭介の描写は自分の田舎の匂いがリアルに重なって胸が苦しい。好みは分かれるかもしれないが、途中で投げ出さなくてよかったと思う作品。
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もやもや感が残る。731部隊との結びつけが無理矢理っぽい。刑事と容疑者との深入り。祖母が孫の行動の不審さに勘づいていそうな描写がありながら、放置する。湖の黎明のようなもやもや感。2024.6.24
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介護施設が舞台とあったので、仕事柄興味があり読んでみた。 介護施設での不審死、冤罪を生み出す警察組織、国家レベルで揉み消された日本軍の残虐行為などなど、背景で次々と深刻な事態が巻き起こる中、刑事の濱中と介護士の佳代の二人は、一体何をしておるのだ。 作者は「生産性」の謎掛けとし...
介護施設が舞台とあったので、仕事柄興味があり読んでみた。 介護施設での不審死、冤罪を生み出す警察組織、国家レベルで揉み消された日本軍の残虐行為などなど、背景で次々と深刻な事態が巻き起こる中、刑事の濱中と介護士の佳代の二人は、一体何をしておるのだ。 作者は「生産性」の謎掛けとしてこの二人を描いたようだが、残念ながら自分には理解が難しかった。 記者の池田の奮闘により明かされていく史実と、歴史は繰り返すことの証明のような施設での殺人の謎解きは、面白かった。 https://book.asahi.com/article/14055646 朝日新聞 好書好日
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人間の異様さ、怖さがひとつの事件を中心に描かれてる話。湖の美しさの描写がより異様さを際立てているように感じた。事件の真相にちゃんと池田と圭介がたどり着けていますように。白衣を着て、という子どもたちが怖すぎた。
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最近(2024年5月)に福士蒼汰、松本まりかで映画化されたものの原作。なんか怪しい内容に思えたので見に行かなかったのだが、映画が原作をどこまで踏まえているかは知らないが、行かなくてよかったかな。とにかく、話広げ過ぎて、どうにもならなくなった作品。読後感、悪し・・・
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映画化、吉田修一氏と言うことで読んでみる。 流石本著者の文章、何か久しぶりに安心してページをめくれる。物語はきっと私を楽しませてくれるという安心感。 琵琶湖の辺の養護介護施設で不審死があり、それを巡る刑事、介護士、記者話。話は過去の満州にも及び、この話がどうつながるのかと興味...
映画化、吉田修一氏と言うことで読んでみる。 流石本著者の文章、何か久しぶりに安心してページをめくれる。物語はきっと私を楽しませてくれるという安心感。 琵琶湖の辺の養護介護施設で不審死があり、それを巡る刑事、介護士、記者話。話は過去の満州にも及び、この話がどうつながるのかと興味を持って読み進める。 過激なエロス描写はあまり好まないのだが、そのマイナスを差し引いても後半は良かったな。好み分かれそうなところだけれども、「結局何者にも変われなかった」感が心に染みる。抜け出せない平穏な毎日。
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17日に映画が公開されたことを知り、再読する。 読み始めてからぼんやりと記憶が蘇ってくる。 あぁ、これはレビューが難しいやつだと…。 琵琶湖に近い介護療養施設で100歳の男が亡くなりる。 人工呼吸器に不具合はなく、施設側の業務上の過失なのか? 事件を追う刑事と施設で介護士とし...
17日に映画が公開されたことを知り、再読する。 読み始めてからぼんやりと記憶が蘇ってくる。 あぁ、これはレビューが難しいやつだと…。 琵琶湖に近い介護療養施設で100歳の男が亡くなりる。 人工呼吸器に不具合はなく、施設側の業務上の過失なのか? 事件を追う刑事と施設で介護士として働く女が、自動車事故で再び顔を合わせた日から、まるで何かに取り憑かれたかのように刑事の意のままになる女。 愛欲というより支配欲なのか…に溺れてどうにもならない。 一方、事件のことを追う週刊誌記者は、危険な目に遭いながらも100歳の男の過去を辿ると731部隊の人体実験に関係しているとわかる。 動画に映っていたのは、コートではなく白衣か…。 その白衣を着て撮影しているのは…。 そのあとにも似たような事件が…。 そして2件の死亡事故の後、白衣を着て出てくるのを待ち続けるのは…。 ミステリーなんだろうが、刑事と女の関係性は必要なのか⁇と。 きっちりと最後まで再読したのだが、自分のなかでスッキリしないものがある。 琵琶湖の風景と鳥の様子は、美しい描写なんだけど。 う〜ん。 映画は、ちょっと違う感じなんだろうと勝手に予想してしまう。 刑事は福士蒼汰で介護士は松本まりかである。 やっぱり私の頭のなかでは、違う人を描いていたから…。
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2人の変態プレイ随所に出てくるけど 圭介のドSさといい、そもそも必要⁇ 731部隊やら枝話がとっ散らかって広がるけど まとまらず、根幹の話の筋もなんのことやら… 読んでる最中はそこまでつまらなくはなかったけど なんだかなぁ…
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