Au オードリー・タン の商品レビュー
テレビでオードリー・タンさんのことを知り、もっと知りたいと思い、本を読み始めました。 とても賢い方で国民からも支持されている方ですが、波瀾万丈な人生を歩まれていました。でもその過去があっての今があるのかなぁと思いました。 台湾という国に行ってみたくなりました。
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コロナ関連でオードリータンさんを新聞で見かけるようになって早1年。一年遅れでやっとこの本を読むことができた。 短い記事で取り上げられる時、彼女について書かれるのは天才で中卒でトランスジェンダーだという点。なのだが、何がどう今の台湾にとってすごかったのかという点や、どういう人柄な...
コロナ関連でオードリータンさんを新聞で見かけるようになって早1年。一年遅れでやっとこの本を読むことができた。 短い記事で取り上げられる時、彼女について書かれるのは天才で中卒でトランスジェンダーだという点。なのだが、何がどう今の台湾にとってすごかったのかという点や、どういう人柄なのかというのがいまいちわからなかった。 この本では、天才であるが故にどういう幼少期を過ごしたのか、学校に馴染めない子に両親はどういう対応をしたのか、という点が丁寧に描かれ、皆が同じでなければいけないという学校教育に息苦しさを感じる人には非常に役に立つ内容になっている。分野は全く違うが、少し「変わった」子供を世間から守り子供を信じたという点で、このお母さんとさかなクンのお母さんに通じるものを感じた。オードリーさんのお母さんの活躍は台湾の教育改革につながるまでに外にその経験を昇華させるのだから本当にすごい!母親になった女性の活躍シーンを見るに、自分の子供の健康/福祉→公共の福祉の向上へと幅を広げる場合がよくあるが、このお母さんもまさにそうで憧れる。 またオードリーさんが実際にどう台湾の民主化やコロナ禍への対応に貢献したのかという点もしっかり書かれている。彼女の情報通信における才能はもちろん非凡なのだろうが、すごいのは、例えば「ひまわり運動」にしても「マスクマップ」にしてもそれを最初に主導したり開発したりした人は別にいたわけで、それぞれの萌芽に自分がどう貢献できるか、良策を見つけ出してシェアできる状態に持っていく才能があるという点で、そこには感心せざるを得ない。共感共作そして貢献! ちなみにこの本を読んでいると、感化されやすい私は、自分もプログラミングやら語学やら、できるような錯覚を持ってしまうのだが、会議の前日に資料をパラパラとめくって睡眠中にその短期記憶を長期記憶に変換させるという手法を読んで、「あ。そうだ自分は天才じゃなかった」と思い出した。 おりしも、日本ではコロナ対策のアプリの不具合が放置されて糾弾されている。コロナ対応で多忙を極める担当官が、(おそらくそんなに詳しくない)アプリの外注とそのフォローという業務に追われた挙句に批判されているかと思うと、気の毒で胃の痛む思いだが、そこに台湾のようなオープンに民間の意見を反映させるシステムがあればどれだけ救われたのだろうか。オードリーさんファンになると同時に、そんなオープンで民主的な台湾のことをもっと知りたく、住んでみたくなる本でもあった。
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よく「人のためになる仕事がしたい」とか、「人の役に立つことを考えなさい」という風潮がある。たしかにそれは一つと原動力となる。けれども彼女のように考え、行動してもいいのではないか。 彼女が悩み、傷つき、考え、行動したからこそ、たとえ自分の興味で動いていたとしても、周りが正しい、そう...
よく「人のためになる仕事がしたい」とか、「人の役に立つことを考えなさい」という風潮がある。たしかにそれは一つと原動力となる。けれども彼女のように考え、行動してもいいのではないか。 彼女が悩み、傷つき、考え、行動したからこそ、たとえ自分の興味で動いていたとしても、周りが正しい、そうありたいと思う言動ができている。今からでも見習いたい。 それにしてもご両親がやはり素晴らしい。 お母様の著書が日本で翻訳されますように。
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「人工知能は永遠に人間の知恵に取って変わる事は無い」 ●プログラミングを書くコツ 興味のある問題を見つけて、解決することです。プログラムを書くためにプログラムを書くのではなく。 ●オードリーたんが選んだ、人生で最も影響受けた20冊の本(日本語版) 老子 論理哲学論考 哲学探求...
「人工知能は永遠に人間の知恵に取って変わる事は無い」 ●プログラミングを書くコツ 興味のある問題を見つけて、解決することです。プログラムを書くためにプログラムを書くのではなく。 ●オードリーたんが選んだ、人生で最も影響受けた20冊の本(日本語版) 老子 論理哲学論考 哲学探求 哲学的解釈学の要項 世界史の構造 詩経 ファウンデーションの彼方へ 果てしない物語 シルマリルの物語 フィネガンズウェイク ラディカルマーケット 脱私有財産の世紀 ジャーゴン・ファイル
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世界中が新型コロナウィルスの脅威に覆われた2020年。 いち早く対策を立て続けに講じて、被害を最小限にとどめてきた台湾。 その中心人物の一人が、唐鳳(タン・フォン、オードリー・タン)。 2016年、35歳にしてIT大臣に就任。 IQは180だが、中卒。 ハッカーのDNA...
世界中が新型コロナウィルスの脅威に覆われた2020年。 いち早く対策を立て続けに講じて、被害を最小限にとどめてきた台湾。 その中心人物の一人が、唐鳳(タン・フォン、オードリー・タン)。 2016年、35歳にしてIT大臣に就任。 IQは180だが、中卒。 ハッカーのDNAをもち、いつでもプログラムが書ける達人。 Appleで顧問としてSiriの開発に携わる。 トランスジェンダーであることも表明している。 「私は政府のためにではなく、政府と共に働いているのです。人々のためではなく、人々と共に働いているのです」 「すべての物事は変化し、変化するということだけが不変です」 「自分で勉強することのメリットは、他の人には見つけられないものを見つけられる、ということです。これはとても重要で、そうでなければ付和雷同するだけになります。誰かが言ったことに同調するだけでは、自分がありません。でも、誰かとシェアできることも重要です」 「大事なことは、情報のダウンロードとアップロードのバランスなのです。ネットコミュニティからのダウンロードに対し、アップロードが多ければ多い歩と、自分がインターネット上の『市民』であると感じられます」 知のトップランナーは、地に足のついた現場の人だ。 良い意味で人間くさい天才の言葉と行動が、明日への希望となって心と体に染み入ってくる。 知恵は現場にあり。 対話こそすべてを切り開く武器だ。
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よい。父母の教育方針がいいなぁと思う。やっぱ天才は8歳とか14歳頃にプログラミングにどハマりするのね…(私見)
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1月27日読了 「デジタルとAIの未来を語る」ではさらりと触れられただけのオードリータンのパーソナルな部分に多く触れられていた 凡人の私はオードリーのようにはなれないかもしれないが、思想に共感して近づくことはできる ラストにオードリーが影響を受けた本のリストがあったので読んでみた...
1月27日読了 「デジタルとAIの未来を語る」ではさらりと触れられただけのオードリータンのパーソナルな部分に多く触れられていた 凡人の私はオードリーのようにはなれないかもしれないが、思想に共感して近づくことはできる ラストにオードリーが影響を受けた本のリストがあったので読んでみたい。 あらゆる人の立場に立ち、協働することの大切さや、 デジタル技術によって権威のないオープンな場で語られることによって合意がもてることなど 納得する部分もありつつ、 日本の状況に当てはめて考えてみた時に、ネットを見なかったり、クローズドなネットワークコミュニティでしかやり取りをしない既得権益を信じて疑わない人との対話を図るのは難しく、 日本でどうすれば同性婚が認められ、政治への信頼が取り戻されるのかイメージが湧かず、 その答えを求めて他の本も読んでみたいと思った。
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書いたと思ったらレビューが消えていた。 べた褒めしたんだけどなあ。消えちゃってつらいなあ。 天才の天才たる話がメインではなくて、天才が社会とコミュニケーションをどうとったか、という本なのだ。 閉じる天才なら心当たりがあるが、開く天才の素晴らしら。
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どのようにして今のオードリータンがいるのかと言う考察(伝記)本人も才能あるけれど両親もなかなかすごい人たちで,子供の教育にとても気を遣っているのに感心した.付録の新型ウィルスとの戦いも台湾の成果のわかる記録で興味深い.
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2021年1月 台湾という"地域"について政治的な理由もあるだろうが情報を得る機会が少ない気がする。 台湾に対しては、コロナへの対応の見事さで視線がいき、オードリー・タンという天才のおかげで明確な興味が湧いた。 公共政策ネット参加プラットフォームを通じて一般の...
2021年1月 台湾という"地域"について政治的な理由もあるだろうが情報を得る機会が少ない気がする。 台湾に対しては、コロナへの対応の見事さで視線がいき、オードリー・タンという天才のおかげで明確な興味が湧いた。 公共政策ネット参加プラットフォームを通じて一般の人からの提案について、関連部会が一堂に会して対策を話し合う仕組みがあり、高校生が学校の課題として提案したことが、実際に社会に影響を与えた、という事例などを知り、オードリー・タン個人だけでなく、台湾という"地域"のことや、政治参加の大切さを学べた一冊。 …いやしかし自分の現状の意識の低さよ、、反省。
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