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ネヴァー・ゲーム の商品レビュー

3.7

47件のお客様レビュー

  1. 5つ

    5

  2. 4つ

    22

  3. 3つ

    16

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

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2022/09/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

賞金ハンターのコルターショウ登場。超一流のサバイバル技術で追跡する新シリーズ。シリコンバレーで暗躍するゲームを基にした拉致監禁と殺人に立ち向かう。予想仮説が入れ替わり立ち替わりして危機に対応する能力などワクワクするしストーリーも面白い。そして、15年前の父親の死に関する秘密が少しずつ明らかになっていくところが彼の過去のとともにこの物語を彩っている。 物事を確率で捉えるところもクールです。

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2022/08/22

ジェフリー・ディーヴァー。サバイバルの達人で懸賞金ハンターてあるコルターが行方不明者を見つけ出し、誘拐犯を見つける話。またコルターに父親の死についても述べられていてこちらはシリーズを通して少しづつ進める模様。謎解きやどんでん返しは控えめだが、飽きさせないテンポのいい展開で一気に読...

ジェフリー・ディーヴァー。サバイバルの達人で懸賞金ハンターてあるコルターが行方不明者を見つけ出し、誘拐犯を見つける話。またコルターに父親の死についても述べられていてこちらはシリーズを通して少しづつ進める模様。謎解きやどんでん返しは控えめだが、飽きさせないテンポのいい展開で一気に読んてしまった。

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2022/08/21

へんに煽ったり 大袈裟に驚かせたりすることなく シンプルにストーリーで 最後までぐいぐい読ませるのが凄い。巧い。 登場人物たちがそれぞれ立っていて 一つひとつの場面が浮かび上がってくるから 翻訳ものにもかかわらず 「誰だっけ?」「どういうこと?」 なんて戸惑うこともない。 すぐに...

へんに煽ったり 大袈裟に驚かせたりすることなく シンプルにストーリーで 最後までぐいぐい読ませるのが凄い。巧い。 登場人物たちがそれぞれ立っていて 一つひとつの場面が浮かび上がってくるから 翻訳ものにもかかわらず 「誰だっけ?」「どういうこと?」 なんて戸惑うこともない。 すぐに続きが読みたいくなる。 ''死なないのと生きているのは同じではない。 生きているのは、生き延びているときだけだ。 そして生き延びるのは、失いたくない何かを 失うリスクを冒しているときだけだ。 失いかねないものが大きければ大きいほど、 生きている実感を持てる''

Posted byブクログ

2022/05/03

恐らくは多くの人が感じていることと思いますが 流浪の名探偵コルター・ショウはジェフリー・ディーヴァーの代表作リンカーン・ライムシリーズの主人公リンカーンによって生み出されたヒーローなのではないでしょうか 長いシリーズの中で最近はライムも外の世界に飛び出して行くようになってきまし...

恐らくは多くの人が感じていることと思いますが 流浪の名探偵コルター・ショウはジェフリー・ディーヴァーの代表作リンカーン・ライムシリーズの主人公リンカーンによって生み出されたヒーローなのではないでしょうか 長いシリーズの中で最近はライムも外の世界に飛び出して行くようになってきましたがやはりそこは四股麻痺の安楽椅子探偵、自然と行動範囲は限られます いくら相棒であるアメリアが縦横無尽に走り回ったとしても コルター・ショウはそれこそアメリカ中が行動範囲であり 高いサバイバル技術を持ちまさにライムの対極にある人物です まさにディーヴァーがこれまで主人公にしてきた人物には全くない要素を兼ね揃えている主人公です あーそんなんも書きたくなったんだろうなとw そしてなにしろディーヴァーです 細部まで完璧です しかもサバイバルとは対極に位置するゲーム業界が舞台 「いつもの」の対極の人物がもつ「いつもの」日常と対極の舞台 読者が持っている日常と読者が持っているディーヴァー世界の日常からかけ離れたシリーズのスタート こりゃあ面白いに決まってますがな! 物語の最後にコルター・ショウの周辺の謎や新たな事実も小出しにされて次回作への期待感も高まります さすがディーヴァー!商売がうまい!(言い方!)

Posted byブクログ

2022/04/07

この、コルター・ショウシリーズはうっかり2作目から読み始めてしまいました。基本的に、ジェフリー・ディーヴァーの作品は、前に出てきた物語に関連するところはありますが一作完結ですが、このコルター・ショウシリーズはちょっと違うようなので、順を追って読んだ方が素直に物語を理解できますね。...

この、コルター・ショウシリーズはうっかり2作目から読み始めてしまいました。基本的に、ジェフリー・ディーヴァーの作品は、前に出てきた物語に関連するところはありますが一作完結ですが、このコルター・ショウシリーズはちょっと違うようなので、順を追って読んだ方が素直に物語を理解できますね。とはいっても、順序を違えたとしても致命的ではないですが。 それともう一つ。ジェフリー・ディーヴァーの作品では、物語終盤に大どんでん返しが仕掛けられているのが常套なのですが、このコルター・ショウシリーズは、そうでもないみたいですね。少なくとも、この1作目、そして2作目で、物語終盤の大どんでん返しは見られませんでした。 3作目もある様なので、早く読みたいですね。

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2022/02/22

 リンカーン・ライム・シリーズの幕開けとなる『ボーン・コレクター』は、思えばズキュンと胸を撃つ類いの作品であった。捜査官ライムの身体的設定にせよ、ただものではない悪党にせよ、絶妙なストーリーテリングにせよ!  実はライム・シリーズの前から、ディーヴァー作品には、ぼくは少なからず...

 リンカーン・ライム・シリーズの幕開けとなる『ボーン・コレクター』は、思えばズキュンと胸を撃つ類いの作品であった。捜査官ライムの身体的設定にせよ、ただものではない悪党にせよ、絶妙なストーリーテリングにせよ!  実はライム・シリーズの前から、ディーヴァー作品には、ぼくは少なからずこだわっていた。『眠れぬイヴのために』『静寂の叫び』など単発作品の強い印象である。そこに来てこの『ボーン・コレクター』。ディーヴァー作品は、どれもスリリングで先が読めない。出版された途端にすぐに手に取り読んでゆく時代が僕の中で続く。翻訳されたものはどんどん読んだ。初期作品であるジョン・ペラム・シリーズなどは、ディーヴァー作品としては地味で、粗削りながら、好感の持てるローカル探偵シリーズとして、映画のロケーション・ハンターという商売が羨ましく思ったものだ。  どうしていつの頃からかディーヴァー作品から自分が背を向けてしまったのか、きっかけも理由も思い出せない。ライム・シリーズもキャサリン・ダンス・シリーズも好きだったはずなのだが、徐々に飽きて来てしまった、というのがきっと本当のところなのだろう。なので昨年『オクトーバー・リスト』で、ストーリーを逆行させるトリッキーな作品に再会し、相変わらずディーヴァーだなあと、苦笑しつつ楽しまされてしまった自分に、改めて驚いたものである。そこで旧ライム・シリーズを数作Amazonで注文。基本的に新作読みのぼくの、本の途切れ目にでも読もうかなあと。そんな意識で。  しかしその矢先である昨秋、『魔の山』が登場。しかしこれはシリーズ第二作である。先行する本書『ネヴァー・ゲーム』と、結構シームレスな続編であることを知ったことが、今回の本作読書のきっかけとなった。  正直、白黒判じ難い作品なのである。主人公は、失踪人探しを生業とする、私立探偵とは少し異なる、ひとひねりした職業の変わり者コルター・ショウ。バウンティ・ハンターとも異なる。法的に逃げている状態の犯罪者を捕まえてくる商売ではなく、あくまで一般の依頼を受けての失踪人探しである。賞金ではなく、報酬。公務ではなく民間。  個性的なのはそれだけではない。その道のプロとして十分な変人であるところだ。謎の家族編成。生い立ち。失踪した兄のこと。伝説化した父から伝えられたサバイバル技術。冒険趣味としてのロック・クライミングやオフロードバイク。ほぼ移動生活のためキャンピングカー住まい。生活信条としての確率論。生きるための。自然や野生や人間行動に対する次の手を選択するための分析脳。とにかく、これは冒険小説の一端であり、なおかつハードボイルド的要素でもある。  但し、違和感と言うべきか、このアナログでワイルドな主人公が、本書で行方不明となる少女を探す地平は、大自然ではなくネットゲームの電子的空間なのだ。シリコンバレーに展開する捜査ゲーム。まさしく現代の小説なのだ。  ちなみに本書は三部構成である。それぞれ異なる行方不明者を同時多発的に追わねばならない我らがショウは、複数事件を扱うゆえに、事件捜査の順番を決める。それらの事件が連なることで、連作短編小説集的構成となっている。その構成にすら一筋縄ではゆかぬ工夫が凝らされ、それぞれの主要な事件現場の手書き地図なども添えられるところが楽しく感じられる。エンタメ王。  ゲームの世界は、ぼくは苦手な領域なので、その世界に深入りするシーンは退屈させられるところも正直あるが、現実世界に繋がるネット盗賊的企業の存在にはぞぞぞと怖さを感じさせられる。概ね一気読みに近いページターナー本であるのは、ショウを取り巻く状況変化の多さだろう。多くの魅力的な人物、怪しげな男、意味深な女などなど、登場するキャラクターがネットゲームのように次々とショウの捜査眼に引っかかっては関わりを持って行く。デジタルとアナログを交差させる妙な奥行き感。  知的楽しみとワイルドな主人公の今後への期待。連続する事件群の本書はごく一部の地平を切り取った一作なのだろうが、家族の過去へのミステリアスな暗示なども効いていて、本作のみならず続く作品群も含めてショウをめぐる一大長編小説のようにも見える。なので、次の作品への食指が伸びる。その種の媚薬的要素はこの作品にふんだんにあるということだけはお伝えしておきたい。聞くところによるとコルター・ショウ・シリーズは三部作であるようだ。

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2022/02/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ジェフリー・ディーヴァーは久し振り。 長いので大変だけど新シリーズということで読んでみた。 いやはや読んで良かった。 物語の中に新たな世界が広がっていくのを楽しめた。 作品紹介・あらすじ---------------------------- ドンデン返しの魔術師の新シリーズ、  流浪の名探偵コルター・ショウ!  シリコンヴァレーに暗躍する連続誘拐犯。死のゲームに囚われた被害者を救い出せ。  怜悧な頭脳とサバイバル術で完全犯罪を暴く新ヒーローの誕生。  姿を消した人間を追跡する名人、コルター・ショウ。失踪人や逃亡犯に懸賞金がかけられると、彼は現地へ赴いて調査に着手する。つねに冷静に状況を分析する明晰な頭脳と、父に叩きこまれたサバイバル術で多くの事件を解決してきた。今回ショウはシリコンバレーに住む男の依頼で、失踪した娘を探すことになった。カフェを出たあと、忽然と姿を消した彼女は無事なのか? どこにいるのか? 非協力的な警察に悩まされながら調査を続けるショウは、事件の背後にはビデオゲームが絡んでいることを知る。  被害者を誘拐し、『ウィスパリング・マン』というゲームを模倣して監禁する犯人〈ゲーマー〉。刻々と死の迫る被害者たちの居場所を突き止め、彼らの命を救うために知力と体力を尽くすショウ。犯人は誰なのか。単なる愉快犯なのか。あるいは何か隠された動機があるのか――?   懸賞金を求めて難事件に挑み、不可解な死を遂げた父の謎を追う名探偵コルター・ショウ。リンカーン・ライム、キャサリン・ダンスに続く新ヒーロー誕生。時限爆弾のようなサスペンスに意外な真相を仕掛けたシリーズ第1作。

Posted byブクログ

2022/01/27

“尊厳を保って死ね”。個人的にはアメリカ的マッチョ(死語?)ヒーローは好きではない。しかしジェフリー・ディーヴァーの作品らしく、映画を見るように楽しめた。

Posted byブクログ

2021/11/10

懸賞金ハンター、コルター・ショウを主人公とする、新シリーズ。さすがディーバー、新シリーズも読ませる、そして最後まで気が抜けない。

Posted byブクログ

2021/09/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ジェフリー・ディーヴァー、新シリーズ。 あらすじ  コルター・ショウ。懸賞金がかけられた失踪人や逃亡犯を追跡する名人。育ったのは広大な自然の家、父親にサバイバル術をたたき込まれた。兄・妹も同じく。  失踪した娘を捜していたが、救出の結果、ビデオゲームの設定にそっくりだったことがわかる。さらに、誘拐事件は続き、もとのゲームの制作者、大手ゲーム会社の経営者も巻き込んで捜査していく。  新しい主人公登場!リンンカーンともキャサリンとも違う、サバイバル系主人公。アウトドア派なのでキャンピングカーも運転するし、ピューマともにらみ合う。ジェフリーディーヴァーって引き出し色々あるなー。メインのストーリーも面白かったけど、ラスト、父親の死の謎が深まったのが印象的。早く続きを読みたい。

Posted byブクログ