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fishy の商品レビュー

4.1

54件のお客様レビュー

  1. 5つ

    17

  2. 4つ

    19

  3. 3つ

    10

  4. 2つ

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2021/11/10

色んな立場の3人の女性が出てきたけど ユリの暮らしを偽ってる感じは 自分と重なる部分があって1番共感できた。 あと女の敵は女っていうけど そんなことはないよなあ。

Posted byブクログ

2021/11/02

 矢継ぎ早にたたみかけてくる、早口言葉のような、三者三様の女性たちの思考の描写。もう勘弁してくれ、荒みきって疲れたよ

Posted byブクログ

2021/07/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

おもしろかった 3人全く違うけど、それぞれがなんか分かる ユリのホントが最後まで、よく分からないのが良かった ユリが一番怖いと思う人がきっと多いんだろうなぁ 私は、流産したママ友のことを、ざまぁみろと言う弓子が一番怖かった 旦那が帰ってきても、結局喜べず、セックスした時に、あーこういうことする人だった。レスになった理由が全て詰まってるセックスだったと思うとこ、いびきが耐え難いうるさいに変わるとこ、超リアルでホラー 分かるわぁぁ。 美玖は、人生の中で最も美しく最も心を奪われた恋愛が完膚なきまでに壊され晒されてると思う これがリアルだった。 そうみんな自分の恋愛が素晴らしいと錯覚する時あるんよなぁ。過ぎてしまえは、ただの不倫やんって気づくんだよなぁ。 不倫は良くないと、よく言うけど… こういうリアルな話を教えてもらった方が、なぜ不倫が良くないのか、わかっていいよなぁ。なんてね。

Posted byブクログ

2021/07/13

* 美玖、弓子、ユリ 職業も年齢も違う、それぞれが全く違う 個性的な3人。 恋愛、家庭、仕事、生活の中で 3人はぶつかり合っていく。 わかっているようでいて理解できない自分自信との 葛藤や諦めに投げやりになりもがく。 人生、何が起こるか分からない。

Posted byブクログ

2021/06/29

言葉って不思議。 剥き出しの正しさは鋭利だし、 感情の渦に撒き散らすとヒステリック。 重くなったり、薄っぺらくなったり、 響いたり、刺さったり。 形状を変え飛び交って、それぞれの関係上で漂い出す胡散臭さ。 読んでいて「友達」って何だっけ?ってなってくる。 そういえば「◯◯...

言葉って不思議。 剥き出しの正しさは鋭利だし、 感情の渦に撒き散らすとヒステリック。 重くなったり、薄っぺらくなったり、 響いたり、刺さったり。 形状を変え飛び交って、それぞれの関係上で漂い出す胡散臭さ。 読んでいて「友達」って何だっけ?ってなってくる。 そういえば「◯◯のママ」と呼ばれ始めてから、 自分というものが薄まっていったような…… そうなんだよな、女ってこういうとこあるんだよなっていう共感。 各々の状況下から各方面の視点で、リアルを容赦なく描き切る。 表現力えげつナイス。 そう、この重み。 流石、金原ひとみ。

Posted byブクログ

2021/05/05

弓子37歳。ユリ32歳。美玖28歳。 彼女たちにはそれぞれあっけらかんと話せる過去と、そうすることで隠そうとする今がある。 不倫。 彼女たちに当てはまるそれは、世の中ではそんなにもメジャーなのだろうか。 婚外で恋する相手が持つものは、夫や妻にはないもの。 一夜の逢瀬が恋愛の最高...

弓子37歳。ユリ32歳。美玖28歳。 彼女たちにはそれぞれあっけらかんと話せる過去と、そうすることで隠そうとする今がある。 不倫。 彼女たちに当てはまるそれは、世の中ではそんなにもメジャーなのだろうか。 婚外で恋する相手が持つものは、夫や妻にはないもの。 一夜の逢瀬が恋愛の最高潮。 一緒になれば元の木阿弥、ではないのか。 恋愛なんて落とすまでが楽しくて、落ちてしまえばゲームは終わり。 共に過ごすのならばチームにならなくては。 サレたことのないやつが高みから語るなよ。 そうかもしれない。 でも私は、不倫はお話の中で十分だし、これは「お話」を読んで感じたことだ。 物語は不倫から始まる生き方の苦しみに彩られるが、サスペンス・ミステリーの要素がエッセンスとしてふりかけられる。 ユリの住むがらんとした部屋が、仄かな恐怖を与える。 そうは言っても、最後は優しい終わり方をする。 いつまでも著者の父君の話をされては嫌だろうが、(少なくとも)あの優しい文体の父親の影響は少なからずあるように思えた。 著者のデビュー作『蛇にピアス』はとんがっていて苦手で、本書もまた私が夢中になるものではないのだけれど、 著者の中に種撒かれた穏やかさは、決して恥じるものではないと思う。

Posted byブクログ

2021/05/05

作者が好きだというバタイユの影響が見受けられるような? それぞれが友情でも何でもなく、憎みあってるでもなく、ヒエラルキーもないまま繋がっているところが、友達という名の人間関係のリアリティがある。 結末は、あれはあれでいいが、色々と考えさせられた。

Posted byブクログ

2021/05/03

本人も好きだというバタイユの影響が出てるような気がした 終わり方は、これで良かったのか? 不安定な文体と不穏なストーリー運びがなぜか心地よかった

Posted byブクログ

2021/04/30

28歳の美玖、32歳のユリ、37歳の弓子という3人の女それぞれの周囲に起こる出来事、美玖の不倫、ユリの奔放で謎めいた生活、弓子の家族と夫との関係を巡って物語が進んでいく。3人は飲み友達のようだが、決して友達ではなく、三者三様の想いと関係性があり、辛辣な言葉のやり取りも交わされる。...

28歳の美玖、32歳のユリ、37歳の弓子という3人の女それぞれの周囲に起こる出来事、美玖の不倫、ユリの奔放で謎めいた生活、弓子の家族と夫との関係を巡って物語が進んでいく。3人は飲み友達のようだが、決して友達ではなく、三者三様の想いと関係性があり、辛辣な言葉のやり取りも交わされる。そこから、女性の生きづらさ、ひいては人間の生きづらさのようなものが語られている気がする。「蛇とピアス」ほどではないが、ドロドロとした描写も多く、金原ひとみの作品を多く読んでいるわけではないが、この人らしい感じがする。

Posted byブクログ

2021/04/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

この3人は何故友達なんだ??と、初めは疑問と辟易とした気持ちになった。読み進めるうちに、それぞれの考え方や葛藤が見えてきて、何よりユリの正体がよく分からなくて一気読みするほど面白かった。 最後の終わり方とかユリのこととか、よく分からない部分もあるので、また読み返したいと思う!

Posted byブクログ