深夜特急 新版(6) の商品レビュー
ロンドンを目指す自由な長い旅の終わり。時に彷徨い、時に何かに急かされるように進んだ若き日の旅路。不安と疲れの中で何度も眠り、新天地で迎える朝に生き返るような瞬間が印象深い。お世辞にも快適とは言えない貧乏旅行だったが、犠牲にして得たものは大きかったと思う。 「恐れずに。しかし、気...
ロンドンを目指す自由な長い旅の終わり。時に彷徨い、時に何かに急かされるように進んだ若き日の旅路。不安と疲れの中で何度も眠り、新天地で迎える朝に生き返るような瞬間が印象深い。お世辞にも快適とは言えない貧乏旅行だったが、犠牲にして得たものは大きかったと思う。 「恐れずに。しかし、気をつけて。」 人生を旅になぞらえた筆者が、これから旅に出る若者へ残したメッセージ
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賭けに勝った! バスでユーラシア大陸横断の旅完結! ヨーロッパ&女性の匂いがすると詩的な表現になるのは気になるが… やっぱり携帯なし、ガイドブックが拙い時代にこれをやってのけた事は偉人だと思う。 後書にある ・恐れずに。しかし、気をつけて ・旅に教科書はない。教科書をつ...
賭けに勝った! バスでユーラシア大陸横断の旅完結! ヨーロッパ&女性の匂いがすると詩的な表現になるのは気になるが… やっぱり携帯なし、ガイドブックが拙い時代にこれをやってのけた事は偉人だと思う。 後書にある ・恐れずに。しかし、気をつけて ・旅に教科書はない。教科書をつくるのはあなたなのだ この文は沢木耕太郎が言うと重い
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ついに旅の終着地のロンドンへ_!! 風に吹かれ 水に流され 偶然に身を委ね 遠路2万キロの旅を終えようとしている… 深夜特急シリーズ第6弾_ インドのデリーからイギリスのロンドンまで 乗合いバスで向かう放浪の旅 マカオでカジノにハマり 刺激的な旅が始まり インドで...
ついに旅の終着地のロンドンへ_!! 風に吹かれ 水に流され 偶然に身を委ね 遠路2万キロの旅を終えようとしている… 深夜特急シリーズ第6弾_ インドのデリーからイギリスのロンドンまで 乗合いバスで向かう放浪の旅 マカオでカジノにハマり 刺激的な旅が始まり インドでは 生と死を傍らに感じる 世界を目の当たりにし… 懐かしい友人との再会や トルコで人々の優しさを知る出会いを経験し あまたの人と出会い 別れてきた… 1年以上の旅を続け ようやくユーラシア大陸の最西端に到着した時は 私もその光景を想像してしまい… 感動しすぎて 涙があふれました!! 数ヶ月にわたり 深夜特急シリーズを読んできました 完読でき 感無量です!!
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終わってしまった。 まだまだ読んでいたい気持ちが強い。 様々な国を渡り歩いていくが、乗り合いバス・チャイ・映画といった著者独自のものさしを使った比較が面白く、シリーズものとしてとても楽しめた。 また、道端の人やふらっと入ったお店にいる人に話しかけるなど、積極的に刺激と出会いを求...
終わってしまった。 まだまだ読んでいたい気持ちが強い。 様々な国を渡り歩いていくが、乗り合いバス・チャイ・映画といった著者独自のものさしを使った比較が面白く、シリーズものとしてとても楽しめた。 また、道端の人やふらっと入ったお店にいる人に話しかけるなど、積極的に刺激と出会いを求める姿に憧れと羨ましさを感じて、旅をして、人との出会いを楽しみたいなーと心の底から思わせてくれました。 旅に出たいけど、働き出したら、そう簡単には出かけられない。 そんな事情でも、旅気分を味わえる貴重な本だと思います。
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ロンドンまでの旅の最終話。 旅が終わりに近づくにつれて、読者も「from youth to death」を感じる。 スマホがある現代では、全く同じような旅を実現することはおそらく困難であるが、人生で一度は味わってみたい魅力的な旅であった。
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旅で自らの自意識やエゴイズムを脱却できた人は、すでにこの世にいない。現実を生きながらえている人は、必ず何かのエゴイズムを抱えて生きている。それを「我到着せず」
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旅を始めた頃は戸惑いつつもいろんなことに興味を持ってスリルも楽しんでいたような気がするけど、後半になるにつれて「終わり」のきっかけを探しているような雰囲気が漂っていた。 それも含めて、長い旅を一緒に味わえた気がする。もちろん、私が感じるのは沢木さんの経験の何十分の一…なんだけど、...
旅を始めた頃は戸惑いつつもいろんなことに興味を持ってスリルも楽しんでいたような気がするけど、後半になるにつれて「終わり」のきっかけを探しているような雰囲気が漂っていた。 それも含めて、長い旅を一緒に味わえた気がする。もちろん、私が感じるのは沢木さんの経験の何十分の一…なんだけど、終わりがきてホッとした。
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旅は5巻の地中海クルーズでもう終わってるようなもので、南ヨーロッパの風土を知りながら余韻を楽しむ。 終わり方カッコいい。それが全て。
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最終巻。単行本第三巻の後半部分だから、5巻と同様に如何に旅を終わらせるかと言う点について自問しながら旅をする。イタリアからモナコを経由してスペインに入りポルトガルまで行き、ヨーロッパの果てまで来て旅の終わりを確認する。その後はパリに出て、ロンドンに移動する。文庫本に入っている対談...
最終巻。単行本第三巻の後半部分だから、5巻と同様に如何に旅を終わらせるかと言う点について自問しながら旅をする。イタリアからモナコを経由してスペインに入りポルトガルまで行き、ヨーロッパの果てまで来て旅の終わりを確認する。その後はパリに出て、ロンドンに移動する。文庫本に入っている対談で沢木さんはあまり美術品などの感想を記していないと書いてあり、唯一あった風景がこの巻に出て来た。美術品の解説より人との触れ合いの方が面白いよな。パリでの出会いも素敵だったし、最果ての地での宿泊地の見つけ方も良かった。運がいいんだろう。しかし全巻通じてあっという間に読めた。今は出来ない旅になってしまっている。あとでやろうと思っても出来なくなる事もあるんだな。行こうと思った時に行かないと。旅がしたくなった。
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Cの国から始まりTの国を渡り、そして再びCの国に舞い戻る。だからこんなに良い出会いが巡っていたわけだ。 イタリアの美しい街並み、アートが想像力を掻き立て、パスタを食べたくなる、人々の悪意のないいい加減さ。凄く行きたくなった。 沢木さんは色んなものを引き寄せている。 コミュニケーシ...
Cの国から始まりTの国を渡り、そして再びCの国に舞い戻る。だからこんなに良い出会いが巡っていたわけだ。 イタリアの美しい街並み、アートが想像力を掻き立て、パスタを食べたくなる、人々の悪意のないいい加減さ。凄く行きたくなった。 沢木さんは色んなものを引き寄せている。 コミュニケーション能力も高くて誰からも愛され、それでいて人間臭さもあり、なんと魅力的な人間なのでしょうか。 彼の文章は自分も共に旅をしているかのような、彼が観ている景色が思わず浮かんでくるような、それでいて一癖あって面白くて中毒性がある文章。 旅はまだまだ終わらない。
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