深夜特急 新版(6) の商品レビュー
全巻通して カトマンズ辺りからトルコ辺りまではずっと、読みながら何か込み上げるものがあって、心拍数が速くなる様な感覚があった。
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「中途半端に知っていると、それにとらわれてとんでもない結論を出しかねない」 「わかっているのは、わからないということだけ」 バンコクの駐在人夫婦の話。 イタリア、フランス、スペイン、ポルトガル、パリ、ローマ。 ポルトガルめっちゃ行きたくなった。
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最終巻。ローマから地中海沿岸部を通ってマドリード、リスボンへ。ユーラシア大陸の果てを味わい、パリ、ロンドンへ。長旅のため気持ちの上で終わりを決めかねる。1年2ヶ月に渡るひとり旅。ただゴールを目指すのではなく、その土地その土地の空気、街、人を体感する。終了の仕方が今ひとつだったのが...
最終巻。ローマから地中海沿岸部を通ってマドリード、リスボンへ。ユーラシア大陸の果てを味わい、パリ、ロンドンへ。長旅のため気持ちの上で終わりを決めかねる。1年2ヶ月に渡るひとり旅。ただゴールを目指すのではなく、その土地その土地の空気、街、人を体感する。終了の仕方が今ひとつだったのが残念だったが、感覚が鈍らない若いうちの旅の経験は貴重だ。2022.2.25
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読書はいつだって旅の世界へ連れて行ってくれる 飛行機に乗れなくても お金がなくても コロナ禍において最高の小説だった 今回も巻末の対談と、エッセイがすごく良かった 最後の沢木耕太郎さんからの 若い旅人へのエールも 欠けているからこそいい 不完全でアンバランスで...
読書はいつだって旅の世界へ連れて行ってくれる 飛行機に乗れなくても お金がなくても コロナ禍において最高の小説だった 今回も巻末の対談と、エッセイがすごく良かった 最後の沢木耕太郎さんからの 若い旅人へのエールも 欠けているからこそいい 不完全でアンバランスで 何か欠けているからこそ そこを埋めるための何かが生まれる そこに個性も現れて 魅力が宿るのかもしれない 旅も、人も 大切なことは、目的地へ「行く」ことではなく その過程で自分が何を感じるか 何を見るか 誰と触れ合うか 旅に終わりはない いつやめてもいいし いつはじめてもいい いつでも、自分がしたいと思い動けば なんだってできるし どこへだって行ける 旅は終わらない いつまでも
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ついに完結…! 後半にかけては多少のマンネリ化もありつつ新しい巻に入るたびにワクワクさせてもらっていた。苦手なシリーズものでここまでひょいひょい進めたのはハリーポッター以来かも笑 ローマに入ると心なしかトーンアップしていた。雰囲気が、かな?とにかくフィルターが地中海の青からバラ...
ついに完結…! 後半にかけては多少のマンネリ化もありつつ新しい巻に入るたびにワクワクさせてもらっていた。苦手なシリーズものでここまでひょいひょい進めたのはハリーポッター以来かも笑 ローマに入ると心なしかトーンアップしていた。雰囲気が、かな?とにかくフィルターが地中海の青からバラ色くらいの暖色に色変わりしていて、ローマから離れがたいのが何となく理解できた。フィレンツェでは街の佇まいとミケランジェロに軽く翻弄される筆者が何故だか羨ましかった。その土地の空気に心ゆくまで浸れることへの憧れか。 イタリアからフランスへと直行するのかと思いきやスペインを経由するのが筆者らしい。自分が訪れたマドリードはホームレスや物乞いで溢れかえっていたけどこの時は活気があったみたいで、またもや羨んじゃった。 しかし筆者の高揚感が徐々に薄れてきており(中継地点の描写が乏しくなりつつある)、終わりがそこまで迫っていると嫌でも実感せざるを得なかった。ついでに自分の感想もいつもよりコンパクト、じゃなくて、薄っぺらい笑 「ほんとにわかっているのは、わからないということだけかもしれないな」 旅の締めくくりは些か拍子抜けしたけど、途中漏らした↑を考えると自然な流れなのかも。行ったつもりが良くないと言うけれど、分かったつもりだって充分おっかない。 自分自身全く旅慣れていないけど、いちばん心に留めておかなきゃいけない心得なのかも。自分の中に「分からない」の余地を残しておく事で余計な痛い目を見なくて済むし、旅ももっと楽しくなる。本当に分かった日が、本当の旅の終わりなのだ。
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あらすじ ノンフィクション作家である沢木耕太郎による紀行小説です。 1986年に1便が新潮社から刊行され、新潮文庫からは全6冊の文庫本として出版されています。 感想 時間があればこんな旅が出来るんだなって感じ。
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インドのデリーからイギリスのロンドンまで乗合バスで2万キロを行く。26歳の沢木耕太郎による大旅行記。多くの若者たちが熱狂したひとり旅の面白さを堪能できる。他の本は意外とつまらない沢木唯一の傑作。そして何よりインドに行くまでの前半のアジア圏の旅が非常にエキサイティング。その勢いで最...
インドのデリーからイギリスのロンドンまで乗合バスで2万キロを行く。26歳の沢木耕太郎による大旅行記。多くの若者たちが熱狂したひとり旅の面白さを堪能できる。他の本は意外とつまらない沢木唯一の傑作。そして何よりインドに行くまでの前半のアジア圏の旅が非常にエキサイティング。その勢いで最後まで一気に読むことになる
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政情や感染症の影響で2021年時点では行けない国も沢山ある一昔前の旅行記。一年をかけて、ユーラシア大陸をバスで横断すると言う素敵な旅。同じような旅に出たくなる。
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読み終わってしまった、旅が終わってしまった。アイスランド行ったのだろうか。また「C」の国に戻ったというのがよかったな。
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単なる誇らしげな旅行記ではなく、旅という一つの人生を良くも悪くも飾らずに語っているところが好き。 後書き対談にもあったが、旅行直後に記したのではなく沢木さん自身がじっくりと咀嚼し時間をかけて構成を練り書き上げた意味を感じさせる最終巻だった。
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