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インビジブル の商品レビュー

3.8

67件のお客様レビュー

  1. 5つ

    10

  2. 4つ

    34

  3. 3つ

    16

  4. 2つ

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2024/03/04

入念に下調べに基づき、戦後の混乱期の大阪を舞台にした警察小説。台詞の細部までこだわって描かれてるのはわかるが、その分ストーリーのダイレクトな面白さが削がれてしまった印象。3.2

Posted byブクログ

2023/09/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

楽しく読めました! 警察機構の今に繋がるものも感じ取れたのかな バディ?(2人1組)ものの典型的な組み合わせはベタな感じでしたが 事件の謎は良かったと思います。

Posted byブクログ

2023/05/17

大阪て戦後の混乱の中起きた、連続殺人事件。 前半は警察内部の話が多くて、後半でようやく動き出し面白くなってきた。

Posted byブクログ

2022/11/26

一行目:ここは御国を何百里、離れて遠き満州の、赤い夕陽に照らされてー。 上にたてついても信念を貫く男気、みたいなものと、激動の時代に翻弄され、考え方を真逆にしなければいけない間の葛藤が描かれた本が元々好きだ。 よって、この作品も大変面白かった。 現場叩き上げの主人公新城と東京...

一行目:ここは御国を何百里、離れて遠き満州の、赤い夕陽に照らされてー。 上にたてついても信念を貫く男気、みたいなものと、激動の時代に翻弄され、考え方を真逆にしなければいけない間の葛藤が描かれた本が元々好きだ。 よって、この作品も大変面白かった。 現場叩き上げの主人公新城と東京からやってきたエリート守屋。 上からの命令に従うだけの時代は終わり、誰でも自分の頭で考え意見することができる、そういう時代になったはずだった。しかし、現場は旧態然としている。 また、二人の対比だけではなく、空襲で生き残ってしまった姉冬子や、アヘンとわかっていても栽培しなければ食べていけない人々。多角的な視点があることによって、みんな懸命に生きている、ただそれだけという哀しみも伝わってくる。 当時の大阪の匂いが立ち上ってくるかのようで、見事な書きぶりだと思う。ミステリとしては評価が高くないが、小説としてだけでも十分魅力がある。 以下、印象に残った部分を。 「法律とは条文ひとつが変わるだけで、同じ行為を取り締まったり、逆に推奨したりもする。これこそが国家の、そしてそれを執行する我ら警察の権力の源泉だ。だがその本義は何か。国民の生命安全と財産を平等公正に守ることだ。そこを履き違えぬように、われわれは厳正でいる必要がある」 「己の頭で考え、己でその責を負う。…それが、民主主義って、やつじゃあ、ないのか」 それでも自分はあのとき背負っていくと決めた。…誰も彼も、自分の選択を、自分で背負っていくしかない。 そうか、自由であることは責任を伴うのだ、とあたり前のことを改めて教えてもらった。

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2022/10/18

祖父母の世代が戦争経験者で、父が満洲生まれだったらしい(詳しい話を聞く機会もないうちに亡くなった)ので戦中戦後の雰囲気はなんとなく知っている。この作者は若いのにその情景をリアルに表現していてそのリサーチ力が凄いなと思う。若い主人公が現代の若者よりも老成しつつも青臭い怒りは持ってい...

祖父母の世代が戦争経験者で、父が満洲生まれだったらしい(詳しい話を聞く機会もないうちに亡くなった)ので戦中戦後の雰囲気はなんとなく知っている。この作者は若いのにその情景をリアルに表現していてそのリサーチ力が凄いなと思う。若い主人公が現代の若者よりも老成しつつも青臭い怒りは持っているのもその時代らしく(あとみんな喫煙者なのも時代だなあ)、想像しやすく読みやすかった。 逆に戦争を全く知らず、地理的にも疎い(私は関西の生まれで大阪にも数年いた)場合、どれぐらい話に引き込まれるんだろう。ミステリーとしては少し謎解き要素が弱いので警察小説+近代歴史小説として読むのがいいのだろうか。

Posted byブクログ

2022/09/30

刑事ものとしても面白かったし、戦後の組織の解体、再編成などをよく知らないので、なるほど…となりながら読んだ。

Posted byブクログ

2022/09/08

 最初は、ちょうどぎこちない人物造形だと感じた。しかし、それも個性であり少しずつ動き出していった。  どこかの政党がイメージだけでばっこする現在よりも、混乱でバタバタしているこの小説の方がよほど、あの街らしい。

Posted byブクログ

2022/08/13

92初読みの作者。戦後の混乱期と大阪の混沌とした様子が目に浮かぶ作品。堂場瞬一の戦後の警察の話しとは構成が違って面白い。東京モンと学のない大阪人という組み合わせはありきたりだが、新人刑事の成長物語としても読み応えがあった。自作にも期待です。

Posted byブクログ

2022/08/11

戦後の大阪の連続猟奇殺人事件を巡るミステリー。 2020年の書下ろしということで、終戦70周年を意識して書かれたと思われます。 満州での開拓団の悲惨さを描いたものは多くありますが、アヘンと絡めたものは初めて読みましたし、大阪市警視庁という存在も初めて知りました。 各章の冒頭の開...

戦後の大阪の連続猟奇殺人事件を巡るミステリー。 2020年の書下ろしということで、終戦70周年を意識して書かれたと思われます。 満州での開拓団の悲惨さを描いたものは多くありますが、アヘンと絡めたものは初めて読みましたし、大阪市警視庁という存在も初めて知りました。 各章の冒頭の開拓団の生き残りの独白から事件の真相に繋がるのですが、真犯人は自分の予想から外れてしまいました。 登場人物のほどんどが負の戦争体験を抱えているのがより深みを持たせてくれていると思います。

Posted byブクログ

2022/07/07

若い作家さんの力のこもった小説はいいね。へぼ侍と似た感じの小説だったので次は違った雰囲気の本よみたいな。

Posted byブクログ