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名探偵のはらわた の商品レビュー

3.4

58件のお客様レビュー

  1. 5つ

    5

  2. 4つ

    22

  3. 3つ

    17

  4. 2つ

    5

  5. 1つ

    3

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2023/01/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

面白いけど読みづらい。 名探偵のいけにえを読んだあとに、こちらを見つけたのでシリーズ物かとおもったらそういうわけではなく、特殊設定ミステリーだった。 昭和犯罪をモチーフにしており、地獄から蘇った鬼を退治するために同じく蘇った名探偵とその下僕の原田亘(はらわた)が退治す話。 筋は通ってるけどなんでかわからないけど読みづらい。入り込めない。久しぶりに手こずった。

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2023/01/10

実際にあった稀代の殺人鬼が現代に鬼となって戻り同じような殺人を犯す設定。名探偵の助手のはらわたくんが事件を解決していくけどそこが事件なのか推理なのかわかんなくなったな。グロくはない。

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2022/12/31

奇抜な設定とグロテスクな描写で一部人気のある白井さんが真っ向から(グロ描写はある)本格に挑んだミステリ。とはいっても設定は若干特殊。過去に大量殺人を犯した犯人たちが人鬼たちが現代の人に乗り移り、似たような犯罪を犯す。その鬼たちを名探偵が見つけ出す、というのが基本設定。この大量殺人...

奇抜な設定とグロテスクな描写で一部人気のある白井さんが真っ向から(グロ描写はある)本格に挑んだミステリ。とはいっても設定は若干特殊。過去に大量殺人を犯した犯人たちが人鬼たちが現代の人に乗り移り、似たような犯罪を犯す。その鬼たちを名探偵が見つけ出す、というのが基本設定。この大量殺人が現実に起こった事件をベースに作られているのがポイント。また一種の多重推理もので助手の「はらわた」が導き出した真相を名探偵が覆すのだが、覆し方が見事でミステリとしての骨格が非常に分かった書き方をしているな、と感心した。

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2022/12/12

儀式で過去の凶悪殺人鬼が蘇り,人に憑依して殺戮を繰返。探偵浦野の体を借りた名探偵古城倫道と助手はらわたが人鬼を地獄に送る特殊設定ミステリー。 実在凶悪事件がモチーフ。グロくない,読み易い。

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2022/11/11

名探偵のいけにえが面白かったのでこちらも読んでみた タイトルは似てるけどシリーズものではなかった 探偵が主人公の特殊ミステリー こんなストーリーどうやったら思いつくの? こんなミステリー読んだことない!すごいっ 伏線の回収も鮮やか 確かにグロ要素は多いけど苦手な自分でも読んでいて...

名探偵のいけにえが面白かったのでこちらも読んでみた タイトルは似てるけどシリーズものではなかった 探偵が主人公の特殊ミステリー こんなストーリーどうやったら思いつくの? こんなミステリー読んだことない!すごいっ 伏線の回収も鮮やか 確かにグロ要素は多いけど苦手な自分でも読んでいて不快になるほどではない 過去に発生した事件が詳細に綴られていて興味深い 新作が出たらぜひ読みたい!

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2022/11/01

白井さんのイメージにそぐわない穏当な(?)展開のまま第一の事件を終え、やっといった合点。 過去の事件が蘇り加速するグロテスク。 あらすじレベルで開示されてはいないけど確かに特殊設定のルールが提示され、しっかりトリックに活かされていた。 頭を柔らかくして挑むべしなやつ。 八つ墓村...

白井さんのイメージにそぐわない穏当な(?)展開のまま第一の事件を終え、やっといった合点。 過去の事件が蘇り加速するグロテスク。 あらすじレベルで開示されてはいないけど確かに特殊設定のルールが提示され、しっかりトリックに活かされていた。 頭を柔らかくして挑むべしなやつ。 八つ墓村のモデルとなった津山30人殺し他、昭和の凶悪犯罪をモチーフにした人鬼と探偵の命懸けの戦いが繰り広げられる。 悪徳探偵の容赦なさとかいろいろ全てがスリリングで読みながらハラハラ。 白井さんの既読作品の中では圧倒的に勧善懲悪の探偵小説だった。強めのやつ。 硝煙の香りが余韻として残る。

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2022/08/11

昭和の有名な残虐事件をモチーフにしたミステリー。自分にとっては、設定が新鮮で面白かった。横溝正史はたくさん読んだので、懐かしかったです。

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2021/11/23

序盤で登場する主人公の彼女や探偵の浦野のキャラクタがいいなと思ったが、その後の登場人物と主人公は書ききれてない感じがしてちょっと残念。主人公のバディ役の立ち位置がいまいちはっきりしなかった。人鬼の設定を生かしたトリックは面白かったし最後の事件の謎解きもよかったです。

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2021/10/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

著者の他作を知らず、他の方の感想を見かけて読破。 探偵助手の原田亘、通称はらわたが関わった不審な放火殺人事件とはらわたの信頼している名探偵の浦野が昔の事件に挑んでいく…話かと思いきや、まさかの降霊術、まさかの人鬼覚醒、まさかの探偵役交代。一章の後半で度肝を抜かれました。 犯人は普通に悪い鬼なのでガンガン人が死んでいく。そして探偵が犯人を決め打つ推理の核が、人鬼ならではの特性。特殊な条件での犯罪小説、珍しいけど面白かった。せっかくなので全員分読みたい。あとみよ子ちゃんはよく亘くんとの交際を続けたなぁ普通に見捨てられかけたら無理でしょ。

Posted byブクログ

2021/10/11

特殊設定ミステリ。日本史上に残る殺人鬼たちが蘇って殺戮を繰り返し、名探偵がそれを滅ぼしていく。人はたくさん死ぬがタイトルから想像されるようなスプラッタではなく、特殊設定を生かした連作短編集的な本格ミステリで面白かった。実際にあった事件を下敷きにしているので、その意味でも興味深い。

Posted byブクログ