名探偵のはらわた の商品レビュー

白井智之(著者)

2023/05/29

初めは、それなりに面白かったが、段々とテンションダウン。推理も登場人物の関係もスゥっと入ってこない。設定は面白いし、ストーリー展開も悪くないので、読むタイミングが合わなかったのかな？

2023/05/03

名探偵のいけにえを読む前に、題名が似ているので、まず読んでみようと思いました！こちらの作者さんの本を初めて手に取りました。
まずビックリしたのが、「え、地獄？え、蘇る？」だったことです。
各お話の前書きには過去の日本で起こった事件のオマージュ的な内容が記載されていました。（詳しくは知らないんですけど…。）あんまり過去の事件とリンクされている内容が個人的に好きになれなかったので、、、☆3にしました。

2023/04/11

この方の作品好きかも。
実際の事件とのリンクが面白い。
早々に主人公の相棒が死ぬのが驚く。
はらわたの意味が二つあって驚いた。

2023/04/11

主人公は浦野探偵事務所で働く原田亘（はらだわたるだから、“はらわた”…タイトルからなんかグロいのかなぁ～と勝手に感じていたけど、ある意味ほっとしました）。日本犯罪史に残る殺人鬼たちが、現代に蘇って殺戮を繰り広げる…それを阻止するために事件の真相に迫り犯人を明らかにし殲滅するストーリー。

ありえない設定に読みにくさを感じてしまいました。あと、登場人物の名前、漢字の読み方が難しいので、ちょっと苦戦しました(汗)。ひとつひとつは面白く、なるほどぉ～と納得しながら読めました。実際にあった事件をベースにしているってのも、面白いなぁ～と思いました。でも個人的には、「名探偵のいけにえ」の方が私は好きです。

2023/03/12

良かった

白井氏の作品はどれも面白いんだけどエログロ表現がきつすぎて他人にはオススメ出来ないのが玉に瑕だったが、この本は良い感じにエログロ控えめで編集者の苦労を想像させる（いや作者が自発的に控えたのかもしれないけど）

日本で実際にあった数々の有名事件をモチーフにオカルト要素ありちょこっとだけクローズドサークル有りのてんこ盛りミステリ

これはリアルの知り合いにも自信を持って薦められそう

2023/02/02

ぶっ飛んだ設定の特殊設定ミステリ。
こんなのあり？？という真相もあるが、しっかりとミステリに仕立て上げる手腕はさすが。
白井智之、独特の世界観。

2023/01/27

名探偵VS最凶の殺人鬼たち
これは試合ぢゃあーーーない！！
死合だ！！死合うだぁーー！！
名探偵と殺人鬼たちのデットオアアライブ！！

〜あらすじ〜

稀代の毒殺魔も、三十人殺しも。名探偵vs.歴史的殺人犯の宴、開幕。推理の果ては、生か死か――。悪夢が甦る――。日本犯罪史に残る最凶殺人鬼たちが、また殺戮を繰り返し始めたら。新たな悲劇を止められるのはそう、名探偵だけ! 善悪を超越した推理の力を武器に、「七人の鬼」の正体を暴き、世界から滅ぼすべし! 美しい奇想と端正な論理そして破格の感動。覚醒した鬼才が贈る、豪華絢爛な三重奏。このカタルシスは癖になる!

はい！もうー！あらすじ読んだだけで面白い！！
設定が最高だぁ〜
物語も読みやすくサクサク読めるので一気読みするレベルですね〜
昭和の時代に悪名を轟かした最凶な殺人鬼たちが
現代に復活して残虐の限りを行いそれを食い止めるべく！名探偵と下僕wwが殺人鬼たちとあいまみえる！
ちなみにこの作中に出てくる殺人鬼たちが犯した事件は実際の事件をモデルにしているのでそれが、この物語の1番の面白いところではないとか僕は思っています！

例えば津ヶ山事件がでてくるのですが、
これはちょーー有名な八つ墓村事件にもモデルになった事件なので……あの犯人が出てきますよ〜ニヤニヤ〜( •̀∀•́ )✧

その他にもあと6つの事件が登場するので
物語を読みつつ実際にあった事件をネットでググッて調べながら読むとなお面白く読めると思います！！

名探偵側もかなりクセつよでいい味出して物語を盛り上げてくれてとても良かったですね〜

全体的に読みやすくとても面白かったです！！

2024/06/19

うーん、期待外れだったかな。
名探偵のいけにえ、が話題になってて、それより先にとりあえず読んだんだけど…
特殊設定ミステリなのかなこれは…
過去に死んだ凶悪犯が生き返り現世でふたたび事件を起こす話。

タイトルのはらわた、はなんかグロい予兆ではなくただの主人公原田亘（はらだわたる）くんのあだ名だった。

そして、起きる事件の推理が、実は探偵がそばで見てた、とか、犯人は人鬼で乗り移る先を転々として逃げれた、とかで…ミステリとは分類したくない内容だった。

2023/01/19

名探偵の言葉に騙されて読みました最低の作品
帝銀事件・津山30人殺し・阿部定事件等昭和の
事件をモチーフにしながらも物語の根幹に地獄
だの人鬼だのが転生云々・・・語る必用の無い
小説でした(´･ω･｀)

2023/01/11

『名探偵のいけにえ』が話題になっているとのことで、前作にあたるという『名探偵のはらわた』を読了。白井智之の小説はデビュー作から数作読んでおり、グロい描写と特殊設定を活かしたミステリが得意であると感じている。今作は、序盤の展開から名探偵と助手という黄金パターンが存在しており本格ミステリが展開されると期待した。蓋を開けてみれば、本格ミステリの皮を被った特殊設定ミステリであった。落胆はあったものの、嫌いではなく一気に読了した。これまでの作品のように度肝を抜かれるような展開は今作ではないように感じ、普通の特殊設定ミステリだった。記録の事件においても、回収されていないものもありモヤっとする内容であった。特殊設定自体がすんなり飲み込めるかどうかが分かれ道であり、そこに引っかかった分の物足りなさを感じた。2015年を舞台にしており、スマホやYouTubeなどがミステリ内に登場する目新しさは嬉しいものがあったが、現代でこれが起こるか？という疑問もあり、技術の進歩の弊害を確信した。一年ぶりにミステリに触れ、体が良質なミステリを欲しているので『名探偵のいけにえ』に期待したい。