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アンダードッグス の商品レビュー

3.6

66件のお客様レビュー

  1. 5つ

    9

  2. 4つ

    22

  3. 3つ

    25

  4. 2つ

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2020/11/22

嘘と偽り。目まぐるしく変わる敵味方。残虐シーン満載なのに後味悪くない。国際的に複雑極まりないインテリジェンスの世界。細部に雑な部分はあるものの、ドキドキしてこだわらず読み飛ばし、充分楽しめた。よくこんな「お話し」紡げるものだ!

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2020/10/30

10月-27。3.5点。 1997年香港返還直前、イタリアの富豪に雇われた農水省日本人。香港の銀行に眠る機密を奪うため、スパイ合戦へ。 目まぐるしく変わる敵味方、裏切り。スピード感あり。 登場人物が多くて敵味方変わるため、少し読み返す作業が多めだった。 ラストはさすが。面白か...

10月-27。3.5点。 1997年香港返還直前、イタリアの富豪に雇われた農水省日本人。香港の銀行に眠る機密を奪うため、スパイ合戦へ。 目まぐるしく変わる敵味方、裏切り。スピード感あり。 登場人物が多くて敵味方変わるため、少し読み返す作業が多めだった。 ラストはさすが。面白かった。

Posted byブクログ

2020/10/29

「リボルバー・リリー」が凄すぎて、これを超えるのは無理だろうと思っていたら、こちらは違うスタイルでやっぱり面白い。過去と現在を行き来する構成も効果的でまさに一気読みの面白さでした。後味の良いラストも良かったです。

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2020/10/13

欧米の作品と比べてしまうとストーリーの組み立てや細部に雑なところが目立つが、クライマックスの活劇場面の盛り上がりでそんな難点を一気に拭いさってしまう力技に感服。事件の真相が二十年後に明らかにされるが、最後のエピソードにまとめて説明するのでなく、終盤の話の展開に少しずつ絡めていくや...

欧米の作品と比べてしまうとストーリーの組み立てや細部に雑なところが目立つが、クライマックスの活劇場面の盛り上がりでそんな難点を一気に拭いさってしまう力技に感服。事件の真相が二十年後に明らかにされるが、最後のエピソードにまとめて説明するのでなく、終盤の話の展開に少しずつ絡めていくやり方も上手くいっている。

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2020/10/06

超驚愕ミステリー&スパイ作品。登場人物が多いし、誰が味方で敵かもよくよく観察しないとわからないし、読むのに時間がかかるが、その面白さに時間も忘れる程。素人の元官僚が大国間のせめぎ合いの中を生き抜いていくサバイバルぶりが半端なく面白い。返還直前の香港という舞台設定もカオスな状況には...

超驚愕ミステリー&スパイ作品。登場人物が多いし、誰が味方で敵かもよくよく観察しないとわからないし、読むのに時間がかかるが、その面白さに時間も忘れる程。素人の元官僚が大国間のせめぎ合いの中を生き抜いていくサバイバルぶりが半端なく面白い。返還直前の香港という舞台設定もカオスな状況には打って付け。

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2020/08/19

いやぁ、もう、ホンとに面白すぎてたまりませんわ。 1997年と2018年が交互に語られる、その意味!まさかの意味!! 古葉慶太という男に惚れちゃいましたよ。胡散臭い元役人のくせに(笑)!!! こんなに素人が活躍しちゃっていいんですか?プロの方々、大丈夫ですか? 何度も「ざまぁみろ...

いやぁ、もう、ホンとに面白すぎてたまりませんわ。 1997年と2018年が交互に語られる、その意味!まさかの意味!! 古葉慶太という男に惚れちゃいましたよ。胡散臭い元役人のくせに(笑)!!! こんなに素人が活躍しちゃっていいんですか?プロの方々、大丈夫ですか? 何度も「ざまぁみろっ!」って思っちゃいました。してやったり小説とも言えますね。 23回「まじかっ!」と叫び、16回「うがぁ」と顔をしかめました。誰が味方で誰が敵か。嘘をついているのは誰か。なんてそんな生易しく考えてる暇なんてない。瞬時!とにかく瞬時にいろんな決断判断をしなきゃならない。古葉慶太のキャラクター的に「優しさ」が命取りになりそうなのに、いや、何度も命取りになりかけてたのに最終的にそのばらまいた優しさがどんどんつながって2018年の瑛美の「今」につながる、その感じがとてもいい、とてもとてもいい(語彙力のなさ! 元役人らしい根回し配慮、そして知力、計算力、そこにこの混沌の中で唯一ともいえる「誠実さ」を最後まで棄てなかった古葉だからこそ、成し遂げた偉業(と言っていいですよね) あぁ本当に面白かった。 「2020年手に汗握り小説大賞」決定!もう面白すぎて鼻血出そう。この小説、ヤバ過ぎですってば! 今なら自分も戦えそうな気がする。いろんなものと。いろんな敵と。

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