あなたを閉じ込める「ずるい言葉」 の商品レビュー

森山至貴(著者)

2024/07/31

自分の場合、言葉とともに記憶の底で忘れかけた嫌な思い出がざわざわ蘇って、読むことがとても辛かった。また、自分も誰かに言ってしまったかもしれないという曖昧な記憶も後悔とともに浮かび上がった。
本書は「こう言った言葉であなたはに傷つく必要がない」という歩み寄りのために書かれたものだと思うが、過去の自分はそれなりに処理した言葉なので、大人になった今、自分の処理と異なる論理を展開されてもあまり響かなかった。

2024/07/15

読んでいて、自分自身にも共感出来る部分がありましたし、世の中、ずるい言葉が嫌と言う程蔓延っているんだなと考えさせられましたし、「こういうずるい言葉を言う大人達って居るよな、解る、解る」という気持ちになりましたし、ずるい言葉達に惑わされずに躱していく術を身につける事が出来ました。中学生や高校生のみんなに是非読んでほしい１冊です。

2024/06/30

まず『視点があちこちに散りすぎている』ような気がする。
『発言した人』も『言われて傷ついた人』もどちらも守ろうとして、話が散らかっている。

さらに『わかりやすく』頑張った結果なのかもしれないけど、「同じことを繰り返し過ぎていて意味が分からない」部分がある。その文章、もうちょっと簡潔に出来たのでは？と思ってしまう。

私も人の事言えないくらい『同じことを書いてるよ』というブログだけど。でも、ブログと書籍は違うので、スマートな表現の方が『伝わる』ような気がした。

最後に、これ『ずるい言葉』ではなくて、『ずるい本』のような気がする。ずるい言葉ごとに関連用語があるけど、それは何が関連してた？という用語もある。でも、もしかしてこちらがメインでLGBTについての話をしたいだけなのだろうかと思ってしまった。それならそれで、会話文に入れるぐらいはしたらいいのに……と思う。

この本、『わからなかった』という感想を見かけて、「どんな本」なのか気になって読んでみたけど、『わからない』という感想も正しいなと思う。
LGBTに興味があったり、社会問題に興味がある人じゃないと、出会いそうにない言葉も結構ある。【自分は普通】と思ってる人はこの言葉に出会わないので、「わからない」のはわかる。
逆に言えば、【人と違う】事に傷ついてる人はどこかでこれと似た言葉にたくさん出会っているのかなと思う。

2024/05/09

そうそうこのワードはモヤモヤする代表格だよね。と共感し、その言葉のバックグラウンドを知れて良いなと思うものもあれば

シーンの例がちょっと良くないなと思うものもあった。

自分も言わないように気をつけたいし誤解を招いたり縛るような言葉を発したくない。

言葉ごとに抜け出すための考え方があるのが良かった。言われた側と言う側両方のための本。

2024/03/22

最初は真面目に呼んでいたのですが、だんだん読むことが辛くなりました。面白くない訳では無い。
ただ、辛い。
辛いと言うだけなのは簡単なので、その理由を考えて、またチャレンジしたいです。

2024/03/04

☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆
https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BC0199282X

2024/01/01

会話の場面設定が薄いことがあり、対象とする中高生の共感を呼べるかどうか…
「大人」の立場からは「もっと知りたい関連用語」が参考になる。参考文献がもっと載っていればさらに有用だった。

2023/12/27

アラサーの自分が読むには既に経験して、自分なりの意見を持っているシーンがいくつかあったけど、コミニュケーションとは気遣いだよなと改めて思った

2023/11/08

ずるい言葉。言われたこともあるし、言った事もうんだろうなと思ったり・・・。
自分を正当化して相手の権利を束縛するような言葉は聞きたくないし言いたくないですね。この年になると言う可能性の方が大きくなるので、自戒を込めて・・・。

2023/10/29

息子が10代になったら読んでほしい、また、自分もそのときに読み返したい本。
文中に触れられている意図はなかったにしても、ついつい言ってしまうフレーズが多くて反省した。言葉を尽くしてコミュニケーションをとっていきたいと思う。