だから、もう眠らせてほしい の商品レビュー
安楽死制度を作るべきか作らないべきかではなく、作ったとして使う人をどう減らしていくかという考え方は新鮮で納得出来た。また、海外の安楽死制度をコピーするだけでなく日本独自の安楽死制度を作るとしたらどんなものになるか考えさせられた。
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西さんの意見も偏ってる部分があるんやろうというか、たぶん今はまだみんな偏ってるように見えて、それはたぶん自分の知識の無さと、議論の成熟のしてなさの両方なんかな。 もしこの制度ができたら自分はどう感じるんやろうか。 少なくとも、今持続的な深い鎮静についてはとても魅力的に写ったりもし...
西さんの意見も偏ってる部分があるんやろうというか、たぶん今はまだみんな偏ってるように見えて、それはたぶん自分の知識の無さと、議論の成熟のしてなさの両方なんかな。 もしこの制度ができたら自分はどう感じるんやろうか。 少なくとも、今持続的な深い鎮静についてはとても魅力的に写ったりもしたいる。死に際には苦しみたくはないよね。 なんにしろこの辺の話は、どうやったって全員にフィットは絶対せえへんし、最大多数の、みたいな話にしかならんやろうし、まだまだ議論されていくべき話ではあるな。 そう考えると野崎さんのバビロンの自殺法みたいなんも変な話ではないよなー
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患者に寄り添う及川看護師に敬意。 医療者と相性が合わないと地獄を見るに納得。 個人の意志が独立して尊重されていない日本、切ない。 日常においても対話のために心のドアをノックし、 声に耳を傾ける必要性を感じた。 この話は癌患者さんが望む安楽死、緩和ケアについての実態であるが、認知...
患者に寄り添う及川看護師に敬意。 医療者と相性が合わないと地獄を見るに納得。 個人の意志が独立して尊重されていない日本、切ない。 日常においても対話のために心のドアをノックし、 声に耳を傾ける必要性を感じた。 この話は癌患者さんが望む安楽死、緩和ケアについての実態であるが、認知症になった場合とも重ねあわせて、考えさせられ読了。 肉体的な死、精神的な死、社会的な死の全てにおいて、 「持続的な深い鎮静」を強く望む私がいることに気づいた。 自分のことは自分で決めたい! 社会的処方研究所を覗いてみようかしら・・・。
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もし自分にその時が来たら、何を選ぶのだろう。 医療において、治療方針やどのように死を受け入れる(選ぶ)のか、患者側が選べるようでいて、専門性の高さや倫理観から医療者側の意見の方が強く通ってしまうのは想像できる。 死に方はつまり生き方とも言えるが、なぜ違う話と思われているのか。安楽...
もし自分にその時が来たら、何を選ぶのだろう。 医療において、治療方針やどのように死を受け入れる(選ぶ)のか、患者側が選べるようでいて、専門性の高さや倫理観から医療者側の意見の方が強く通ってしまうのは想像できる。 死に方はつまり生き方とも言えるが、なぜ違う話と思われているのか。安楽死という死に方を導入するなら、社会の中での生き方、生きづらさの解消などの議論も必要になると思う。 社会的処方という言葉は初めて知ったので、詳しく調べたい。
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本件のような状況には、自身も家族もなっていないです、 ただ精神的に苦しく、もう人生諦めたいと思ってた今、 未来をこんな風に考えて生きる人々と回りの人たちを知って 苦しさに息がつまりました。 先のことを考えたら、強くなれるのか。 という、作中の言葉に絶句しました。
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「生への同調圧力」に対する抵抗のため安楽死を肯定する立場と「死への同調圧力」に対する危惧のため安楽死を否定する立場があるとして、その両方を包括できるようなしくみを作ることは果たして可能なのだろうか…と感じました。
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安楽死について… 賛成か反対かの議論をおりて選択肢のひとつとする。 できるだけ、選ばないようにするには? 安楽死と自殺ってなにか違うの? "耐え難い苦痛"って誰が決めるの?? 著者と対談者、事例から考える 安楽死と緩和ケア。 虐待被害からの末期癌。 も...
安楽死について… 賛成か反対かの議論をおりて選択肢のひとつとする。 できるだけ、選ばないようにするには? 安楽死と自殺ってなにか違うの? "耐え難い苦痛"って誰が決めるの?? 著者と対談者、事例から考える 安楽死と緩和ケア。 虐待被害からの末期癌。 もし、自分がこの立場だったら…。
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タイトルが余りにも強烈で手に取ってしまった本。 安楽死制度について、緩和ケアの専門家の視点で語られる。 様々な考え方があるんだな、というのを知ることができて良かった。
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医師が多方面にインタビューする本は珍しい。安楽死という重いテーマだが、いろいろな意見が出てきて投げ出さずに読めた。社会的に議論されていることがコンパクトにわかる点もよかった。 — 2年後に読み直してみた。社会的というか、多様な価値観で決して統一されないなか、生死を考えることは数...
医師が多方面にインタビューする本は珍しい。安楽死という重いテーマだが、いろいろな意見が出てきて投げ出さずに読めた。社会的に議論されていることがコンパクトにわかる点もよかった。 — 2年後に読み直してみた。社会的というか、多様な価値観で決して統一されないなか、生死を考えることは数字では判断できないし、患者や医療者の人生そのものや価値観がかかわる大きなテーマと感じた。
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小説でありながら、筆者が緩和ケア医であることから、実写ではないかというリアル感もあった。 2人の患者と起こる出来事、感情に、真摯に向き合う医師の存在が羨ましくもあり、自分がどう向き合うかも考えさせられた。
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