ワークマンは商品を変えずに売り方を変えただけでなぜ2倍売れたのか の商品レビュー
経営理念、商品開発姿勢など、広くまとまっている。 長続きする企業は、こういう企業なのかも。 まず値段を決めて商品開発する。 世界中のあらゆる商品をベンチマーク。
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大変参考になるマーケティング書でした。 小売かつ服という参入障壁の低い産業において、どんなマーケティングを実施することで収益を伸ばせたのか? この答えが詰まっています。また、作中にある企業として学ぶべきスキルも書かれているので、早速力を入れたいですね。
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戦略というのはこういうものなんだなと。極めてシンプルでわかりやすい、あるものの組み合わせと表現を変えて市場に投入する。 裏ではしっかりとしたデータ管理とファンからの声が支え、売れる価格からものづくりを追求する。 なにより従業員、フランチャイズに厳しくも温かい家族的な経営スタイルが...
戦略というのはこういうものなんだなと。極めてシンプルでわかりやすい、あるものの組み合わせと表現を変えて市場に投入する。 裏ではしっかりとしたデータ管理とファンからの声が支え、売れる価格からものづくりを追求する。 なにより従業員、フランチャイズに厳しくも温かい家族的な経営スタイルがワークマンの勢いを支えているんだなと。
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商品は買えず、時代に合わせて、売り方、見せ方を変えていき成長しつつづけている。また作業服という変えない部分も持ち続けている。私はワークマンに行ったことはないが、足を運んでみたくなった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
元は1959年、群馬県伊勢崎市の「いせや」(衣料品専門店)。ベイシアグループの前身。1980年9月に誕生した「ワークマン」、群馬伊勢崎から全国へ。酒井大輔「ワークマンはなぜ2倍売れたのか」、2020.6発行。ユニクロ、ニトリを目指せ。アパレル界に革命、作業服専門店が一夜でアウトドアショップに。ワークマン女子という言葉まで生まれた。ワークマンでいいがワークマンがいいに。全社員がエクセルの達人(AIではない。自分で考えるため)。
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ワークマンプラスがスタートして、躍進を続けているワークマンの経営を知りたいと思って読んだ。 短いスパンでトライアンドエラーを繰り返し、どんどん変化して行き、良い方向にみんなで向かおうという姿勢が強い。 ヒットの裏側など、広告マーケティング、働き方など細かく参考にすることができる。
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商品開発を担う商品部に、デザインが得意な社員を集め、外部からも数人採用するなどして、開発部隊を大幅に増強した。加えて、作業服に限らず、どんな商品でもつくっていいと宣言した。 「機能が100個あるとしてまずは10個ぐらいでつくってみる。足りなかったらさらに機能を10個追加する。...
商品開発を担う商品部に、デザインが得意な社員を集め、外部からも数人採用するなどして、開発部隊を大幅に増強した。加えて、作業服に限らず、どんな商品でもつくっていいと宣言した。 「機能が100個あるとしてまずは10個ぐらいでつくってみる。足りなかったらさらに機能を10個追加する。10個つくって20個に増やせば、この20個の機能は完全に使う。ところが、最初から100個でつくっちゃうと使わない機能が80個もある。メーカーさんは、会社の業務が分かっていないので、結構でたらめにつくる。追加開発にはお金がかかるが、100個つくって80個使わないよりは、10個つくって10個足したほうが安いと割り切っている。完璧なものはつくらなくていい。情報システムは、実際にデータを入れて使えるかどうかをテストする方が大変。とりあえずトライアンドエラーで10年、20年かけてちゃんとしたものをつくる。その代わり、最終的には完璧なものをつくって業界ナンバーワンを目指す」 色の組み合わせ一つをとってもデザインのセンスは問われる。しかし、ワークマンには、学生時代にデザインを学んだ社員はほとんどいなかった。「僕なんて特にそうで、デザインは一切わからなかった」(柏田氏)海外の展示会でトレンドをつかみ、売れ筋の商品を数多く見るなど場数を踏むことで、売れるアイデアを蓄積していった。
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本屋に立ち寄った際にふと手にとり、5分読み引き込まれたため購入。 ワークマンという企業がいかに優良企業でありながら、自分自身でそれに気が付いておらず、物語の主人公となる三井物産出身の専務のマーケティングにより社会トレンドにまで昇華されたかが非常にわかりやすく書かれていた。 改革前...
本屋に立ち寄った際にふと手にとり、5分読み引き込まれたため購入。 ワークマンという企業がいかに優良企業でありながら、自分自身でそれに気が付いておらず、物語の主人公となる三井物産出身の専務のマーケティングにより社会トレンドにまで昇華されたかが非常にわかりやすく書かれていた。 改革前の【超属人的】な運営をしながらも右肩上がり成長を続けていた事自体、比類ない優良企業の証明であり凄いと感心したが、そこにデータを中心とした【仕組み】を導入し、一気に飛躍的な成長に導いた経営手法に唸った。
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・完全自動発注システム・・・ボタンを押すだけで売れ筋の商品が届く。あとは品出しするだけ ・データで判断するという価値観を社内で共有 ・インフルエンサー向け商品発表会 ・ワークマンアンサダープロジェクト ・インフルエンサーを組織化し、アンバサダーマーケティングに注力 ・ショッピング...
・完全自動発注システム・・・ボタンを押すだけで売れ筋の商品が届く。あとは品出しするだけ ・データで判断するという価値観を社内で共有 ・インフルエンサー向け商品発表会 ・ワークマンアンサダープロジェクト ・インフルエンサーを組織化し、アンバサダーマーケティングに注力 ・ショッピングモールや駅ビルに店を出し、知名度を高めてから路面店で販促する→商品は特別新たに開発しない→店のコンセプト、ストーリーをちゃんとつくる→ネットで拡散してくれるアンバサダーを味方につけ、あとは広報展開でうまくやる ・アンバサダーマーケティング・・・ワークマンの商品を愛用するブロガーやユーチューバー、インスタグラマーを巻き込んで商品を開発し、情報発信を強化する ・アマゾンに負けない仕組み→クリック&コレクト(店舗受け取り)
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売り方を変えたといっても、システムも商品戦略も変えている。独自のやり方ながら、やるべきことをきちんとやってきたという、飛躍のための足場がきちんと出来上がっていたのが前提で、そこへ、大企業出身の方の考え方やオペレーションを導入したらこうなったのではないかと思います。そして根性でやっ...
売り方を変えたといっても、システムも商品戦略も変えている。独自のやり方ながら、やるべきことをきちんとやってきたという、飛躍のための足場がきちんと出来上がっていたのが前提で、そこへ、大企業出身の方の考え方やオペレーションを導入したらこうなったのではないかと思います。そして根性でやってきた会社がホワイト企業を目指し、実際にそうなった、というのは、そんなに簡単な話ではないはず。 とりあえずここまでの話は、ワークマン成功物語ですね。仕事着という特殊ジャンルから一般的なアパレルへ領域を広げると、どうなるんでしょう。競争はしないと言っていますが…。打倒アマゾンということなので、そこは支持したいと思います。
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