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アノニム の商品レビュー

3.4

115件のお客様レビュー

  1. 5つ

    10

  2. 4つ

    40

  3. 3つ

    46

  4. 2つ

    10

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2021/07/29

プロフェッショナルな大人達がアートを救い、そのアートに一人の男の子が勇気づけられ奮起する物語。 原田マハさんの作品をこれまでいくつか読んでみて、この「アノニム」は文体の雰囲気が少しポップな作品だった。 作品の中に流れているテンポ感が、終盤になるに連れ上がっていき、ページを捲る手...

プロフェッショナルな大人達がアートを救い、そのアートに一人の男の子が勇気づけられ奮起する物語。 原田マハさんの作品をこれまでいくつか読んでみて、この「アノニム」は文体の雰囲気が少しポップな作品だった。 作品の中に流れているテンポ感が、終盤になるに連れ上がっていき、ページを捲る手が止まらなかった。 これまで私が読んできた原田さんの作品のスローな雰囲気が好きだけど、これはこれで面白かったし、何より絵画に興味をもった。

Posted byブクログ

2021/07/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ノンストップ映画を観ているようだった。 カタカナの名前と登場人物の多さで混乱しつつ、このスピード感でページを捲る手は止まらないので、全体を正しく理解しているかどうかは、自分でも疑問。 でも、現代アートを垣間見ることが出来たことやオークションの面白さを味わうことはでき、英才の運命があらゆる方向から変えていったことも物語として面白かった。

Posted byブクログ

2021/07/04

香港の学生デモと絵画のオークションという一見繋りのない2つの出来事が絡みあって動いていく。 アート窃盗団の目的とは?アートの力を信じられるのか? 時系列になっているので続きが気になってどんどん読み進めてしまう。

Posted byブクログ

2021/06/30

学生デモと時を同じく香港で開催されるオークションに出品される『ナンバー・ゼロ』を巡るアートエンターテイメント。現在の香港情勢と近未来的な世界観を映像化で再度見てみたい。

Posted byブクログ

2021/06/16

ジャクソン・ポロックと、特殊部隊と、高校生のお話。 相変わらず、絵画と物語を結びつけるのが上手。 秘密裏に動くアノニムの仲間たちもよかったし、ポロックの絵もその背景もよかったし、主人公の男の子は微笑ましかった。 エンターテインメントになってて、楽しく読めた。 映画みたい。

Posted byブクログ

2021/06/14

美術品窃盗団であるアノニム。香港でのオークション会場を舞台に、華麗などろぼう達の活躍というわくわくするような舞台設定です。メンバーそれぞれの頭文字から名付けられた窃盗団が、その計画から実行までを華麗に行う様を堪能できます。とはいえ、今回(?)の仕事はどちらかといえば地味で、犯行も...

美術品窃盗団であるアノニム。香港でのオークション会場を舞台に、華麗などろぼう達の活躍というわくわくするような舞台設定です。メンバーそれぞれの頭文字から名付けられた窃盗団が、その計画から実行までを華麗に行う様を堪能できます。とはいえ、今回(?)の仕事はどちらかといえば地味で、犯行もオーソドックスなものかと感じます。本書のメインとなるのは、近年にあった香港でのデモの最中という時代設定、そしてそこに隣り合うように居ながらも、それよりも自己のやりたいことが重要な主人公ともいえる若者。彼は現代アートの新たな境地に魅せられ、一人孤独に描き上げます。クライマックスは、香港デモの会場にて、彼がスポットライトを浴びること。窃盗団と若者の共同作業というメインストーリーの裏で、著者のメッセージが編み込まれている作品でした。

Posted byブクログ

2021/06/11

孫さんレベルかそれ以上の桁違いの大金持ちと桁違いの天才がいっぱい出てくる小説、ルパン3世とかキャッツアイの香りが。 ワクワク読めました。

Posted byブクログ

2021/06/09

美術品の義賊アノニムがジャクソンポロックの未発表作品ナンバーゼロを狙うお話。 オーシャンズ11みたいな個性溢れるカッコいい窃盗団が登場するので、ワクワク感がある。 ただ、あまりにアノニムが強すぎて周りの敵が霞んでいる気がする。ドキドキハラハラという感じではない。 サクッと読める作...

美術品の義賊アノニムがジャクソンポロックの未発表作品ナンバーゼロを狙うお話。 オーシャンズ11みたいな個性溢れるカッコいい窃盗団が登場するので、ワクワク感がある。 ただ、あまりにアノニムが強すぎて周りの敵が霞んでいる気がする。ドキドキハラハラという感じではない。 サクッと読める作品で良いと思う。

Posted byブクログ

2021/06/02

普段と少しテイストの違うマハさん。 初めはカタカナ名前の多さに読むのが大変。 でもアートへの熱い気持ちが登場人物にのせてびしばし伝わってきた。 「アートで世界は変えられる」

Posted byブクログ

2021/05/26

全体的深みはないが、テンポがよくアニメ的な爽快感がある作品。 作者のアート業界に対する豊富な知識に裏打ちされた、リアルな設定が作品をチープなものにせず、リアリティを感じさせてる。

Posted byブクログ