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アノニム の商品レビュー

3.5

112件のお客様レビュー

  1. 5つ

    10

  2. 4つ

    40

  3. 3つ

    43

  4. 2つ

    10

  5. 1つ

    1

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2024/09/06

香港の学生運動、アートのオークション、裏社会で取引される絵画作品を盗んで修復して本来の持ち主に返す義侠的集団という魅力溢れる要素を合わせた面白い作品です。 ハリウッドのスパイ映画のようなアノニムがとても魅力的でしたが、ゼウスにまつわるエピソードの結末をもう少し読みたかったかな。

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2024/09/01

現代アート、香港の学生運動ともに知識が乏しく、すぐにイメージするのが難しい部分もあったが、興味を持つきっかけとなった。 オークションのシーンは高揚感と緊張感があり、人々を魅了している理由が少し理解できた気がする。 作中の主人公のようにアートに心を動かされ、新しい事を考え実行してい...

現代アート、香港の学生運動ともに知識が乏しく、すぐにイメージするのが難しい部分もあったが、興味を持つきっかけとなった。 オークションのシーンは高揚感と緊張感があり、人々を魅了している理由が少し理解できた気がする。 作中の主人公のようにアートに心を動かされ、新しい事を考え実行している人が今も世のどこかにいる事を感じる事ができ、将来が楽しみだと感じた。

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2024/08/16

★★★★☆オークションが始まるまで、緊張感いっぱいの内容でどんどん読み進みました。始めは、金持ち集団の雰囲気とその感じに抵抗感がありましたが、読み進めるうちにキャラクターの設定が面白く抵抗感も自然と無くなっていきました。アートを巡る様々な出来事は、実際にもあるんだろうなと思いまし...

★★★★☆オークションが始まるまで、緊張感いっぱいの内容でどんどん読み進みました。始めは、金持ち集団の雰囲気とその感じに抵抗感がありましたが、読み進めるうちにキャラクターの設定が面白く抵抗感も自然と無くなっていきました。アートを巡る様々な出来事は、実際にもあるんだろうなと思いました。

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2024/08/01

2019年香港で起きた民主化運動を著者視点で解釈し、その解決方法を提示したものなんだろうと勝手に理解。 そういえばバスキアがオークションで超高額落札されたのも同じ頃だっただろうか。 時事的、かつマハ的な作品といえる。

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2024/06/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

すらすら読めた。これシリーズものにならんのかな?という感想。アノニムのメンバーがどういう経緯で仲間入りしたのかとか、贋作を掴まされた敵方?はどうなったのかとか、色々と気になる点が多い。ただ、アートの力が人を動かしたりする原動力になることは伝わった。 (読書メーターからの転記)

Posted byブクログ

2024/05/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

世界を変えられるかもしれないと行動することが大事。 アート鑑賞をたくさんしていて、積読していたこちらを! 謎のアートスペシャリスト集団、<アノニム>かっこいい! まず、相手を褒めることから始まる関係性、素敵。 作品中は本名とは別の、通称が使われているから、覚えるの大変だけど、登場人物紹介が載っているのでなんとかなる。 叙述トリックとか、読者を混乱させたいときに本名と通称を出すのはありだな!と思ったけど、読む人はちゃんと理解して読むから、ミスリードにはならないかな? スペシャリスト集団<アノニム>の計画を実行するオークションのシーンはドキドキワクワク。 もっと活躍しているところを見たい!続編できそう。 <アノニム>のリーダー、ジェットが張英才に伝え続けた、「アートで世界を変えることは出来ないかもしれないけど、アートで世界を変えようと行動することが大切」というメッセージが素敵。 ダメだと想像して諦めてしまうのと、行動してダメだと諦めるのでは全く違う。 歳をとると「それはダメだ」と想像して、無難なことしかしなくなる。 チャレンジしていきたいものです。

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2024/05/02

ラノベ寄り。楽園のカンヴァスや暗幕のゲルニカの流れで読んだけど、かなり毛色が違うので同じものを求めて読む場合は注意してください。

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2024/04/27

原田マハさんの【NO.9】がとても好きで、同じ中国が舞台になっている作品とワクワクしながら読んだ。 登場人物が多いのと、カタカナの名前が中々頭に入らず、少し読みづらかった。 しかし、マハさんの作品は本当にジャンル多彩だなぁと改めて感じさせられた。

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2024/04/25

原田マハさんのアート小説の中では、エンタメ性が際立った一冊 じわっと心が高ぶる作品が多い中、こちらはアニメや映画化に向いてる賑やかな感じ アートへの知識と情熱は変わらず深いので、新たな路線で面白かった

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2024/03/16

原田マハさんのひと味違うアート小説 香港が舞台で、ジャクソン・ポロックの幻の傑作がサザビーズのオークションに出される‥ アーティストを目指す高校生と謎のアートに関わる組織のお話です。 アートも詳しくないし、ましてオークションなんて未知の世界だから、読んでいてわくわくおもしろかっ...

原田マハさんのひと味違うアート小説 香港が舞台で、ジャクソン・ポロックの幻の傑作がサザビーズのオークションに出される‥ アーティストを目指す高校生と謎のアートに関わる組織のお話です。 アートも詳しくないし、ましてオークションなんて未知の世界だから、読んでいてわくわくおもしろかったです。 「傑作が生まれたそのときがどんな時代だったのかを知ることは、アーティストや作品を理解するのに大いに役立つ。ちょっとした思いつきや偶然で生まれる作品の中にも優れたものはもちろんあるけれど、ほんとうの傑作には、アーティストが肌身で感じていた時代の空気が綿密に盛り込まれている。アーティストが何を感じ。どんなふうに考えて作品を創り出したのか、まずはアーティストの創作した時代に思いを馳せてら作品に向かい合えば、よりいっそうそれが輝いて見えることだろう。」 原田さんのおかげで、絵そのものだけでなく、作者のこと、描かれた時代のことを理解しようとするようになって、私の世界が少し楽しく広がりました

Posted byブクログ