一人称単数 の商品レビュー
1.石のまくらに バイト先が同じ彼女が辞める日に一夜を過ごし短歌が送られてくる。 2. クリーム 知人の女性に演奏会のチケットをもらい会場に行くが誰もいない 3. チャーリー・パーカー・プレイズ・ボサノヴァ 自主編曲の空想のアルバムがなぜかアメリカニューヨークで発見 4. ...
1.石のまくらに バイト先が同じ彼女が辞める日に一夜を過ごし短歌が送られてくる。 2. クリーム 知人の女性に演奏会のチケットをもらい会場に行くが誰もいない 3. チャーリー・パーカー・プレイズ・ボサノヴァ 自主編曲の空想のアルバムがなぜかアメリカニューヨークで発見 4. ウィズ・ザ・ビートルズ 5. 「ヤクルト・スワローズ詩集」 6.謝肉祭(Carnival) 記憶に残るぐらい醜い女性と出会い謝肉祭好きで意気投合。 7.品川猿の告白 名前の一部をもらうことで欲望を晴らす猿の話 8.一人称単数 バーで一人で飲んでいると女性から暴言が。外に出るとそこは別世界。 の計8つで構成される短編集。個人的には6と7がお勧め。
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村上春樹の文章は昔から僕の書く文章の手本になっている(だからと言って僕が上手い文章を書けるようになったわけではないが)。彼の文章を読むと、それまでごちゃごちゃしていた頭の中が急にすっきりしたような感じになる。ネットでダウンロードしたモザイク映像が急に高画質に変わったときのように。...
村上春樹の文章は昔から僕の書く文章の手本になっている(だからと言って僕が上手い文章を書けるようになったわけではないが)。彼の文章を読むと、それまでごちゃごちゃしていた頭の中が急にすっきりしたような感じになる。ネットでダウンロードしたモザイク映像が急に高画質に変わったときのように。文章のリズム感が何とも言えず、心地よい。僕たちは、彼の文章が奏でるリズムにただ身をゆだねるだけだ。まるでチョウチンクラゲが穏やかな春の海のゆったりとした流れの中に、ただ身を任せているときみたいにね。
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淡々とした語り口に、自虐的ユーモア。そして尻切れトンボな結末。いつもの彼の短編のスタイルといえば言えなくもないが、インパクトは少しばかり弱い。
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短編小説かエッセイか。その間をゆらゆらしている感じが村上さんだなあ。どういうことなのか「ちょっともう一回」と読了直後にページを遡ってみたり。おもしろいのかおもしろくないのかなんだかわからないけどおもしろい。内容というよりもつかみどころがないのにえぐられて余韻を残していく村上さん独...
短編小説かエッセイか。その間をゆらゆらしている感じが村上さんだなあ。どういうことなのか「ちょっともう一回」と読了直後にページを遡ってみたり。おもしろいのかおもしろくないのかなんだかわからないけどおもしろい。内容というよりもつかみどころがないのにえぐられて余韻を残していく村上さん独特の文体にいつも気づいたら心地よくさせられている。村上マジックですかね。
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有名な方なので期待値高くし過ぎてしまったかもしれません。 面白いのかもしれないけど、個人的には合わないかもと思ってしまった。
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村上春樹さん作品初読。短編なので、読み進めやすかった。 話毎に世界観に惹き込まれた。 個人的に話の理解に苦しむ場面があった。
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図書館で借りた本。今日中に、返さないといけないので、一生懸命読んだ。 ウィズ・ザ・ビートルズ With the Beatles と 品川猿の告白 が、印象的だった。 PM5:05 今から返しに行きます。
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小説風エッセイというのかエッセイ風小説というのか。 村上春樹の文体や言葉はわりと好きだが、あまりストーリーに入り込めずなかなか読み進められず。 私が音楽の話などになるといまいちピンと来ずのめり込めないせいか。 気分によってはぐいぐい引き込まれることも。 「品川猿」の話が印象的だっ...
小説風エッセイというのかエッセイ風小説というのか。 村上春樹の文体や言葉はわりと好きだが、あまりストーリーに入り込めずなかなか読み進められず。 私が音楽の話などになるといまいちピンと来ずのめり込めないせいか。 気分によってはぐいぐい引き込まれることも。 「品川猿」の話が印象的だった。 最後の不気味な終わり方がなんとも言えない。
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個人的には、何が良いのかわからない(ファンのかたごめんなさい)作家さんなのですが、内田樹先生が、指摘していたら現実と彼方を行き来するものがたり構造で有ることが、よくわかります。 品川猿は、作家さんらしい話です。
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小説とエッセイの間のような不思議な物語。 村上さんの実体験として読んだ方がググっと面白味が増すと思います。 村上さんの超ベストセラー長編小説は、今一つ面白さを理解できずいつも歯がゆい思いを味わうのだけれど この短編集は大丈夫。 特にヤクルトスワローズの話など、神宮球場がいかに素晴...
小説とエッセイの間のような不思議な物語。 村上さんの実体験として読んだ方がググっと面白味が増すと思います。 村上さんの超ベストセラー長編小説は、今一つ面白さを理解できずいつも歯がゆい思いを味わうのだけれど この短編集は大丈夫。 特にヤクルトスワローズの話など、神宮球場がいかに素晴らしいかについてじっくり語り合いたい!と切望したほどでした。 今までになく村上さんを身近に感じることができる一冊です。
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