一人称単数 の商品レビュー
小説なの?限りなくエッセーに近い? ビートルズの話、それと品川猿の話はまあまあですが、あとはキザで少し臭すぎるかな。
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久しぶりの村上春樹。 頭の中?のまま話が終わる感じ、久しぶり。 フィクションなのか、ノンフィクションなのか、エッセイなのか。 村上春樹の趣味(野球、音楽のジャンル)が反映されている部分が多々あって、そのあたりは結構斜め読み。 変わらない独創的なもの。
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そう沢山は読んでない村上春樹さん。でも、読むたびに、この人はただ者ではないな…といつも警戒に近い感心をします。宇宙人的な凄さのような…(笑) ⭐️言葉が世の中には、人生には溢れているが、そのほとんどが塵となって消えてしまい一部だけが残っていく。儚さと生き残る強靭さとを言葉は合わ...
そう沢山は読んでない村上春樹さん。でも、読むたびに、この人はただ者ではないな…といつも警戒に近い感心をします。宇宙人的な凄さのような…(笑) ⭐️言葉が世の中には、人生には溢れているが、そのほとんどが塵となって消えてしまい一部だけが残っていく。儚さと生き残る強靭さとを言葉は合わせ持っている。 といった内容が書かれてありました。言葉に対するセンスがずば抜けているのでしょうね。 風景の描写なども主人公の主観的な視点から描かれ、あらゆる場面に臨場感があり、1文字でも読みこぼすのがもったいないと感じます。 たとえば、ハッとさせられた次の文章なんかも…
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途中で飽きてしまった。 続きを読みたいとは思えず。。 村上春樹好きやったのになあ。 短編がいかんのか、ファンタジーぽいのが合わないのであろう。
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久しぶりの村上春樹氏。短編集。 (春樹氏本人のエッセイ的な章もあった) 「石のまくらに」「クリーム」「チャーリー・パーカー・プレイズ・ボサノヴァ」「ウィズ・ザ・ビートルズ With the Beatles」「『ヤクルト・スワローズ詩集』」「謝肉祭(Carnaval)」「品川猿の...
久しぶりの村上春樹氏。短編集。 (春樹氏本人のエッセイ的な章もあった) 「石のまくらに」「クリーム」「チャーリー・パーカー・プレイズ・ボサノヴァ」「ウィズ・ザ・ビートルズ With the Beatles」「『ヤクルト・スワローズ詩集』」「謝肉祭(Carnaval)」「品川猿の告白」「一人称単数」の8編からなる。 春樹氏らしい、やはりどれも少し不思議な世界観で紡がれる。 私は、ビートルズと謝肉祭と品川猿が好きかな。 ビートルズ〜は、昔、初恋のガールフレンドの家に行ったら、なりゆきで風変わりな彼女のお兄さんと数時間2人で過ごすことになるんだけど、その会話がまた良い。 謝肉祭は、シューマンの音楽が物語のキーになっていて、全体的に洒落た作り。音楽好きの春樹氏らしい作品。後半は急展開を迎えて、心地よいモヤモヤ感が最後まで残る。 品川猿はこの中では最もユーモアあふれる物語。旅館で喋れる猿と出会う。最後まで面白い。こんなアイデアよく浮かんだなぁと感心。 春樹氏、やっぱり久々に読むと面白い。春樹氏ワールドにまた浸かりたくなった。今度は長編読みたいな。
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品川猿と謝肉祭が面白かった。一年前に立ち読みで部分的に読んでいたが通して読むと不思議な一体感を感じる。ストーリーとしては単調だがキャラクターの存在感や言動は読んでいて親しみと哀愁を感じる。 文章力は全盛期に比べれば落ちてしまったと感じるが村上春樹ワールドは健在である。
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表題作は村上春樹風のホラーなのかな。村上春樹作の短歌らしきもの、詩らしきものが読める。村上春樹は本質的に散文作家だね。 村上春樹の音楽の聴き方ってちょっとうざったい。 村上春樹がビートルズのファンではないと知った時はちょっとびっくりした。『ノルウェイの森』を読んだ人は、絶対この作...
表題作は村上春樹風のホラーなのかな。村上春樹作の短歌らしきもの、詩らしきものが読める。村上春樹は本質的に散文作家だね。 村上春樹の音楽の聴き方ってちょっとうざったい。 村上春樹がビートルズのファンではないと知った時はちょっとびっくりした。『ノルウェイの森』を読んだ人は、絶対この作家はビートルズ好きと思ったろう。勿論作中人物と作者が同じ趣味とは限らない訳だが。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2021年6月25日 2h 装丁に惹かれてずっと気になっていた。表紙のシンプルなハッチングと空色とピスタチオグリーンのカラーリング。金の箔押し。栞の紐も表紙とおそろいのきれいな青。 カバーを外すと土色一色のハードカバー。淡いクリーム色の少女が消えていて、代わりに木陰がうっすらデザインされている細やかさ。 父が買ったのか、いつの間にか実家の本棚に並んでいたのを手に取りました。 星2っていうのは中身と比較して辛すぎる評価かもしれないけど、やっぱり村上春樹、好きじゃないなぁ。性的な観方が得意でなくて、ノルウェーの森以降避けていたのですが、この短編集にも生理的嫌悪が滲んでしまう。 加えて、短編集特有の構成のワクワク感が薄い。 身内ネタを聞かされているような薄ら寒さを感じる。「クリーム」なんていうのは小説とは呼べない。日記や随筆というジャンル違いのものに感じる。 「「ヤクルト・スクワローズ」」も自己完結型の、人前に晒すような内容ではない作品。野球好きおじさんの独り言といった感じ…。ここから、この短編集は村上春樹自身が主人公なのだと知り、少しげんなりする。 ほかのレビューにも散見される通り、「チャーリー・パーカー・プレイズ・ボサノヴァ」と「品川猿」は面白くて好きです。村上春樹自身が主人公なのだと理解してからのこの2篇は、ノンフィクションとフィクションの境目がぼやけていて、読後感も心地良い。不思議な気持ち。 「ウィズ・ザ・ビートルズ」も個人的には好き。 ここまで書いて星2ってやっぱり低いかなと思うんだけど、やはり生理的に我慢できない描写がひょっこり出てきたりしてこの評価にせざるを得ません。 でもきっと今後また話題性にあやかってほかの村上春樹作品を読んでしまうと思う。
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「チャーリー・パーカー・プレイズ・ボサノヴァ」「品川猿の告白」が特に好き 今まで村上春樹なんて難しいよな、と考えて読まず嫌いしていたけれどエッセイ風というか、少しラフな印象を受けてするする読めた 意外と可愛い文章を書く人なんだなぁ
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一人称単数…自分であり、自分でない存在となり、出来事に向き合うのはとても大変。特にメンタルがキツい。 今の私の精神状態では、荷が重すぎたかも。コロナ禍が明けたら、また読んでみたい。
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