老人と海 の商品レビュー
名作と言われるが、余り良さが理解できなかった。 この本を読むには少し若すぎたのかもしれない。 歳をとってからまた読もうとおもった。
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読んだ後に、すぐに再読したいなと思ったのが感想。 ざっと読んでしまったけれども、もっと噛み締めて読んでみるとまた違った味を感じられるのかもしれないなと思った。 せっかく大物を手に入れたのに、それがサメに食われていくところは、熱を持って読んでいた。 本当に人生のようだった。 大物を取ったからこそ、何かに食われたり、それを横取りされようとされてしまう。 食い尽くされてしまっても、老人は村に帰って、というところは、本当に人生だなと感じた。 ライオンの夢ってどういうことなんだろうと思うので、再考したい。
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表紙が美しくて期待しすぎたようだ。 私が読むにはまだまだ未熟者だったみたいだ。 死ぬ前にもう一度読みたい。
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まるで老人と一緒に小舟で海に出た臨場感を味わえ、自然の畏怖と優しさが丁寧に描かれ、屈強な老人と心優しい少年、自然と村の人間の対比が素晴らしいです。若い頃は18フィートの巨大カジキと老人のラストが悲しく感じましたが大人になってからはまた違うラストになっていました。
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老人がカジキマグロを捕るために格闘する様子を実に生き生きと描いている。人間は自然界の一部だが負けはしない、ヘミングウェイの釣り好きな様子、ハリケーン、トビウオ、サメ、シイラ、イワシとの闘いは実に楽しい。臨場感が伝わってくる小説だ。
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ノーベル文学賞を受賞した著者ヘミングウェイの代表作。漁師である老人と海について描かれた、短いながらメッセージ性の強い作品。
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メキシコ湾流で漁をするサンチアゴという名の老漁師は、すでに八十四日間、一匹もとれない不運の日が続いていたが、翌日、自分を慕うマノーリン少年に見送られ、一人小船に乗って漁に出た。 そして、見たこともない巨大カジキがかかり、数日間の死闘の末に釣り上げるが、戻る際には疲れ切った身体で再びサメと闘い、自然の厳しさを痛感する。 巨大カジキとサンチアゴ老人の闘い、そして海の描写はリアリティがあり、ぐいぐい物語に引き込まれた。サメたちとの闘いでは、初めの一匹で銛を失い、次にオールにナイフをくくりつけるがそれも折れ、最後に棍棒と折れた舵棒で撃退したのは少々出来過ぎな感じはしたが、決して折れない老人の強さを感じた。 最後は謎、きっと意味があるのだろうが、今の自分には何を表現したいのか理解出来なかった。
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何日間も格闘し満を辞してせっかく釣り上げた大物を何の努力もしない者たちにかっさられていく。 人間の無力さを感じた。これは現代でも起こりうること。 しかしこの老人はお金や名声欲しさにこの戦いに臨んだのではなくて自分の限界と漁師としてのプライドをかけていたんだな。 老いてきたことに抵...
何日間も格闘し満を辞してせっかく釣り上げた大物を何の努力もしない者たちにかっさられていく。 人間の無力さを感じた。これは現代でも起こりうること。 しかしこの老人はお金や名声欲しさにこの戦いに臨んだのではなくて自分の限界と漁師としてのプライドをかけていたんだな。 老いてきたことに抵抗したけどやはり敵わなかった。でもそれは負けたのではない。
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この本は打ちのめされている時に効く。 失敗して、裏切られて、泣きつける人もいなくて、孤独で、どうしようもなくて、でもやるしかなくて、重い腰をあげてもう1度やってみる。それでも失敗して。もう無理だ、立ち上がれそうもない、希望が見えない。でもやるしかない。けどやる気はもう残ってない....
この本は打ちのめされている時に効く。 失敗して、裏切られて、泣きつける人もいなくて、孤独で、どうしようもなくて、でもやるしかなくて、重い腰をあげてもう1度やってみる。それでも失敗して。もう無理だ、立ち上がれそうもない、希望が見えない。でもやるしかない。けどやる気はもう残ってない...でも...。そんなことを繰り返し、海岸に打ち上げられたクラゲみたいな気分になった状態の心に効く。 サンチャゴは孤独にカジキと戦う。死闘の上に手に入れた獲物は抵抗虚しくサメにかじられ続ける。無駄な抵抗だとはわかってはいる。しかし漁師は全力で戦い続ける。後に残ったものはカジキの尾と骨、そして頭。売れる部分は残っていない。加えてサンチャゴの体は怪我と疲労でボロボロ。彼を馬鹿だと笑う人もいるかもしれない。無駄な体力を使って、結局ゴミしか取れなかったのか。と。しかし私は彼を笑えない。彼はその気高い誇りを守り通した。その様は私とは比べ物にならないほど綺麗だと思った。サンチャゴの収穫はゴミじゃない。漁師の気高さだ。それは、マノーリンやその他諸々の漁師の心に一生涯、栄養を与え続けるだろう。
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物語の大部分を使ってカジキマグロと老人の格闘が描かれている。終盤にてようやくかじきまぐろを釣り上げるにもかかわらず、そこから物語の最後にかけては釣れたカジキマグロがサメによってどんどん食べられ次第に小さくなっていく様子は、虚しさを感じさせられる。 ここで感じる「虚しさ」が本作品のミソであり、人生におけるプロセスの貴重性を示していると受け取った。 また、巻末の訳者福田恆存による解説は読み応え抜群で圧巻だった。 訳:福田恆存 Ver
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