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老人と海 の商品レビュー

3.8

305件のお客様レビュー

  1. 5つ

    62

  2. 4つ

    116

  3. 3つ

    87

  4. 2つ

    14

  5. 1つ

    1

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2021/07/16

最新訳である。福田の訳と全く違う。ジェンダーの視点を入れた訳ということであったが、比較して読んでいないのでそれは不明である。  翻訳ノートがあるのが珍しい。原文で読もうとする人にも役立つ。解説と翻訳ノートと年譜を入れると55ページあり、本文は128ページであるので、1/3近くが解...

最新訳である。福田の訳と全く違う。ジェンダーの視点を入れた訳ということであったが、比較して読んでいないのでそれは不明である。  翻訳ノートがあるのが珍しい。原文で読もうとする人にも役立つ。解説と翻訳ノートと年譜を入れると55ページあり、本文は128ページであるので、1/3近くが解説等を考えると、ヘミングウェイについての研究に一石を投じる本となるであろう。

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2021/07/10

老人が数日カジキと格闘する姿、朝昼夜の海の情景、酒場の情景、などが脳裏に広がり、映像を見ながら読んでいるように思われた。 ヘミングウェイがノーベル文学賞を受賞したなんて知らなかった。

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2021/06/19

読み終わった時に自分も小説を書きたくなった一冊。 自分もじいさんになったらサンチアゴのような不屈のじいさんでいたいと思った。

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2021/06/16

自分が老人になったようなリアルな臨場感と緊張感。 弱っていく老人に残酷かつ美しい海。 読み終わった後に溜息を吐かずにはいられないそんな名作。

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2021/06/13

『老人と海』"The Old Man and the Sea" 1954年、この作品でノーベル文学賞受賞。 ヘミングウェイの他有名作品:『武器よさらば』"A Farewell to Arms"、『誰がために鐘は鳴る』"For Wh...

『老人と海』"The Old Man and the Sea" 1954年、この作品でノーベル文学賞受賞。 ヘミングウェイの他有名作品:『武器よさらば』"A Farewell to Arms"、『誰がために鐘は鳴る』"For Whom the Bell Tolls" -- キューバが舞台。 老人サンチャゴと弟子のマノーリン。 84日間の不漁。巨大なカジキとの遭遇。2日間の死闘の末、勝利するもサメに襲われ骨だけに。 ライオンの夢。誇りは失わない。 色々と運命に翻弄されつつも努力が報われない。 誰しもが遭遇する老いをテーマに。

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2021/06/02

漁師の老人と少年がいて、ある日老人が一人で漁に出る。 この物語は、ただそれだけだ。 途中でそうなのだと気付いて、一体何を見せられてるんだろうという気持ちになった。 だけれども、先へ先へと読ませる、惹き込ませる一流の文章だった。 私は英語分からんけど、この本を訳するのは大変そう...

漁師の老人と少年がいて、ある日老人が一人で漁に出る。 この物語は、ただそれだけだ。 途中でそうなのだと気付いて、一体何を見せられてるんだろうという気持ちになった。 だけれども、先へ先へと読ませる、惹き込ませる一流の文章だった。 私は英語分からんけど、この本を訳するのは大変そうだな(苦笑) たまにはこういう、心が洗われる本もいいな

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2021/05/15

漁師である老人と自然との対話 海や魚、自然に対する老人の愛、敬意 闘い、これから命を奪おうとする者、自分の命を脅かす者にさえ 人間のシンプルな生き様 単身漁に出て、カジキやサメと格闘し、命からがら陸へと戻って来る ただそれだけの話 極めてシンプルで淡々と進んでいくストーリー そこ...

漁師である老人と自然との対話 海や魚、自然に対する老人の愛、敬意 闘い、これから命を奪おうとする者、自分の命を脅かす者にさえ 人間のシンプルな生き様 単身漁に出て、カジキやサメと格闘し、命からがら陸へと戻って来る ただそれだけの話 極めてシンプルで淡々と進んでいくストーリー そこに深みを感じるかそうでないかは…自分は後者

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2021/04/02

とても辛辣で面白かった。 古典的なイメージがあったけれど、今読んでも十分に面白い。 世の中そんなに上手く行かないという皮肉。 希望はあるといいながら、本当の希望を持っていなかったが為に受けた試練のように感じる。 敵がいつしか戦友となり、満身創痍に陥っていく様がなんともいえずシニカ...

とても辛辣で面白かった。 古典的なイメージがあったけれど、今読んでも十分に面白い。 世の中そんなに上手く行かないという皮肉。 希望はあるといいながら、本当の希望を持っていなかったが為に受けた試練のように感じる。 敵がいつしか戦友となり、満身創痍に陥っていく様がなんともいえずシニカル。 少年がいてよかった。老人は孤独ではない。 もっと素直になっていたら、運は向いていたかもしれない。

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2021/04/01

複雑な心情描写はなく、淡々とした行動とその行動原理と海の優しさと厳しさだけが描かれる。 人生に意味なんてなくて、ただ生きるのみであるということ。 自分で自分を救うことはできないけど、少しだけ誰かを救うことだけはできるかもしれない。 悩んだ末に突飛な発想や行動に出る人物の物語が...

複雑な心情描写はなく、淡々とした行動とその行動原理と海の優しさと厳しさだけが描かれる。 人生に意味なんてなくて、ただ生きるのみであるということ。 自分で自分を救うことはできないけど、少しだけ誰かを救うことだけはできるかもしれない。 悩んだ末に突飛な発想や行動に出る人物の物語が好きなので私にはハマらなかった。 良くも悪くもリアリズムを感じた。 著者の肖像、思ったよりゴリゴリだなあ、、 訳は福田恒存さんのものを読みました。

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2021/04/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

釣り好きの旦那さんから進められて読んでみた。 古典文学はあまり読んでなかったので新鮮。 タイトルは勿論知っていたけど、どんな内容かは今まで知らなかった。 もっと難しいストーリーなのかと思っていたけど、 以外にシンプル。表題通り海と戦う老人の物語。 自然との対峙と不屈の精神も面白かったけど、戦いの中で仲間のありがたみを実感するシーンや言葉が印象的だった。 因みに私が読んだのは新潮文庫の訳:福田恆存さんのもの。検索に出てこなかったのでこちらで登録。

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