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老人と海 の商品レビュー

3.8

316件のお客様レビュー

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2023/02/25

読んでるだけで生臭さが伝わってくるような描写 ヘミングウェイの生き様を知ると照らし合わせてしまう ヨーロッパの独特の 男性名詞、女性名詞の表現が伏線になっていた 女性名詞として海をとらえる老人は、海を決して敵対視せず、ありのままに受け入れて、自分の中で理解し咀嚼していた 数年...

読んでるだけで生臭さが伝わってくるような描写 ヘミングウェイの生き様を知ると照らし合わせてしまう ヨーロッパの独特の 男性名詞、女性名詞の表現が伏線になっていた 女性名詞として海をとらえる老人は、海を決して敵対視せず、ありのままに受け入れて、自分の中で理解し咀嚼していた 数年後また読みたい本

Posted byブクログ

2023/02/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

年老いた老人と大自然たる海。 時にはユーモラスに、時には知恵者のごとく、時には弱音を漏らし、人間臭い老人の事がだんだん好きになる。 読者の私も老人と共に戦っており、襲いかかる苦難に戸惑いながらも諦めない老人の姿勢に励まされる。 「あの子がいれば…」何度となく繰り返す老人のつぶやきに最初は苦笑していたものの、途中から実感に変わり、最後は少年との再会に心から安堵した。 無事で良かった。 老人にはゆっくり休んで欲しい、そして目覚めたら 少年と共に再び海に出て欲しいと願う。

Posted byブクログ

2023/02/06

ダッシュで読みすぎたからかもしれないが、あまり船上での魚との戦いが想像できず、楽しめなかった。 しかし、老人が長い間海と共に生きてきて、信頼感や人間よりも自然界の方に親しみを持っている感じがした。

Posted byブクログ

2023/02/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

3日におよぶカジキマグロとの死闘と、その末に次々と襲ってくる自然の力強い生命。苦労して手に入れた獲物はほとんど原点に回帰したが、それでも家路についた老人にはたくさんの収穫物と安らぎがあったのだと読み取った。

Posted byブクログ

2023/02/03
  • ネタバレ

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p31 老人はいつも海を女性ととらえていた。大きな恵みを与えてくれたり、出し惜しみしたりする存在ととらえていた。 p61 「どんな具合だ、手よ?」 ピューリッツァー賞、ノーベル文学賞をとった本作。憐情を老いや海や漁、若い少年やライオンの夢、大魚とそれを食うサメの群れを通して語る。解説は読んでいて目から鱗で、あらゆる宗教や神話に親和性を見る読者がいたこと、それをあっさり否定するヘミングウェイの言葉。そして、フォークナーの書評の一文(めちゃくちゃ良い)と、一部それをやんわり否定する解説者。 海で語る独り言。それはときに自分に手に足に鳥に魚に、それから息絶えた魚に、サメに、様々な対象に語りかけること。それらはすべて自分と向き合う行為のように思えて、それこそ憐みを感じた。

Posted byブクログ

2023/01/31

面白くないってことは無いけどやっぱり芸術方面に振ってる本は自分では理解できないけど面白くないって訳じゃなくて、解説とかを読んだ後に見るのが1番のハッとして楽しい。

Posted byブクログ

2023/01/26

表紙に惹かれて購入した。絵画のように綺麗で想像力を掻き立てられたから。老人の諦めない姿勢、自然の恐ろしさ、漁の細かい描写など素晴らしかった。個人的には「解説」の方が興味深く、ヘミングウェイの人生を知った上で読むとまた違った見え方がするなあと。“いちばん筆が進むのは恋をしているとき...

表紙に惹かれて購入した。絵画のように綺麗で想像力を掻き立てられたから。老人の諦めない姿勢、自然の恐ろしさ、漁の細かい描写など素晴らしかった。個人的には「解説」の方が興味深く、ヘミングウェイの人生を知った上で読むとまた違った見え方がするなあと。“いちばん筆が進むのは恋をしているときだな”と豪語していたのが面白い。

Posted byブクログ

2023/01/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ラストの観光客の、カジキの背骨をサメのものと思い込み放った「知らなかったわ、サメにはあんなに立派な美しい尻尾があったなんて」の一言。 観光客にとってはその海の景色は非日常であり、表面的な部分だけしか見えていない。 命とプライドをかけて自然と格闘した漁師の存在は、自然を相手に生きていない外部の人間には、本当には理解できないものだと言われているように感じた。(観光客への皮肉を感じるのは気のせいかしら)

Posted byブクログ

2023/01/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

自然讃歌みたいな雰囲気で魚への愛情さえ感じている様子が印象的だった 魚への感情が戦いの中で変化していくところに尊厳を感じた 魚を仕留めたあとサメに襲われるところは私にとってもかなり残念に感じ、つらかった 少年との信頼関係が描かれていることで、老人の人間性に良い印象を抱いた

Posted byブクログ

2023/01/05

折れない心。懸命に生きてる人間ってかっこいい。 老いてもなお、折れない心を身につけたい。 「だが、人間ってやつ、負けるようにはできちゃいない。叩きつぶされることはあっても、負けやせん」

Posted byブクログ